きまぐれ 鉄道日和

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東京10区の暑い夏

今夜は飲みすぎた。友人と新橋で待ち合わせると、偶然こいち祭というのをやっていて、それを楽しんだりしつつ酒を飲んだ。結局、武蔵野線沿線の友人は終電がなくなってしまい、うちに泊まっている。千鳥足でたどり着いたと思ったらさっさと寝てしまったので、もう話もできない。
私に婚活パーティーを勧めた彼である。私の鬱も少しは良くなってきたところで、失礼を詫び、その上で自分の精神状況を話している途中だったのだが、残念ながら時間切れだったようだ。私は基本的に極めて無口な男だ。人の話を聞くのは好きだが、自分が喋るのは苦手なのだ。それでも今回は一生懸命喋ろうとしたし、彼も聞こうとしてくれた。だがおそらくこの分だと、朝には何も覚えてねえだろうな('A`)

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今回もまた、鉄とは無関係の話をしてしまうことをお許しください。参議院選挙が終わり、支持していた青山さんが当選したのは大変喜ばしかったのだが、東京では、すかさず知事選挙が控えているのだった。

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東京10区は衆議院選挙における小選挙区の一つで、豊島区全域及び練馬区の一部を含んでいる。全国で一番面積が小さい選挙区なんだそうだ。
私はここに住んで20年になるのだが、小泉政権のとき、自民党の議員が小林興起氏から、落下傘で降りてきた小池百合子氏に代わった。どうせまたどっかに行っちゃうんだろうと思っていた小池さんは、以来10年余り、今回の都知事選立候補まで東京10区の顔であり続けた。これはぶっちゃけ意外だった |∀・)

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私は前回の都知事選で舛添要一氏には入れなかった。イヤな予感がしたからだ。まあもっとも、それを考えた上で入れたあの人は、その後逮捕されましたがね('A`) 舛添氏がやばくなってきた頃、私は某巨大掲示板に「ぼちぼち自民党は、小池百合子氏あたりに次期知事を打診してるだろう」と書き込んだ。私の予想は名前だけ当たったが、実際にはその立候補は望まれないものだった。石原伸晃氏をトップとする、自民都連の闇が深かったのだ。推薦候補以外を支持すれば親族に至るまで除名という、あの通達は非常にイメージが悪かった。

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それでも、高野豊島区長や若狭勝衆院議員をはじめ、その闇に逆らおうとする勢力がいるのは心強いことだ。新知事には五輪への対応のみならず、闇に光を当てる仕事もある。政治家としての経験が豊富で性格の強い小池さんならやれるのではないかと期待しているところだ。

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その場合、東京10区の衆院議員は空席になるわけで、代わりに誰かがやってくることになるだろう。もちろん魅力のある人がいいし、また土地にゆかりのある人であって欲しいとも思う。(イノテツ)
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| 都電・路面電車 | 08:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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失われゆく風景〜2016空梅雨・仮線敷設が進む都電沿線(2)

22日公示の参院選では、面白い人が立候補したので、ちょっと書いちゃいますね |∀・)
作家でシンクタンク代表の青山繁晴氏は、関西を中心に活動している保守の論客である。元記者という経歴もあり強い性格で、安倍総理にも折に触れてきつい助言をしてきたらしい。総理はその場ではムッとしても、結局はその助言に従ったりして、かなり信頼を寄せてきたようだ。今回、その安倍総理から、直接出馬要請があったのだという。
私は、この人が政治家を目指すという図を全く想像していなかったので驚いた。安倍政権が長期化する中、野党の罵詈雑言も、与党のよいしょも、総理の中に閉塞感をもたらしていたんだろう。青山さんなら、建設的な刺激を与えてくれる…そういう期待があるのかもしれない。
そうはいうのだが、私自身、彼の出演番組がこっそりネットにうpされるのを見るばかりだ。何せ、関西ローカルの番組が多いので、それらを関東で視聴するには、こうした方法しかないのだ。
比例からの出馬なので、全国区での投票となるわけだが、そんなことで、おそらく東日本での知名度はそれほど高くない。そこが心配なのだが、なんとか当選して、6年間、自民党を内側から引っ掻き回してもらえたらと期待している。

