fc2ブログ

きまぐれ 鉄道日和

お越しいただきありがとうございます。ゆるい鉄道ファン,チョイ鉄向けブログです。ゆるさを追求しておりますwまったりとお楽しみください

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

東京慰霊散歩

年末の年の瀬詣りや、6月の茅の輪くぐり同様、8月の千鳥ヶ淵戦没者墓苑参拝も、すっかり年中行事化している。
そんなわけで、今年も、お盆休み最中の8月12日に出かけて来た。
しかし今年は例年と少し行動経路が違った。それというのも、あまりに暑かったので、その前に靖国神社参道の茶屋でかき氷を食べて行こうと、久し振りに靖国神社に立ち寄ったのだ。
この茶屋も、以前は小屋掛けといった感じの建物だったけれど、しばらく来ないでいるうちに、ずいぶんきれいになっていた。これならご婦人方も抵抗なく入れるだろう。
そのついでに、といったらなんだけれど、かき氷だけというのもいかがなものかと思ったので、お詣りもしてきた。

靖国1

お詣りしながら、そういえば私は左翼だったことを思い出した。
そうだった、そうだったと思ったけれど、だとしても、特に抵抗はないし違和感もない、どころか、穏やかで静やかな心持ちさえした。

靖国2

かき氷を食べて少し涼しくなったところで、蝉しぐれ降る中、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に向かった。
ここは相変わらず静かだ。その日も数人が訪れている程度だった。

靖国3

ここでも、あまりに暑くて、これまで入ったことのない無料休憩所に立ち寄り涼んだ。
ビデオが流されていて、秋篠宮ご夫妻が参拝に訪れたさいの様子がモニターに映し出されていた。
戦没者墓苑を後にし、九段下駅へ向かう途中、ぞろぞろと武道館方面へ向かう人たちがいた。年齢層からいってアイドルのコンサートではなさそうだが、なんだろう?
九段下駅から都営線で小川町駅まで行き、千代田線に乗り換える前にいったん外に出て、聖橋から丸の内線を撮って、鉄道ブログの体裁をつくろった。

靖国4

当初の天気予報では、10日から15日ころまでずっと雨のマークが続いていたけれど、比較的好天が続いた。これなら、上総湊から竹岡の間を流れる川の河口付近に架かる鉄橋の写真を撮りに行けばよかったと思ったけれど、それはまた次の機会にしよう(タラ坊)。

| 沿線散歩 | 16:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

雨を聴く

関東はまだ梅雨入りしていないけれど、雨の季節も間近だろう。
梅雨は湿潤な日本の風土を象徴するよう季節だと思う。この湿度の高さが独自の美意識を育て、優れて豊かな文化を生み出してきたのではないだろうかと思う。
じめじめして鬱陶しい時季ではあるものの。紫陽花や菖蒲など、雨に濡れてこそ映える植物も多い。
とは言え、毎年のように土砂崩れや洪水などの災害をももたらす時季でもある。
関東に記録的な大雨が予報されていた前日、日曜出勤の代休をとったので、お昼を食べがてら、また谷中を訪ねた。
つい先日お正月を迎えたばかりと思っていたのに、今年もはや半分が過ぎ、紫陽花もだいぶ色づきはじめてきていた。

2023年6月 1

2023年6月 2

樹木希林さんの出演した映画に「日日是好日」というのがあった。
樹木さんの主宰する茶道教室に通う若い女性を主人公にしたものだったが。映画を観たあと、その原作を読んだ。
そのなかで、聴雨という言葉を識った。
 ──雨の日は雨を聴く。雪の日は雪を見る。夏には、暑さを、冬には身の切れるような寒さを味わう。どんな日も、その日を存分に味わう。お茶とはそういう「生き方」なのだ。──
という一節に触れたとき、あゝ、日本人でよかったとしみじみ思った。
間もなく訪れる雨の季節。雨の日は雨を味わおうと思う(タラ坊)。




| 沿線散歩 | 13:28 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

何も予定がないから、流鉄にでも乗りに行って来よう(第2弾)

