きまぐれ 鉄道日和

お越しいただきありがとうございます。ゆるい鉄道ファン,チョイ鉄向けブログです。ゆるさを追求しておりますwまったりとお楽しみください

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嘉例川駅〜駅舎と風景、そして猫

明けましてあめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
…なんていうことは松が取れないうちに言っておかないと若干間抜けかなと思い、焦って更新した次第です。間に合ってよかったよかった。

で、新年早々ぼやきから始めてしまうのですが、LINEで声を送り合う機能、ボイスメッセージっていうのがあるらしいけど、うざいねあれは(-_-;)
昨年末、貧乏人の私が久々に新幹線に乗り、酒飲んでいい気分になっていると、隣の席に座ったアジア系の外人がおもむろにこれを始めたのです。彼は通話の時はデッキに行っていたので、「LINEなら通話じゃないからいいだろ」って発想だったんだと思います。でもさ、やってることは実質通話と変わらんよね? その上、着信する度に例のポコペン♪っていう音がしやがるので一層うざいわけです。
これ、つい先日も山手線で見かけました。やっぱりアジア系の外人。つまり、「車内デ通話シテハイケナイ」と機械的に記憶しているだけで、なぜそうなのかを理解できないために、マナーとして身につかないのでしょう。
マナーっていうのはひとえにその人の良識に依存するもので、それが期待できなければルールによって束縛されることになります。日本の社会は高度にマナーが行き届いているおかげで自由を享受できています。インバウンドも結構だけど、それによってマナーがルール化されるようなことは勘弁してもらいたいものです。

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肥薩線の吉松駅である。この駅から吉都線が分岐するが、前回に引き続いて肥薩線を下っていくことにする。
前回、肥薩線が鹿児島本線の旧線であることを書いたのだが、分岐する吉都線も日豊本線の旧線であり、かつては大変賑わったことだろう。現在も国鉄型の気動車が集い旅情を掻き立ててくれるが、地方の寂れた駅の例によって、駅舎に接した1番線のレールが剥がされて久しい。使われなくなったホームがすっかり古ぼけて寂しい限りだ。

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鹿児島本線の旧線ということで開業が早く、しかも当時の雰囲気を現在にまで色濃く伝えているのが魅力の肥薩線。鉄ヲタの人気はもっぱら大畑駅ということになろうが、一般にはこちら嘉例川駅のメディア露出の方がはるかに高く、人気もある。

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その魅力は、いうまでもなくこの駅舎にある。明治36(1903)年の開業当初からの建物で有形登録文化財。渋い。渋くて氏にそうである (^q^) それに加えて立派な門松がしつらえてあり実にタイムリー。だが、今回も一連のお蔵出しネタであり、撮影は平成27(2015)年の年末であることを白状しておかねばなるまい |∀・)

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そしてこちらは駅猫の「たぬき猫にゃん太郎」。たぬきみたいな柄と青い瞳がトレードマークのシャム猫系雑種である。ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅の2匹の駅猫は駅に勝手に居着いて人気を得たのだが、にゃん太郎も似た経緯だ。もっとも、この頃はまだ駅に居着いて間もなく名前も決まっておらず、駅猫という立場すら定まってはいなかった。それが徐々に人気を博し、半年後には嘉例川観光大使に任命されるに至るのだ。これは、そんな彼の「サクセスストーリー」以前の姿であり、ある意味貴重だ。
ていうかね、異常な人懐こさからしてもともと飼い猫だったはずで本来の飼い主がいると思うんだが、もうここまで盛り上がってしまったら今さら名乗り出ることもできんだろうなとかも感じてしまう。まあ何より大事なのはにゃん太郎が幸せに過ごすことであり、撮影するにしても、フラッシュ焚いたりむやみにいじくりまわしてストレス与えたりはしないでねと、猫好きの一人としてお願いしておきたい。あと、車で乗り付けないで鉄道利用してください。これも切実なお願い。