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この図は、都電の向原〜東池袋四丁目間の踏切付近に立てられた看板だ。この区間での工事の段取りを図示している。まあ、これを見ちゃえば、もう何も書くことはない |∀・) 前回も書いたように、普通の線路だけが敷かれていたところに道路を建設し、線路はその中央に取り込まれることになる。常々「路面電車らしくない」と言われてきた荒川線が、名実ともに路面電車になるのである。お上からのお知らせには、さらに詳しいことが書いてあるので、興味があればご覧くださいね。

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線路ギリギリまで迫っていた家々は既に撤去され、仮線敷設のスペースが整備されつつある。工事が完了すると道路になる部分だ。今のところ、都電の線路工事とは関係ないため後回しになっている手前の紫陽花も、最終的には路面になるため撤去される運命にある。

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ここはまさにレールを敷く工事がたけなわ。トラックがバラストを運んできてザザーッとぶちまけると、それを均して道床を構築していく。

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別角度から。一時的に複々線のような眺めとなっており、壮観だ。仮線の枕木は木製、レールは犬釘での固定になっている。こうした昔ながらの作りはすでに過去のもので、すっかり廃れたとばかり思っていたが、こうして仮線を敷くような場合には、まだまだ現役の手法なんだなあと、妙に納得した。

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さらに別角度から。接続する他の道路も拡幅・整備される。この区間にあった踏切は一掃され、5箇所の交通信号に置き換わる運びだ。
ここで心配なのは、工事完了後は電車も信号待ちを強いられるようになるのかどうか、ということである。ここは駅間が荒川線最長の600mあり、かつては電車が爽快に走り抜けていたわけだが、それは踏切があったからに他ならない。優先信号を整備して、電車のスムーズな運行を守らないと遅くなり、大きなサービスダウンだ。お上から、この辺への言及がないあたりがとても不気味だったりする。

なお、4枚目と5枚目で写っている電車はいずれも7002号車。林家こん平師匠が主宰する「都電落語会」のラッピングが異彩を放っている。何で別の場所から撮れてるんだよ、2カメかよと一瞬思われたかもしれないが、単に別の日に撮ったというだけで、特に仕掛けはありません |∀・)(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 05:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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失われゆく風景〜2016空梅雨・仮線敷設が進む都電沿線(1)

アラフォーで仕事をバックれて失踪し、金も住所も失えば、再起は極めて難しいだろう。しかも氷河期世代である。氷河期世代だというだけで社会から爪弾きにされ、数々のハンデを背負っている。だからこそキャリアを積まなきゃならないのに、むしろまた可能性を狭めてしまった、件の後輩である。
まあ、失踪の主な動機は分からんでもない。仕事ではない部分で、私ならすでに暴れてるだろうなという状況に彼は耐えてきた。だからこそ、その苦労を無駄にしてほしくないのだ。叶うなら、私からも会社に訴え、知ってもらいたいと願っている。
とはいえ、所詮は他人だ。他人にできることには限界がある。今回、私は警察に捜索願を出せないかと考えた。だが、それは基本的に家族や親族でないとできないことらしい。しかも成人男性が自分の意思で失踪した場合は、警察はまず動いてくれないんだそうだ。しかして「捜索願」という名称は既に廃止され、「行方不明者届」に変わっているのだった。よしんば届けられても、行方不明者としてリストに載るだけということだ。無力感に鬱は深まる。
後先を考えられなくなるような出来事が、きっと最終的に起きたのだろう。頭を冷やす期間がしばらく必要だというのなら、下手に探さない方がいいのかもしれないな。事件や事故に巻き込まれないことを、今はひたすら祈るしかない。

