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きまぐれ 鉄道日和

お越しいただきありがとうございます。ゆるい鉄道ファン,チョイ鉄向けブログです。ゆるさを追求しておりますwまったりとお楽しみください

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山手線新駅は「高輪ゲートウェイ」に決定。いいのかこれで('A`)

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仕事部屋兼リビングのターンテーブルをTEACのTN-400BTに買い換えた。
これまで使っていたION Audio Max LPはしょぼいながらもスピーカーがついており、木製のキャビネットが高級感を醸していた。最近は若い人の間でアナログレコードがブームだとかで、これ一台でレコードが聴けるという手軽さからヒット、ブームの牽引役という意味では名機といえるのではないだろうか。
ただ、いかんせん性能がおもちゃレベルだった。確かに安かったし値段相応ってことか('A`) もちろん聴けるが、それを鑑賞と呼ぶのに力不足は否めなかった。そういえば、昔は「レコード鑑賞」なんていうのも立派な趣味だった。趣味として市民権を得ていたのは、レコードにしてもターンテーブルにしても、万事が高かったからじゃなかろうか。今まさに聴いているのは父の遺品であるシューベルトの『未完成』だったりするのだが、この10インチ盤(昔は25センチ盤って言ってたね)が1000円って書いてある。1960年代初頭の物価からしたらかなり高い買い物だったことだろう。
で、TN-400BTだが、スピーカーはついていない。別途必要なわけだが、今さらごついスピーカーを導入する根性はない。40代にして終活を意識してますからね。それで、いささか高いがこの機種を選んだ。これなら、先日も紹介したBOSEのBluetoothスピーカーで音を出せるのだ。なりは小さくiMacの画面下に収まってしまうほどだが、さすがにBOSE、ブインブインくる。仕事をしながら、または来客やドライブなんかのときに好きなところへ動かせる手軽さは魅力だ。アナログレコードの音がそういうノリで楽しめる。デジタルスピーカーから、アナログの暖かい音がパチパチノイズとともに流れてくるのはなんか不思議な感じだが、どこか豊かな気分にもなる。
しかし、ブームとはいえあくまでも物好きな人たちだけの世界であり、ターンテーブルの技術も往時には及ばないらしい。そういえばTN-400BTも操作は全て手動だ。昔はスタートボタンを押すと自動で回転し始め、盤の大きさを検知してそこに針が落ち、演奏が終わればアームが戻って回転が止まったもんだけどなぁ。まあきょうびのアナログファンは、むしろこの辺のめんどくささを楽しむんだろうけど。あと、ドーナツ盤用のアダプターがプラスチックなのが残念。これなんかは別売りの金属製に買い換えると高級感が増すと思う。
ともあれ、コンパクトにアナログレコードが楽しめるようになった。中古レコード屋でキワモノ盤なんかを探してみるのも面白いだろうな。

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山手線の品川〜田町間に新設される駅の名前が「高輪ゲートウェイ」になるとJRから発表された。かなり濃厚に予想はしていたが、実に残念な結果になってしまった。

この新駅は湘南新宿ライン、上野東京ラインで都心部をスルー運転できるようにしたことで田町車両センターを廃止、その跡地に設置される。周辺は「グローバルゲートウェイ品川」と銘打って再開発が行われ、JRは新駅名公募の際にもこれをアピって駅名にしたい空気を露骨に醸していた。これはやばいと思い、「泉岳寺港南」と応募した件は6月30日の記事でも書いた。

実際の応募結果は、1位:高輪 2位:芝浦 3位:芝浜 という具合で、一般の人は分かりやすくシンプルな駅名を望んでいたことが分かる。だが、それらを没り、130位の「高輪ゲートウェイ」を選んだのである。危惧した通り「ゲートウェイ」を入れてきた。バブル期を思わせるセンスのなさには痛々しさすら感じる。
JR曰く、「新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました」だそうだ。だが、場所を表す駅名にイメージをねじ込むとか、一体何を勘違いしたのだろう。話題性を高めることだけが目的の出来レースだったという印象が非常に強い。ネーミングのセンスとともに、この後味の悪さも大変残念だ。JRにはくれぐれも「公募の結果」などと言わないでもらいたいものだ。一般利用客はこんな駅名を望まなかった。