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特急「はやとの風」がやってきた。嘉例川で5分ほど停車する。乗客はこの間、列車や駅舎、そしてにゃん太郎の撮影をすることができる。騒々しくなるので駅から退避 |∀・) 特急っていうのは特別急行の略なわけだが、この列車の場合は観光客をターゲットに運行されており、「特に急いではいません」の略ってことになるだろう。つまり、乗客は「特に急がない料金」を払ってるわけだが、こういう金を払える人こそがエグゼクティブでしょ。そういう者に私もなりたい。いやマジで。
だがこの列車、今春の改正で週末のみ運転の臨時列車に格下げされるといわれている。観光客の動向は気まぐれであり、本来なら地元民の安定した利用が必要だと改めて訴えたい。銭湯も、たまに来てサウナも利用する客より、足繁く来て風呂にだけ入る客の方が有り難いとか聞いたことがある。



で、これがお蔵出し動画の最後になる。嘉例川駅にはしばらく滞在したので、比較的静かな様子が撮れている。まあ半分がた猫動画になってるのはご了承ください |∀・)
次回以降の動画は昨年末に新たに撮った新ネタに移行していくわけだが、うーん、もともと別にうまくなかったカメラワークがいっそう下手くそになっており、編集に苦労するだろうなという予感がする('A`) なんにしろ、磨き続けないと腕はどんどん鈍っていくってことだね。(イノテツ)
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| ローカル線紀行 | 07:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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山に挑む肥薩線 八代〜人吉〜吉松間

自民党内で憲法改正に関する会議が行われたそうで、まあ表向きは「これからも話し合っていきましょう」的な中身の乏しい結果に終わったのだが、実は出色の成果があった。青山繁晴案の噴出である。
憲法改正に関しては7条の単純な誤字訂正すら阻まれたまま今日まできてしまっている。論点は多岐に及ぶが最大の関心事はやはり9条であり、青山案もこれに関するものである。
青山議員は、私が投じた中で最も価値ある1票だったなと思える働きをしてくれている。彼は本来第2項の削除を主張していたが、それは現実的に難しかろうという安倍総理がこの5月、従来の9条を維持した上で「第3項」を加筆してはどうかと提案した経緯がある。
私は当時、総理の提案を消極的に支持し、こんな「第3項」を考えた。「前項は国の自衛権を妨げない。自衛隊については法律でこれを定める。」国民投票にかけるなら、コンセプトはシンプルイズベストだ。
だが、今回の青山案はさらに短かった。「本条は自衛権の発動を妨げない。」
青山案は、ネット等の多くの提案を勘案した上で考え出されたものだ。私と似た提案をした人が多かったのではないか。青山さんも、この案なら2項削除案から転向できると考えたのだろう。
私の案と青山案には「自衛隊」明記のあるなししか違いがないが、実はこれが大きい。建前上、自衛隊は軍隊ではない。傍目にどう見ても軍隊だが違う。軍隊の存在を2項が禁じているからだ。だが、そんな建前が世界に通用するだろうか。青山案は、自衛隊と明記しないことで、「自衛軍」への改名を可能とできる点で私の案より優れているわけだ。
嘘はない方がいい。憲法が現実に即さず嘘八百ならその権威は失われてしまう。私が最も恐れることだ。

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鹿児島本線の八代駅である。前回が北海道でいきなり南九州かよw いや、もちろんこれもお蔵出しのネタです |∀・) 撮影はほぼ2年前。このしばらく後に熊本地震が起き、うpのタイミングを失っていたネタだ。

九州新幹線の開業により、鹿児島本線はここ八代でブツ切れとなった。画像の乗り場案内板、真ん中の構内図になってる部分がおそらくかつて鹿児島本線下り列車を案内していたであろうスペースだ。八代〜川内間は肥薩おれんじ鉄道に移管されており、改札も分けられている。
一方、よりローカル色の濃い肥薩線はJRの管轄にとどまった。鹿児島本線の旧線にあたるが、山間部を行く難路であり、昭和2(1927)年に水俣回りの海線が開業したことで、本線の地位を譲っている。この古き良き本線の名残を見てみたいと思ったのだ。