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しばらくぶりの「失われゆく風景」シリーズ。変化の著しい都電、向原〜鬼子母神前間の様子を追って早7年。今回は(ネタも乏しいことだし)情緒的な部分と情報的な部分とで2回に分けてみようと思う。今日は情緒編。

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もともとこの区間は路地裏を走り、並行する道路もないために、撮影するには沿線をうろうろ歩き回る必要があった。路地は線路を細い踏切で渡っている。そのそれぞれが個性的で、私も愛着を持って歩いてきた。

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今回の工事により、通常の路面電車同様、線路の両側が道路となるので、これら踏切も一掃されることだろう。すでに工事に関連して多くの踏切が閉鎖されてしまったが、そんな中、4種踏切が1箇所だけ奇跡的に残っている。4種踏切とは、遮断機も警報器もない踏切のこと。「止まれ見よ」がかろうじて判読できる錆びた標識。綺麗に更新されることは最後までないだろう。

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これまでは、通常の鉄道のように専用の軌道を走っていた区間だが、併用軌道に作り変えるにあたり、一旦線路を脇にどかす仮線敷設の工事が進んでいる。ここも間も無く仮線に切り替わるからだろうか、線路はすっかり草に覆われ、ローカル線の風情すら醸していた。

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草むした線路を、オリジナル塗色の7022号車がやってきた。背後の湾曲した線路が仮線である。
かつては31両が在籍した更新7000形も、この頃は5両程度が動くだけとなり、すっかり影が薄くなった。もっとも、その面影が全く失われるわけではなく、8両が機器更新の上7700形に生まれ変わって走り続けることになっている。7700形が8両揃う今年度末が、7000形の終焉ということになる。
このわずかな期間のうちに、両者が共存している様子を捉えておかなくてはと思っていた。特にこの、7022とのツーショットは残しておきたい。ただ、7700形は現在7701号車のみしか動いておらず、そんな図を見ることは思いの外難しい。それでも、なんとなくここで待ってれば見られる気がして、カメラを構えた。

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キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ちょっとこのタイミングは神がかってるとしかいいようがない。荒川車庫でのイベントの展示なら有り得るだろうが、やっぱり営業運転しているところを撮りたかった。真新しい7701の塗装に、7022の姿が写り込んでるのがまた良いぢゃねえですか。動画撮影にして音も録っとけばよかったと後で思ったが、まずはこの貴重な写真を撮れて満足の昼下がりだった。(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 05:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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都電7700形、営業運転DEBUT

米国のオバマ大統領が広島を訪問したことに関連し、中国の王毅外相が「南京のことも忘れるな」と発言したという。私は「南京事件はあったが虐殺はなかった」という立場だが、百億歩引いて虐殺があったとしても、この発言はあまりにも幼稚で自己本位なプロパガンダに過ぎず、中国文化を敬愛する者として情けない限りだ。
まず王氏からして、心にもないことを言っていることが表情から滲み出ている。中国人であっても、いささかの客観的知識さえあれば、広島・長崎と南京を同列に扱うことの愚かさを理解できるはずだ。だが、中共が出した「南京大虐殺の死者30万人」という数字も、原爆の死者が20万人なので(本当はもっと多いんだけどね)10万人ほど足してみたというのが由来のようで、世界において、日本が原爆に関連して「被害者」と認識されることにことのほか敏感になっているらしい。品性下劣でくだらない考え方だ。
オバマ大統領が広島を訪問した意義は、そうした低俗なプロパガンダのレベルを大きく超えたところにある。誰かを加害者に仕立てあげて政治的な攻撃材料にするのではなく、戦争が無辜の市民を残虐に殺す事実を訴えることこそが大事なのだ。現に日本は謝罪ではなく追悼を求め、そして彼を歓迎した。示し合わせたわけでもないのに、官民揃ってそうだったことが大事だ(一部には反対デモとかもあったらしいが、まあそういう層はどうしてもある程度いるわな…)。
反戦や反核は、右翼とかレッテル貼られちゃってる私でも何より願うことだ。だがそのためには、今回の中共やデモ隊みたいなレベルを早く脱して、平和について、もっと大きな視点から世界規模で考える必要がある。要するにエゴを捨てることだ。そうしなければ、永遠に戦争はなくならない。