テレビの報道では肯定的な意見も見られるらしいが、ネット上だとほとんど見当たらないと言っていい状態だ。テレビの方は、カッコがつくように操作していたのだろう。うーん、変な力が働いてるみたいだな…。

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例えばこんな感じ。まあ俺も1票入れたけどw あるいはこっちの方が総投票数が多くてリアルかも。
この不評っぷりに「E電」を思い出す人も多いのではないだろうか。あれも公募の結果を無視し、自称識者が突っ走った結果、完全にそっぽを向かれたJRの黒歴史である。ただ、今回の場合は駅名、しかも山手線の駅名なので、多くの人が使うことを強要される点で一層タチが悪い。影響力が違うのだ。

とはいえ、もう決まってしまった。これだけ「ゲートウェイ」にこだわったJRだ。当座は頑として変えないだろう。なので、この駅名を無視すればいいんじゃないかというのがネット民の意見だ。ていうか、世間では長い駅名を嫌って普通に「高輪駅」と呼ばれるようになるんじゃなかろうか。JRにしても再開発をアピりたいわけで、それがひと段落つけば用済みだろう。そのうち、しれっと「高輪駅」と改名されるんじゃないかと期待してみる。(イノテツ)
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南海フェリー夜行便 〜今も健在「鉄道連絡船」

うえぇ、二日酔いだよぉ、気持ち悪いよぉと胃腸薬を買いに出た夕方。夕方まで残ってるってどんだけ呑んだくれたんだよって話ではあるのだが、薬屋を出ると、近くに新しいラーメン屋ができているのを見つけた。

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「ラーメン豚山」大塚店である。聞いたことのない名前だが、店の構えといい商品写真といい、明らかに二郎インスパイア系だ。おお、ついに大塚にもこれ系の店が来たかと、この体調で最も食ってはいけないものではあったが迷わず入店。私のラーメン写真に必ず写り込んでいる酒がないのは上記の理由もあるが、開店後日が浅いためか、そもそも提供の準備ができていないらしかった(12/4追記 缶ビールの提供が始まってますね)。
写真は、基本である小ラーメン(780円)に「ヤサイニンニク」をトッピングしたもの。トッピングの注文の仕方も二郎同様である。「初めての方はヤサイマシマシはご遠慮ください」との注意書きあり。確かに普通の野菜増しでこの状況、ラーメン食ってるんだか野菜食ってるんだか分かんない盛りとなる。アブラやカラメを頼まない限り味付けなしの温野菜なので、なるべくスープに浸るように丼の下方へ押し込み、麺を上へ引き出して食うのがコツだ。
味はというと、醤油ダレが甘めであり、少し印象が違うがこれはこれで美味い。一方の麺は平打ちなのが特徴。もっちりと噛み応えがあり、もともと平打ち麺が好きな私はこれも結構気に入った。分厚いチャーシューも柔らかく煮込まれており、こんな体調だったが結局ぺろりと完食。
なお、カウンターに置かれている韓国唐辛子は日本の一味よりも甘みがあって使い勝手が良く、私も一時期自宅に常備していたことがある。ある程度食べ進めてから振りかけると、また違った印象の味になる。
知らない店名だったが、調べてみると「平成30年7月創業」と謳っており、大塚店は3号店に当たるそうだ。4ヶ月で3店舗だからペースが早い。店の人の感じがいいのも嬉しいね。ラーメン豚山、もしかしたら今後伸びていくかもよ。

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夜の高松駅9番乗り場にサンライズ瀬戸・東京行きが停車中だ。姿はどうあれ、夜行列車の存在は視界に心沸き立つ旅情をもたらす。この写真も、ただシャッターボタンを押しただけだがなんか雰囲気があるよね。テクニックというか小細工として圧縮効果とクロスフィルターを使い、頭端駅である高松駅の特徴を活かすため、頭端側にカメラを向けている。