この時季、新緑の山を歩きたいところだけれど、3年ぶりの行動制限のない連休。おまけにすこぶる天気もよかったから、どこも人が多いだろう。乗り物も混んでいるだろう。そう思うと、人混みが嫌いということもあり、出掛けることを億劫に感じてしまうのは、歳のせいもあるのだろう。
そんなこともあって、この連休、出掛けたといえば、6月に予定している句会の会場へ予約の手続きに品川までた行ったのと、神保町の「魚玉」に久しぶりにブリの照り焼きを食べに行ったり、新松戸のけやき通り沿いにある「けやき庵」に「篭盛天せいろ」を食べに行ったついでに流鉄に乗りに行ったりしたぐらいだ。連休の最終日には、去年と同じように谷中を歩き、千駄木の「朝日湯」で菖蒲湯に入りに行ったりもしている。
こう見ると、何も予定がないと言いながら、結局、毎日どこかしらへ行っている。全部近場だけれど。

さて、せっかくなので、流鉄に乗りに行った話でもしよう。
いつもだと、幸谷駅から小金城址駅まで乗って歩いて戻って来るパターンが多いのだけれど、今回は一駅先の鰭ヶ崎駅まで乗って、そこから幸谷駅方向へ歩いた。
幸谷駅から乗った列車のヘッドマークに「オムライストレイン」と表示されていた。

流鉄1

車体の色がオムライスなのだそうだ。
オムライスで、先日、冷凍のオムライスがあったので買って食べたことを思い出した。中のチキンライスも含めて、結構おいしかった。
鰭ヶ崎駅で降り幸谷駅方向へ歩いて戻る途中、一駅手前の小金城趾駅との間を流れる坂川で、久しぶりに写真を撮ってみた。

流鉄2

流鉄3

以前、ブログにUPしようとして画像縮小ができなかった(ダウンロードまでは行くのだけれど、PCのダウンロードに表示されない)ことがあったけれど、今回は大丈夫だった。ちなみに、ほかの写真で試しても問題はなく、あの時の写真だけがダメだった。トリミングによって天地左右の比率がおかしくなったのかもしれない。

PCはときおり、摩訶不思議なことが起こる。
先日は、メールの通信履歴がすべて消えてしまい、送受信ができなくなるという事態が発生した。
ネットで「通信履歴が消えた」「送受信ができない」で検索し、でてきた答えの操作手順は複雑すぎて私の手に負えない。仕方がないのでPC修理専門会社の人に来てもらった。
さすがにプロで、一目見るなり原因を特定し、パッパッとものの十数分たらずで直してくれ、無事、復活した。
よかった、よかったと思ったけれど、修理代3万数千円かかった。
しかし、新しいのを買えば10万円以上はすらから、まあ、よかった(タラ坊)。








| 沿線散歩 | 12:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ソメイヨシノの故郷・山手線沿線花見歩き

P1360051.jpg

酒呑み貧乏人の味方だったトップバリュシリーズのバーリアル(左)が、突然終売になりましたね。巣鴨地蔵通りのまいばすけっとでそれを知ったときはショックでしたよ('A`)
特に国産に切り替わってからは、ほとんど毎日飲んでたんじゃないでしょうか |∀・) 令和版狂乱物価の昨今、ロング缶で110円(+税)は魅力的でした。売れてたはずなのです。
10円とか20円程度値上げしても割安感は残るのでそうすればよかったのに、やめた理由が私にはすぐ分かりました。もっとえげつない値上げをしないとやれなくなったのだろうと。そうすると、リニューアルめいたことで誤魔化さないと格好がつかないと判断したんだろうと。
で、入れ替わって出たのがこちら、バーリアルグラン(右)。意外だったのは発泡酒にしてきたことです。ワンランク上げたわけです。これなら文句あるめえってことでしょうけど、別に上げなくてよかったです('A`)
うん、確かに従来品よりしっかりした味になった感じで美味いです。ただ、私の貧乏舌にはちょっと重くて、あ、この新発売のタコハイ、1円安いし(まいばす価格149円)すっきり飲めていいやっていうのが率直な感想だったりします。
どうでしょう、もし148円だったらイメージ変わるんですけどね…。仕方ないこととはいえ残念です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P1360056.jpg