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都電の大塚駅前電停である。壁に、最新型・7700形デビューを告知するポスターが貼られている。

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具体的にはこんな感じだ。とうとう交通局まで萌えキャラを使うようになったか…。これはもちろん電停で撮影したものだが、著作権上問題があるとかいう場合には、いくらでも削除し、謝る用意がある |∀・)
かつて、鉄道車両のデビュー告知に際してはイラストが使われることが多かった。それは単純にカラー写真が普及してなかったからだと思われるが、ここでイラストによるポスターが作られたのは、そういう時代へのオマージュが含まれているのだろう。実際この7700形、レトロ調の出で立ちとなっている。
北野の工場から荒川車庫、さらに試運転に試乗会といった機会においてもなかなか天候に恵まれなかったが、5月末、ようやく営業運転を開始、今日、初めての快晴となったので撮影に走った。まあ、先日も書いた事情により、撮ったのは1回のみだが(-_-)

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ジャーン! これが最新型・7700形7701号車である。快晴の陽光を浴びる営業運転の写真としては、世界初のうpだろうと思われる |∀・)
なんだこれ、7000形の塗色が変わっただけくね? 一見するとそう思われるに違いない。そう、7700形は、7000形がサイボーグ化された姿なのだ。車体や一部機器を流用しつつ、モーターや台車を最新のものに交換している。これまでの7000形は、台車やモーターを流用しつつ車体を交換したものであり、今回は逆の改造が施されたことになる。今回をもって昭和30年から走り続けてきた旧7000形の要素が全てなくなったので、形式を7700形と改めたのだろう。短い期間ながら7000形と共存することもあり、番号の重複を避ける意味もあるかもしれない。

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種車となったのはこちら、7007号車(平成22年頃撮影)。さりげない流し撮りが我ながらいやらしい |∀・) 車体外見の変化としては、正面の通風口が埋められたことや、運転手用小窓の増設、入口の拡大などが挙げられるが、最大の注目点は排障器の交換だろう。これは明らかに旧7000形をイメージしたもので、7700形のレトロ風味を助ける小道具となっている。

こうして7000形は、8両が7700形に生まれ変わり、あとは廃車されることになっている。これにより都電から吊り掛け駆動車が全廃される(花100形を除く)わけで、あの愛すべき唸る低音が聞けなくなるのは寂しい限りだ。現在の新7000形は、その斬新な出で立ちから都電に新時代をもたらし、ひいては、滅びゆく日本の路面電車復活の契機ともなった歴史的な名車である。そうした意義からローレル賞を受賞しているわけだが、交通局としても、その面影を荒川線に残すべく、ぶっちゃけ効率的とはいえない改造を決めたのだろう。その意気は都電ファンの一人として大変嬉しいのだが、40年前、新しい都電の象徴として登場した車体が、今、レトロ調の出で立ちとなって再登場することに、時の流れと歴史の皮肉を感じる。
私のような昭和の人間からすると、7700形の姿に、似合わない服を着せられた居心地の悪さを感じたりもする。新7000形の塗色として馴染まれた青帯と緑帯を、1両づつでも再現してくれたら嬉しいのだが…。(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 13:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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思い出の阪堺電気軌道・住吉界隈(2)