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一番列車の1221Dは、ステンレス車体のキハ31だった。渋みこそ乏しいがれっきとした国鉄型で、その証拠が天井の扇風機に残されている。分割民営化直前の国鉄は、経営の厳しくなりそうな北海道・四国・九州のローカル線に駆け込みで新車を投入した。いわば置き土産で、キハ54なんかもその仲間だ。なお、キハ31はその後、平成28(2016)年の改正で肥薩線の運用から外れたので、今ではもう見られない光景になった。

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一勝地駅である。縁起のいい駅名だというので入場券を売ってるらしいのだが早朝で買えなかった('A`)
そして見逃せないのはこの渋い駅舎だ。今でこそローカル線に転落してしまったが、さすがは往年の本線、こうした風格ある駅舎が多く残っており、豪華クルーズ列車「ななつ星」のルートに組み込まれることになった。

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人吉駅で吉松行きに乗り換えると、いよいよ肥薩線のハイライト・山線区間となる。大畑(おこば)のループ線や繰り返されるスイッチバックで、この区間の難所っぷりを体感することができる。また、この区間には日本三大車窓の一つに数えられる矢岳越えがある。あんまりうまく撮影できなかったのだが、最後のまとめ動画にちょこっとだけ収録しました。
山深いだけに閑散区間となっており1日5往復のみ。来春改正でさらに減便されて3往復になるらしい。乗っといてよかった('A`) だが同時に「ななつ星」が来るようにもなる。あの豪華列車に乗ってこの車窓を眺めたらひと味もふた味も違うんだろうな。まあ私はどちらかというと外からななつ星を見てみたい。山線に挑む様子はさぞ壮観だろう。

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要は、地元民の利用が期待できないので観光鉄道化しているのだ。すでにこの区間を走っている「いさぶろう・しんぺい」の他、肥薩線に入る特急「はやとの風」や「かわせみ やませみ」、さらには臨時の「SL人吉」もひたすら観光需要を狙った列車である。三セク化した海線の肥薩おれんじ鉄道も、観光需要を掘り起こすことで厳しい経営のテコ入れを図っている。特に肥薩線はこれだけ古き良き鉄道の魅力を満載しているのだから、利用しない手はないともいえる。
うーんでもなあ、鉄道っつう存在そのものが、地方ではレガシーになりつつあるんだなあと一人の鉄ヲタとして大変複雑な心境ではある。

さて、最後にまとめ動画です。そういえば以前はこうやってちょくちょくまとめ動画をうpしてたわな。動画の編集は結構楽しい作業なので、動画の撮影も再開していきたいな。でもオクラの素材がもう1本分あったりする |∀・) まずはそれを放出したいです。(イノテツ)

| ローカル線紀行 | 14:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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初めての真岡鐵道(1)

新しい歴史教科書をつくる会(つくる会)の市販本が、去る3日に刊行された。それを当日の産經新聞半五段広告で知ったのだが、正直いっておかしな話だ。私はこの教科書の本文デザインや装丁を担当した。事前にゲットできていていい立場だと思うが、つくる会の会員じゃないし、教科書という特殊なジャンルなので、勝手が違うのか('A`)

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でも欲しいので買いに行くと、池袋のジュンク堂にも渋谷の丸善にもない。明らかに品薄だ。どうやら、希少本であることを見越して、自分は読む気もないくせに買い占め、高く売りつけようとする輩が暗躍しているらしい。この画像では判らないところだが、発売当初から定価の2倍、3倍というあざとい値段設定で売るようなのもいた。ネットの普及がもたらす弊害の最たる例だ。こんなのに乗せられては負けなので、意地でも定価で買おうと、やっと見つけた新宿の紀伊国屋が5件目だった。
もちろん、一般人の目に触れないように工作する左翼の動きもあろう。彼らには、なぜか金とヒマがある。つくる会の教科書が、かなりの部分ボランティアで作られているのとは対照的だ。

報道の通り、つくる会の教科書は最初の検定で不合格になった。文科省による検定意見の書類を私もいただいた。ここは大事なのだが、そのほとんどが単純な誤字によるもので、内容に対する意見ではなかった。こういう単純ミスで世間の突っ込みどころを提供してしまったのは残念至極だ。

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先日、母を乗せてドライブに出かけた。氷河期世代の私にとって、子供の頃にはうるせえうぜえ存在だった団塊の世代だが、今や母も高齢者となり、心身衰えてきた。こうなってみると逆に寂しいので、楽しんでもらいたくて気をつかってみたのである。

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母が今も住む茨城県南には大した観光地がないが、といって遠出もつらいぞという場合には、国道294号が便利なことに気付いた。母は、若い頃から渋滞が嫌いだ(好きな人はいないだろうが)。マニュアルしかなかった頃、亡き父がえらく苛立っていたことを、今さらながらに思い出す。その点、茨城県内の294号はあまり混まない。私のように運転の下手糞な免許取得歴22年にとっては適した道だといえる。度々強いられる車線変更はストレスだが('A`)
母は駅が好きだと言う。鉄道そのものではなく、人が集まり、出たり入ったりする吸引力に魅力を感じているのだと思う。この下館駅は気に入ったようだった。人が行き交うとはいっても、あまり大きな駅は気疲れすると言う。

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次に着いたのが、この久下田(くげた)駅だった。手前の折本駅に行こうとしていたのだが、いつの間にか通り過ぎてしまっていた。鉄ヲタを自称していてあれだが、真岡鐵道沿線に来たのはこれが初めて、勝手は全然判らないのだった。だが母はこの駅をえらく気に入り、しばらく過ごすことになった。

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「ここはな、儲からないので国鉄がおっ放り出して、今は三セクやねん」という私の説明をよそに、手入れが行き届いていていい雰囲気だと母が感じ入るので、ヲタの話はやめにした。

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で、駅舎前に掲げられていた高札がこれである。不良だの廃人だのと、今や言葉狩りで消されてしまったフレーズ満載だが、どんな時代にも、悪いものを悪いと言う大人の勇気は必要だ。そうした勇気を失うことで、LINEのレスが遅いなどという理由で命を落とす子供が出てきてしまう。(イノテツ)

| ローカル線紀行 | 01:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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三年ぶりの湊線〜青い空・高い空(5)

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湊線の撮影をするにあたり、磯崎〜阿字ヶ浦間でカメラを構える人は少ないだろう。確かにこの区間には、沿線の魅力だとされる開放感がない。だが、住宅地の中を行くこんな姿も、まあ絵にはならなくてもキハ20系列の日常の姿ではあった。私の世代だと、キハ20系列はすでに骨董品扱いだったので、ど田舎を走る姿ばかりが紹介され、てっきり赤字ローカル線専用みたいな印象だったわけだが、実際には昭和中期、日本が一番輝いていた時代の非電化路線の主役だった。ああ涎が垂れる。それをリアルタイムで見られた世代はこの上ない幸せ者だ。そうした時代の追体験ができるのも、いまや西の水島、東のひたちなか、この2カ所しか残されていない。

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5回にもわたって引っ張ってきた今回のひたちなかネタ、体調不良をおして朝から夕方まで沿線を歩き続けたのも、古キハ2連の後、これが出てくるのがリサーチ済みだったからだ |∀・) まあ、ほとんどのファンはこのタイミングで帰っちゃったんだろうけどさ('A`) このデザインに塗り替えてから4年半、いい感じに年季が入り、車両に馴染んできた。…というタイミングで、このキハ3710-02にラッピングが施された。
https://twitter.com/minatoline/status/517261839713841153/photo/1
事前に連絡はいただいていたのだが、アニメのタイアップとかなのかな? しばらくこの状態で走るそうなので、好きな方は見に行かれてくださいね。

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あまり注目されないこの区間ではあるけれど、駅間は短いし、意外な発見があるかもしれないから、歩いてみるのも悪くないよなどと、言うだけ言っておしまいにしようと思う。住宅地の中なので、くれぐれも地元民の邪魔にならないようにしたい。

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阿字ヶ浦駅。かつては海水浴客で大混雑したというこの駅も車社会に呑まれ、今やすっかり閑散としている。一方で、終着駅の哀愁感がもう一つ乏しいのは、さらに延伸される前提の、「暫定的な終着駅」だからだろう。そもそも三セクの社名は、ひたち海浜公園延伸への願いを込めて命名されている。すでに4つのルートが提案されているらしい。
湊線延伸4ルート案
この中では、海岸沿いを高架で行き、途中に「阿字ヶ浦海岸」駅を設置する案が断然魅力的だが、相応に高くつく('A`) この区間の乗客の多くが観光客であろうことを考えると、定期列車を走らせることへの不安がないではないが、シーズンには3両つないでも超満員という盛況らしいし、活かさないのも勿体ない。ぜひ実現して、車社会の一角を切り崩す力になってほしい。