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でも、私が実際に乗ったのはこっち、徳島行き普通列車だった。私の旅はもうしばらく続くのだ。写真は徳島駅。現在は地平駅だが高架化される計画がある。レトロ感を残すホームや跨線橋とも、もうしばらくでお別れとなるだろう。

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駅に隣接して車両基地があるのだが、これも移転になるらしい。前回来たときよりもキハ40系の存在感が薄くなった。全廃の知らせを聞くのもそんなに先のことではなさそうな感じだ。

深夜、慣れない徳島の街を港に向けて歩いた。徳島港から出る和歌山港行き南海フェリーには基本的にバス連絡がある。だが、私が乗ろうとしている夜行便のみはそれがない。タクシー利用が基本になるが、出帆は2時55分。3時間あるので節約と運動を兼ねて歩くことにしたのだ。スマホのマップアプリを使えば、初めて来た街の夜道、ましてよく分からん住宅地の路地もうまく利用して最短距離を行くことができるのだった。住宅地を抜けると潮の香りが漂い始め、暗がりながらも港の雰囲気を感じることができた。駅からここまで徒歩1時間20分。

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停泊中のフェリーつるぎ。今夜の宿である。乗船までの1時間半ほどを待合室で過ごす。明らかに横になることを拒絶したつくりのベンチに横になり、器用に仮眠を取っているトラック野郎らしきオサーンたち。さすがに旅慣れている。ていうか、旅が仕事だからなこの人たちは。片隅に古びたゲーム機が数台置かれているが当然誰も目もくれない。この時間帯、これに興じて音を立てたら普通にボコられるだろう。若い客はイヤホンをしてスマホのゲームに興じるので問題は起きない。昭和と平成が交錯する空間だ。

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2時過ぎに切符の販売窓口が開いた。徳島港〜和歌山港の運賃は2000円だが、写真の「なんば好きっぷ」というのを勧められるままに購入。これは和歌山港から南海電鉄の難波駅までの切符も付いてやっぱり2000円。これは同じ南海グループだから企画できる切符だわな。鉄道連絡船らしさがこんなところにも見て取れる。
今回、私は徳島港まで歩いてきたわけだが、かつてのこの航路は少し違っており、徳島側は小松島港に発着していた。小松島港には小松島線が接続しており、この頃は両岸で鉄道連絡を行っていたのだ。小松島線の廃止が惜しまれる。

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所要時間は2時間程度と長い航路ではないため、夜行とはいえ2等船室も昔ながらの雑魚寝式になっている。混んでもおらず空いてもおらず、なんというか、乗客側にすれば最も快適な状態だ。
2時間という所要時間は微妙で、ぐっすり寝るには短いしぼぉっと起きてるには長い。とはいえ横になれるのは大変ありがたい。直角のボックスシートに身を縮め、それすら叶わないと通路に新聞紙を敷いたりデッキですし詰めになりながらひたすら朝を待った普通夜行列車の時代は懐かしくもあるが、ちょっともう追体験はごめんかなと思ってしまう。

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和歌山港に着くと通路で南海和歌山港線の和歌山港駅に直結している。写真右の白い建物が駅舎ではなくフェリーターミナルであることからしても、至近ぶりがよく分かる。もっとも、ホームは1面2線のみ、列車ダイヤも1時間に1本あるかどうかという寂しいものだ。かつての青函航路と比べれば至って小規模だし、「津軽海峡・冬景色」的な情感は期待できない。ただ、実感したのは「結構使えるんじゃねえかこれ」というもの。なんだかんだで便利だ。
空が白みだす頃、連絡列車がやってきた。2連の通勤型(7100系)だ。そしてまあなんというか、絶景というほどでもない海沿いの車窓を数分眺めると、すぐに終点の和歌山市駅に着いた。ともかく、ここに鉄道連絡船は健在だった。



まとめ動画の方では違うカットも織り込みながら、もう少し旅情濃いめにまとめました。併せてご覧くださいね。(イノテツ)

| バスや船…鉄道以外の乗り物 | 23:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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山梨ヌーボーまつりと身延線駅巡り(甲斐住吉駅・南甲府駅)

安倍首相とプーチン露大統領との信頼関係が醸成し、いよいよ日露平和条約実現へと動きそうだ。それそのものは喜ばしいことだが、そこへの最大の足かせになっているのは、いうまでもなく北方領土問題である。
昭和20(1945)年8月、日本が連合国に対し降伏した後、ソ連は北方領土に侵入しこれを占拠した。ソ連は不法行為を犯したのであり、その後継国家であるロシアは日本に返還すべきだが、それはいまだになされない。結局この世は道理より暴力が優ってしまうのだ。
昭和31(1956)年、日ソの平和条約交渉は決裂、日ソ共同宣言によって国交を回復した。いうまでもなく北方領土問題が解決しなかったからである。日本は交渉中、一度は歯舞群島・色丹島の2島返還で妥結する案を呑む方向に傾いていた。ところが態度を転換、国後・択捉両島の返還も求めることにしたのだ。国後・択捉を要求し続けなければ沖縄を返還しないという米国からの横槍(ダレス恫喝)の存在も見逃せない。時代は冷戦下、日ソに楔を打つのが目的だったのだろう。
こうして日本人の間には「4島一括返還」という空気が醸成されたわけだが、ハードルを上げたことにより、4島どころか1島も戻らないまま現在に至っている。敗戦国の悲哀そのものだが、すでに冷戦が終わり新たに中国や北朝鮮の脅威が増す今、日米露が火種を抱えたままではこれらを利するばかりだ。
とはいえ国際政治は猜疑心の塊だ。日米安保条約によれば、返還後の北方領土に米軍基地を置くことも可能なわけで、ロシアはそこに神経をとがらせている。国後・択捉を軍事化しているのはその表れであり、当面この2島の返還は困難だろう。日本の安保の要である日米安保条約が、ここでは障害になってしまっているわけだ。
一方、歯舞・色丹は北海道の付属島であって、そうした懸念は小さい。面積でいえば北方領土全体の7%に過ぎないが、付随する海ははるかに広大だ。海洋国家である日本はそこに着目すべきだともいえる。忸怩たる思いながら、歯舞・色丹先行返還、国後・択捉についてはむにゃむにゃという感じで交渉の糸口を残すのが現時点での落としどころではなかろうかと考えている。

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今年もボジョレー・ヌーヴォーが解禁され早速1本空けたところだが、それに先立つ3日、甲府で山梨ヌーボーまつりが催されたので取引先関係の方々と参加した。山梨県内にあるワイナリーがこぞって参加する試飲会である。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ♪

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会場の小瀬スポーツ公園は甲府駅から離れているためシャトルバスが出ていたが、私は鉄ヲタなので鉄道利用にこだわった。身延線に乗り換え、甲斐住吉駅で下車すれば徒歩30分程度である。運賃も東京からだと甲府までと同じなので微妙にお得 |∀・)
写真のように何の変哲もない棒駅なのだが、特色は待合室にある。

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柱を接写してみる。「SHEFFIELDTOUGHENEDSTEEL.W.1887」などの文字が読み取れると思う。これは英国CAMMELL社製の古レールであり、刻印通り、明治20(1887)年に製造されたもの。これは身延線の前身、富士身延鉄道の開業よりも古く、どんな来歴でここにきたのか興味深いところだ。

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さて、会場に歩き着き、他の参加者とぼちぼち合流、ワインの試飲を楽しんだ。1500円のチケット制であり、10枚の試飲チケットと専用ワイングラスを持って各ブースを物色する。用意されたワインは70種以上。まあ私はワインには詳しくないので、名前と見た目で選ぶ。競馬の初心者かよ。
好天に恵まれ、11月とは思えない日差しに気温がぐんぐん上がる。地元の新酒を次々試すが、アルコールが体から揮発するのか、あんまり酔わない。思わず露店でビールも買っちった |∀・)