人間、ピンチの時にはつい、占いとか宗教とかオカルトとかにすがりたくなってしまうものだ。私自身が僧侶の孫である。某T大学仏教学部を出て、氷河期世代の辛酸を舐める過程においても、人の弱さというものを散々体感してきた。だが、所詮人間など大した存在ではないと開き直れれば虚勢をはる必要がなくなり、逆に強くなれるのではないか。「謙虚」とはなんぞや。若い頃からそれをいつも自問してきた。てっきり昔は、自分を落とし、相手を引き立てることだと思っていた。しかしそんな人間関係には限界がある。今は、自分の器を知り、虚勢を捨てることだと解釈している。嘘がなければ、人付き合いは実に楽になる。オカルトは拒否するものではなく楽しむものなのだというゆとりも生まれる。そうすれば溺れることもあるまい。
とまあ、偉そうなことを書き連ねたのは、ここにきて、おかげさまで急に忙しくなったからです |∀・) 昨年末、Macやアプリやフォントやカメラや、凄まじい出費で一挙に買い換えたのは、これに備えていたのです。どうやら新年、特に2月以降は新環境が必要だという直感があり、それを信じたのです。「信ジル者ハ救ワレマース」みたいなのには鼻白む私だが、自分の直感を信じたかったのだ。自分の直感とは、すなわち神様の啓示なのだろう。日本の神様は、「私は神様ぞよ、ふぉっふぉっふぉ」などという傲慢な態度で人に啓示を与えないからだ…ああなんだか神仏混ざってますね。仕方ないんですよ、ここは日本ですから |∀・)

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要するに、今月の更新は鈍くなるだろうなという逃げ口上を、長々と垂らしてみたのが上の枕駄文だったりするのです。すみません。

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阪堺電気軌道上町線末端部の廃止については、電停や車内で掲示されていた。私は鉄ヲタなので、全国の鉄道路線廃止の前後を見てきたが、路線廃止に関しては、必ずこんな感じで白地に墨文字になるよね。開業と違って廃止は寂しい話題なのでこうせざるをえないんだろうけど、阪堺の場合は合理化の一環だし、かつ新路線敷設への布石みたいな空気もある。私が路面電車の可能性を確信して20余年、ようやく時代が追いついてきた感があるが、まだまだ路面電車への偏見めいたものは根強く、阪堺の新路線も一筋縄ではいかないだろう。富山や札幌の路線延伸(や復活)が成功し、路面電車復権の嚆矢になることを祈ってやまない。

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大変不幸なことに私はナウなヤングであり、路面電車の全盛期を知らない。すでに軌道線同士の平面交差は稀有な例となっており、阪堺が廃止されると、高知が残るのみとなる(松山は軌道と鉄道の平面交差で、もともと全国唯一)。もっとも阪堺の場合は渡り線があり、それは当然残される。

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廃止区間の住吉電停である。上町線の電車が阪堺線に直通していく。廃止直前のこの時点で、この区間の運行は1日5往復しかなく、線路はすでに草むして、レールも鈍く光るばかりとなっていた。

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終点の住吉公園駅までは200メートルほど。ああ、複雑なポイントがたまらねえ…。たまらねえのであるが、レールの輝きはあくまでも鈍く、すでに役割を終えたものが、かろうじて生きながらえているという哀愁感を醸し出していた。右側には南海の高架があり、直上が住吉大社駅になっている。

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阪堺は南海の子会社である。住吉公園駅も、南海の高架に遠慮するように、ひっそりと佇んでいた。今見ると、実に愛おしくなる駅舎だが、当時は別に愛おしく思われたくて建てたんじゃないんだろうな。そんな大阪らしさが好ましく、それがゆえに一層惜しまれてならない。
ご覧の通りすでに暗くひっそりとしており、撮影中も家族が一組、「ここ無くなるらしいで、テレビでやってた」とひとしきり話して通り過ぎただけだった。

先月31日の廃止後、この区間には早速バリケードが築かれ、余韻を感じる暇すらなかったと聞く。ただ、これが阪堺の新路線への布石となり、路面電車が単なる郷愁の対象ではないことを示す機会となれば、廃止区間も浮かばれるというものだろう。(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 09:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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