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暑い一日だった。阿字ヶ浦の温泉で疲れを癒す前に、浜に出てみた。おお、水平線がくっきりだ! 海辺に住んでいるわけではないので、これだけはっきりした水平線を見たのは久し振りだった。立ち去りがたく、夕暮れ時までここで過ごした。
翌日以降、えらい日焼けに皮が剥けまくったのはいうまでもない('A`)(イノテツ)

| ローカル線紀行 | 20:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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三年ぶりの湊線〜青い空・高い空(4)

湊線には並行する道路が少ない。歩いているうちに森の中に引き込まれたりする。坂道を上り切るとやがて傍らに県道が近づいてきて、線路から相当離れたことに気付いた。焦り気味に歩を進めると、田舎道の曲がり角に猿田彦大神の板碑を見た。「こっちだぜ」と言われたような気がして角を曲がると下り坂になって、再び森に引き込まれ、樹間に線路を見つけることができた。ひと安心だ。猿田彦は道案内の神様である。

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東水戸道路の橋脚の辺り、中根駅に近い。決めておいた構図で撮った写真は、ジャストタイミングで背景を通過する車によって見事に撃沈('A`) これはどさくさ紛れに撮ったやつである。何も考えないで撮ったものの方が良かったりする。
この辺り、ゴミの投棄を戒める立て札が執拗に並んでいる。それも相当きつい文言だ。よっぽど腹に据えかねるレベルの投棄なのだろうし、その犯人の多くが撮り鉄であろうことも想像に難くない。撮り鉄のモラルについてはかねてから問われていることでもあるし、地元民に迷惑をかけるようなことは厳に慎みたい。

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沿線は稲刈りの真っ最中だった。稲刈りの風景と列車を合わせて撮れば季節感満点くね? と考えるのが当然の流れというもの。とはいえ、稲刈り機と列車が同じ構図に収まる瞬間というのは意外と少ないのだった。やっと撮れたのがこれ。本当は古キハとの組み合わせを見たかったが、ちょうどそのタイミングで稲刈り機は止まり、運転していた人は籾を満載した軽トラに乗り換えて行ってしまった。籾を自宅に運んでから再開するのだろう。ああ、相変わらず本番に弱い('A`) しかしまあ、古キハと組み合わせるなら、鎌で稲刈りをする古来の図式こそ適切なわけで、ここはむしろアニマルの方が適役だったのかもしれない。
それにしても稲刈り機ってすごいんだじぇ。刈るだけじゃなくて、自動で脱穀して、籾だけになって出てくるんだじぇ。歴史の教科書でよく見る「千歯こき」。技術革新の例として紹介されるが、今や刈り取りと同時に行われる、機械化された作業なのだった。

さて、ここら辺で列車に乗ることにする。冒頭の写真の古キハ2連。キハ2004の方は貸切になっており、一般客はキハ222限定。とはいえ、動く機会の少ないキハ222に乗れるのは嬉しいことだった。すいてもなく混んでもない、快適な乗車率だ。

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車窓に海が現れるのは、ほぼこの区間に限られる。それも、いたって短い時間でしかない。それでも、古キハの車窓から見る海には胸に迫る旅情があるのだった。

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一方、私が「曙光の大地」をデザインするにあたってイメージした風景はここ、平磯〜磯崎間の畑だった。この景色もまた見事だ。広い。昨今の車両では開かなくなった窓を開ければ、爽やかな風が吹き込んでくる。北海道出身のこのキハには当然冷房も、それどころか扇風機すらついていない。だが、そんなもん要らんと思わせる秋の外気だ。いつまでも味わっていたいと思わされるのだが、残念ながら下車駅の磯崎が近づいてきた。(つづく・イノテツ)

| ローカル線紀行 | 10:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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