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この日は山梨県民の日でもあり、その関連イベントも兼ねていた。延々続く露店の列に圧倒されつつ、富士宮焼きそばや、丹波山村の干し舞茸なんかを買い求めた。
余談だが、奥多摩から奥秩父方面への登山のためにバスに乗ると丹波というところが終点になる。ここが丹波山村である。公共交通機関はこのバスのみなので、山梨県内からは行けない山梨県の村である。また、近世以来合併も改名もしていないそうで、隣の小菅村とともに貴重な存在だ。

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イベントは盛況のうちに終了、メンバーはシャトルバス、宿泊先へと散り、一方の私は再び身延線へ向けて歩いた。今度は南甲府駅だ。それにしてもスマホの地図アプリは便利だ。現在地と向かっている方向を表示してくれるので、初めて来る場所でも気楽に歩き回れるようになった。おかげで旅先で歩くことが格段に増えた。
40分ほど歩き、身延線の線路に行き着くと踏切の警報機が鳴った。特急ふじかわである。秋の日は釣瓶落とし。だいぶ日が傾いてきており、側面ギラリで撮影できた。

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南甲府駅に着いた。なにこの豪華な駅舎と驚く重厚な構えである。旧富士身延鉄道の本社を兼ねていた名残なんだそうで、現在も広い構内を持ち、身延線の拠点であり続けている。なお、駅舎は北西を向いているので、夕方でないと順光にならないと思う。

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拠点とはいうがホームは1面2線のみ。かつ引き込み線は剥がされ貨物輸送もなくなるなどここにも地方鉄道の衰退が忍び寄っている。だが甲府〜鰍沢口間は比較的列車本数も多く、こうして列車交換の様子を眺めているとまだまだ活気があった。近年の乗降客数も概ね横ばいで踏みとどまっているようだ。この光景が続いていってほしいと願いながら甲府行きに乗り込んだ。(イノテツ)

| 沿線散歩 | 14:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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予讃線・土讃線で行く金比羅参り

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先日ちらりと触れたポール・マッカートニーのニューアルバム『Egypt Station』。ディスクユニオンで買ったら右の缶バッジがついてきたぜ♪
ジャケットは変形紙ジャケットっていうのかな。この絵はポール自身の作品で横に長く、蛇腹になったジャケット全体を飾っている。
で、中身なんですけど、きましたわこれ。久々の全米1位はダテじゃない。名盤と呼ぶにふさわしい出来だと思う。
「Opening Station」で音楽旅行の列車に乗り込むといきなり「I Don’t Know」の哀愁にしびれ、「Fuh You」で高揚し、「Dominoes」に60年代の英国ロックが最も芳醇だった時代を見たりする。あとボーナストラックもおまけみたいな代物じゃなく、「Get Started」の凄まじいシャウトに驚愕する。大丈夫かじいさん。
76歳。確かにその声には年齢が忍び寄る。だがそれをも新しいサウンドの材料に昇華してしまっている。ときに「イチバーン! イチバーン!」とかやっちまった感のにじむフレーズが出たりもするが、基本的に捨て曲なし。2018年のポールがこんなにキラキラ輝くようなアルバムを生み出し得たことを祝福したい。
今後も長く聴き継がれていくだろうなという気がする。なので、今焦って手に取ることもあるまい。聴きたい人を聴きたい時に迎え入れてくれる。名盤とはそういうものだ。
折しもポールは来日中であり、精力的にライブをこなしている。ライブが好きなんですねこの人。セットリストを見ると『Egypt Station』からは2曲しか披露しておらず、あとは往年の曲でまとめているようだ。レパートリー膨大だから大変よね。そんな中、ジョージ・ハリスンの曲である「Something」を加えている辺りがなんとも憎い。公演に行ける人は楽しんできてくださいね。

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松山で乗車した普通列車は伊予西条で快速サンポートに化けた。穏やかな車窓の景色に街並みが目立ってくると多度津に到着。ここで土讃線に乗り換える。土讃線は大歩危・小歩危といった名所や高知市周辺のイメージが強いが、琴平までのわずかな区間は国鉄末期に電化されており、高松からの列車が直通する。寝台特急サンライズ瀬戸も時期によって足を伸ばしてくる。
今回私が乗ったのはこれ、7200系である。分割民営化直前、国鉄は特に経営が厳しくなりそうな三島会社向けに多くの新車を製造し、置き土産にした。電化されたばかりのこの区間には121系が投入されたがそれから30年、さすがにだいぶヘタってきたので台車やモーターを総とっかえしてこの7200系に生まれ変わったわけだ。まあ車体は活かしているので一見してあんまり変化はない。都電でいうと7000形が7700形に改造されたのと似た考え方かな。

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20年以上毎年四国を訪れながら叶っていなかったのが金比羅参りである。お伊勢参りと並ぶ江戸庶民の憧れとされた金比羅参り。昔の人は全て徒歩だったのだから大変だが、現在は鉄道がある。私は今回土讃線を利用したが、高松琴平電鉄(ことでん)を利用するのも一興だろう。双方の琴平駅は近隣にあり、いずれも渋い駅舎を構えているので、その辺は最後のまとめ動画で見てね |∀・)
一時期はそのほかに琴平参宮電鉄と琴平急行電鉄というのもあり、それの琴平駅もあったらしい。4社の駅が並び立つ様子は壮観だったことだろう。

市街から門前町に入っていくと、石畳が次第に石段に変わっていく。初めは傾斜も緩く、なんだ、これならちょれえなとタカをくくっていたらそんなに甘いわけもなく、徐々に増していく勾配にすぐ息が上がってきた。

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だが、この参道には駕籠屋があり、途中の大門まで運んでくれる。アミューズメントではなく、純粋な交通機関として残っている日本で唯一の駕籠屋だそうだ。だったら衣装もそれっぽくしたらよりサマになるだろうにちょっと惜しいな。
あと、当然といえば当然だがものすごく注目されるw このお客さんは周囲に手を振りながら楽しそうだったが、目立つのが好みでない人は頑張って歩いた方が無難かもしれない |∀・)

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まあ境内の話とか絵とかは動画の方をご覧いただくとして、こうして御本宮まで上がってきて感じたのは、感覚はむしろ登山に近いということ。徐々にひらけてくる展望は登山のそれそのものだ。生い茂る樹木に何かしら感じるのも霊験なのかもしれない。神社への参拝はやっぱりいいものだ。
なおこの写真だが、中央右の赤い屋根がJR琴平駅。黄色い電車(JR西日本の115系)が多度津方面へ出発していく。また、鳥居のすぐ左に見えるのがことでんの琴電琴平駅。両者の線路がオーバークロスする様子も見ることができ、鉄道俯瞰写真のポイントとしてもかなり面白い場所だ。一般には、左の方に見える瀬戸内海と瀬戸大橋、また正面に聳える讃岐富士(飯野山)が眺望のメインになるだろう。
実はさらに石段が奥宮まで続いている。本当はそこまで行きたかったのだが時間の都合上断念した。またの機会にぜひお参りしたい。

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駅に戻る道を行きと変えてみたら、琴平駅構内を見られる踏切に出た。ちょうど上り特急南風が停車中だ。

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大正時代からの建物である駅舎だけでなく、ホームもレトロな雰囲気を醸している。昔懐かしい洗面台が残っているのも嬉しいところ。だがすでに蛇口はなく、いわばオブジェのような存在になっているのが惜しまれた。
地ビールを買って列車に乗り込み、次の目的地である徳島を目指す。(イノテツ)



こちらがまとめ動画です。絵的にはこっちの方がおもろいかも。

| 鉄道と神社仏閣 | 23:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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予讃線ロングラン普通列車で四国鉄道文化館に立ち寄ってみる

いわゆる徴用工問題で、常軌を逸する判決が出てしまった。
原告の設定によると先の対戦中、日本政府に無理矢理連行され、奴隷労働を強いられたということになっている。もちろん真っ赤な嘘だが、韓国最高裁ではこの主張を認め、新日鐵住金に賠償を命じる判決を下した。最高裁判決だから確定だ。間違えた判決でももう戻れないのに、雰囲気に流され、後先を考えないこの国柄は実に深刻だ。
そもそも原告の4人は徴用工ですらなく、募集に応じて勤務した労働者だ。また、徴用工といっても基本的にきっちり給料を受け取っている。危険な仕事にあたれば高給を得られた。そしてもちろん日本人も台湾人も朝鮮人同様に従事していた。証拠はいくらでもある。
敗戦の混乱の中、未払い給与が発生したことはあったろう。とはいえ日韓は1965年、日本が韓国に5億ドル支払うことで、互いへの請求権を放棄すると「完全かつ最終的に」決めた。国際条約は国内法に優越するわけだが、今回の判決はこれをも覆そうというものである。
日本が支払った金には個人補償分が含まれているのに韓国政府はそれをネコババした。ついでにいうと北朝鮮の分も含まれていたのだがそれもネコババした。ネコババした金で成し遂げたのが「漢江の奇跡」である。韓国政府は日韓請求権協定を国民や北朝鮮に隠したまま反日洗脳を続けた。その結果衆愚政治に陥り司法を破壊、とうとうこうした異常極まる判決に至ったのだ。
だが韓国政府は日本側の怒りに触れ、「関与しない」とか逃げの一手だ。そもそもこういう判決にするため判事を差し替えるよう糸を引いたのは文在寅大統領その人なのにだ。三権分立どころか国家そのものが機能不全に陥っている。
大切なのはこれが日韓関係にとどまらないということ。こうした韓国の無法を許せば世界の秩序が揺らぐ。「世界に自ら恥を晒している」。そう危機感を募らせる韓国人がわずかながら存在するのがせめてもの救いだ。
いずれにしろ、韓国と関わる企業には常にこうしたリスクがあることを認識しなければならない。おかしな言いがかりにより身ぐるみ剥がされる前に、早急に手を引くのが上策だろう。

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松山を出た高松行き普通列車4524Mは、海沿いの線路を順調に進んだ。空と海が青く輝き、その間に小島がポコポコと浮かんでいる。瀬戸内海を中心とした予讃線独特の車窓だ。

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高松まで直通する普通列車はこれのみ。厳密には伊予西条行きなのだが、接続列車の快速サンポート144Mも同じ車両を使うので乗り通すことができ、事実上同じ列車だ。伊予西条で34分停車するので途中下車してみた。荷物は車内に置いたままなので時間通りに戻らないとえらいことになる。
駅前には実に立派な山車が鎮座していた。早朝、道後の祭りを見たばかりだったが、西条もそうなのか。これから動くんだろうが、残念ながらそれを見ている時間はないのだった。

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で、30分あればさっくり見られんべと思って入ったのがここ、四国鉄道文化館である。駅に隣接しており、ミニ鉄道博物館といった風情だ。

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「祝・来館者50万人達成!」のくす玉が割れた状態でぶら下がっている。

名物は、なぜか展示されている新幹線0系車両である。これは、東海道新幹線開業時の国鉄総裁・十河信二氏が地元の出身であることにちなんでいる。
四国新幹線建設の希求、または予讃線を新幹線規格に改修してはみたいな説が浮かんでは消える。予讃線ではフリーゲージトレインの試運転が行われ、新大阪方面からの直通も現実味を帯びたかに見えたが、開発は遅々として進まない。
300円の入場券を買うと、向かいの十河信二記念館と予讃線の線路を挟んで増設された南館も観覧できることは知らなかった。30分なんかではとても見切れない('A`)

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駅前に戻ると山車は出発するどころか2台に増えていた。緻密な彫刻が見事だ。しかも2台の彫刻はそれぞれ違う。これが街を行く様子はさぞ壮観だろう。

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7000系のみで松山を出発した列車には7200系が増結されている。いずれもステンレスの味気ない車体だが、こうして望遠を使って圧縮したりぼかしたりすると、なんか意味ありげな絵になることに気付いたw 今回の旅ではこれが気に入ってそこらでこの手の写真を撮った。(イノテツ)

| 鉄ヲタ紀行 | 20:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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