不思議だけど、桜が見頃になると、連動して天気が悪くなるよね('A`) 「花曇」なんて言葉があるくらいで、それは昔の人も感じていたのだろう。今年もそうで、都内の週末でどうやら天気に恵まれたのは散り始めの4月1日のみだった。仕事があるし、近所の桜を見て回って花見に替えることにした。
幸いなことに近所には多くの桜が植わっている。なにせ豊島区(駒込から巣鴨辺り)はソメイヨシノ(染井吉野)の故郷だ。江戸時代、この辺りの植木屋によって広められたという。
山手線の線路を飾るのは、すがも桜並木通りのソメイヨシノ。染井吉野の碑もこの通りにある。

P1360075.jpg

咲き誇るソメイヨシノの美しさは桜の代名詞といっていいものだが、園芸種であり、接木で人工的に増やすいわばクローンであるため、一斉に病気に罹るとか、一斉に寿命を迎えるとかの弱点がある。豊島区のソメイヨシノは当然古いものが多く、大塚から駒込にかけて、山手線沿線に植わっているものも、この20年ほどで目立って衰えてきた。電車が発着するごとに盛大な花吹雪がホームに吹き込んで幻想的だった巣鴨駅も、弱った樹の伐採が進んで、かつての光景は見られない。

P1360081.jpg

そんなことで、昨今では全国的にジンダイアケボノ(神代曙)という品種への植え替えが進んでいるらしい。病気に強く、でかくなりすぎないのが好まれるようだ。将来、豊島区からもソメイヨシノが消えてしまうのだろうか。発祥の地にだけは残ってほしいと願う。

P1360087.jpg

通りを抜けると巣鴨駅が見えてくる。マニアックな話だが、駅舎近くの1本だけは日当たりの関係なのか、花期が若干遅れる。近くのコンビニで酒とつまみ、それに漫画のペーパーバックを買い、駅前の桜を見ることにする。

IMG_2715.jpg

一人の花見は、自由に見て回るのが醍醐味。よって飲みさしを持ち歩けるようボトル缶の酎ハイを選択。
それにしてもケン月影の劇画はいいなあ。「令和の最新作」と銘打っているし、確かに作中にドローンが飛んでたりするんだけど、昭和丸出しの絵柄は、やっぱり紙媒体で読まないと臭くないニンニクのようで味気ない。

P1360119.jpg

駅前でしばし過ごすとカメラバッグにボトル缶を入れて移動。交換レンズを入れるスペースにこれがうまく収まるんだよなw
山手線の線路側、駒込にかけては衰えてもはや並木とはいえなくなった桜並木が続く。この間、線路をサフィールとかきぬがわとかが過ぎていくのだが、湘南新宿ライン(山手貨物線)の線路は桜から遠いのとフェンスに阻まれているのとで撮影しにくく、眺めるだけでスルー。
道は一旦線路沿いから離れて染井通りにぶつかる。右が線路を跨ぐ染井橋、左が東京染井温泉と染井霊園。染井の地名はすでにないが、それを名乗るものがやたらある。もうどこかに復活させたらいいんじゃないか。
こうして線路沿いに戻って少し行くと、小さくも立派な社が見える。大國神社である。狭い境内ながら、ここの桜も見事だ。鳥居の向こうに見えるのが駒込駅。山手線の駅前とはいえ、こうした空間は意外と残されている。

P1360129.jpg

もう一つ、駒込駅前というか隣接しているのがここ、染井吉野桜記念公園である。広くはないが、先ほどのすがも桜並木通り同様、染井吉野発祥の地であることを伝えている。ブルーシートを敷いて騒ぐようなところではなく、静かに花を楽しむのにいい。私もここで先ほどの缶酎ハイを飲み干した。
そうそう、染井の地名を復活させるなら、住人がいないこの公園が面倒も少なかろう。ほんの一角でも、地名が実在するとしないでは大違いだ。

IMG_2721.jpg

ここの桜もだいぶ散ってしまっていたが、最後に逆光を透かす見事な咲きっぷりを激写。今年の花見は半ば諦めていたけれど、どうやらそれらしきものができてよかった。(イノテツ)

| 沿線散歩 | 19:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

西武池袋線・飯能駅周辺を歩く(2.東飯能の未成線遺構)

P1350184.jpg

物価は上がるわ商売は斜陽だわ、酒をぐっと減らした上で、食費もさらに削らないととか思っていると、望むと望まざるに関わらず、次第に菜食に偏っていくわけです('A`)
中でもこの時期は小松菜ですね。他の菜っぱと比べても救世主的に安いじゃないですか。これを美味しく食えれば素晴らしいなといろいろ試していますが、目下、最も簡単で気に入ったのが、つべで見たこれです。
レンジでチンしてあえるだけ!嘘みたいに簡単に出来る!小松菜の塩昆布あえ
なにせ、ざく切りにしたものをレンチンし、塩昆布とごま油で和えるだけです。これだけで、お料理上手ですかってくらいに美味いんですね。私の場合はさらにニンニクの粗みじんと鷹の爪を加えていますが、これで一層深い味わいになり、酒のつまみにも最適。ここのところ、繰り返し作っちゃってますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【前回のあらすじ】
西武池袋線の元加治駅で下車。入間川の旧橋梁の渋さに感動した。

P1350306.jpg

郊外の地平を走る鉄道は撮りやすいし絵になる。
ここは沿線の白髪白山神社。ここには昨春まで踏切があり、これを渡ってお参りに行けた。踏切廃止の跡が、真新しい柵から見て取れるだろう。近くに陸橋ができたのでそれを使えということなのだが、歩行者からすれば明らかに不便になった。まあ、鉄道側からすれば、踏切は少ないに越したことはないわけだ。
さて、線路沿いの道を行くと、間もなく八高線の高架をくぐる。ここで下の特製路線図をご覧いただきたい。

飯能周辺の鉄道

知られているように、飯能駅はスイッチバック式の頭端駅になっている。運転系統も概ねここで分かれるので、あたかも西武池袋線(青い線)の終点みたいに見えるが、実は途中駅に過ぎない(正式な終点はこの先の吾野)。隣の東飯能にも市街地が広がっており、いちいちスイッチバックを経るのはめんどくさいわけだ。
衛星写真を見ると、それを解消するかのように池袋線をそれ、直接東飯能に向かう道筋らしきものが目に留まる(ピンクの線)。これは面白そうだと、足を運んでみた。

P1350321.jpg

池袋線から分岐する辺り。いかにも鉄道遺構っぽくて探究心をそそる。路地が並行しているのでさらに東飯能へ進む。

P1350327.jpg

沿線の柵は廃レールで作られており、ここなんかは明らかに踏切の雰囲気だ。

P1350331.jpg

奥のビルの辺りが東飯能駅で、こうして古びた舗装が続き、左右から合流してくる池袋線と八高線に合わさって終わる。道のように見えるが現在も西武の土地であり、立入禁止なので注意されたい。

なお、現在までここを列車が走ったことはない。営業運転に至らないまま遺構と化したこういう路線は、廃線ではなく未成線と呼ばれる。全国に結構あるのだが、営業したことがないので一般の認知度が低く、あまり知られていない。
この経路なら飯能を通らず直接東飯能につながる。八高線と連絡できるし、秩父方面へも便利になる。傍目には使えばいいのにと思うのだがそうならないのは、一つには今言った理由ではなかろうか。特急をはじめ、秩父方面へ直通する列車が来なくなるだろう飯能はいわば支線に転落するわけで、この短絡線は歓迎できなそうだ。当の西武も、ここまで進めておきながら消極的らしい。時代の趨勢が変わる中、飯能をスルーする利便性の向上と集客力の低下を天秤にかけたのだろう。
そんなことで、今後ともここを列車が走ることはなさそうだが、なんだかもったいないなあ。できれば何か鉄分を帯びた使い方ができればいいのだが、長年放置されていることからしても、なかなかアイデアは出てこないといったところか。

さて、この後飯能駅に移動した私は参加させていただいている登山グループのメンバーと合流、次回は一転して山歩きネタになります |∀・) (イノテツ)

| 沿線散歩 | 00:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT