きまぐれ 鉄道日和

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広島電鉄白島線〜今なお健在 昭和の夜景

沖縄県名護市の市長選挙は、政府・与党と日本維新の会が推す新人が、いわゆる「オール沖縄」が推す現職を破って新市長に決まった。現職有利の下馬評を覆し、かなりの票差もついた。
市長選にも関わらず米軍普天間基地移設問題が最大の争点となったわけだが、「基地は受け入れるから、市政の停滞をどうにかしてくれ」というのが民意だったように思う。現職の2期8年は反基地運動のために財政が悪化、長らく当地をキャンプ地としていたプロ野球・日本ハムにも逃げられて閉塞感が漂っていたという。
普天間基地は宜野湾市の市街地の中にあり危険なため廃止し、名護市辺野古に規模を縮めて移設しようというわけだが、この是非を巡って争いが続いてきた。反対派は米軍の全面撤退を求めて移設に反対、結果、今日まで普天間基地は固定されてきた。先日、近隣の小学校に米軍ヘリの窓枠が落ちたのは記憶に新しいが、この小学校の移転が検討されたこともある。だが、これも基地反対派によって阻まれ、小学校は危険な場所に存置され続けている。
結局、何をしたいんだこの人たちは、ってことになる。要は沖縄のこと、日本のこと、平和や安全のことなど念頭になく、己の身勝手な思想を世間に押し付けているだけってことにならないか。彼らの多くが名護市民ではなく、他の地方、さらには韓国からも来ていることはすでによく知られている。
ただ、こうしたことは左翼傾向の強い沖縄2紙やテレビしか見ないような高齢者には伝わらない。このことが、高齢者中心に現職を支持、若年層中心に新人を支持という今回の選挙結果につながった。
これをして、「オール沖縄」側は「若者は馬鹿だ」だの「民主主義の敗北」だの「これは民意ではない」だのと言うのだ。無知の上に成り立つ「民主主義」ほど危ういものはない。身勝手さ傲慢さから、やがて人心は離れていくだろう。

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鉄ヲタ、特に路面電車ファンの一人として、かねてより行ってみたいところがあった。広島電鉄白島線である。現在も充実した路線網を保ち、日本の路面電車の盟主と呼ぶにふさわしい広電。そんな中でも、他線との直通が少なく、わずか1.2kmを行ったり来たりするだけの白島線は異色で、地味な存在だ。系統番号も、最後の⑨があてがわれている。
広島の繁華街・八丁堀は連接車が行き交い、路面電車の天下を印象付けるところ。そこから少し離れたところに白島線専用の狭いホームがある。

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沿線風景はというと、まあいたって普通の市街地であり、絶景めいたものには恵まれない。ここの見どころは使用されている車両ということになる。こちらは元大阪市電の900形。「元大阪市電」というだけで古いことがわかる。履歴は複雑だが、足回りなんかは戦前の代物なんだとか。動態保存レベルのレトロっぷりだが、極めて普通に朝から晩まで走り続けている。

とはいえ、曇り空で絵的にパッとしないなあ。じゃあ先に飯にして夕方になるのを待つか…ってことで、白島線沿線で旨い店はないかと検索してみたところ、「上海総本店」という壮大な名前が目についた。ご当地ラーメンのひとつ、広島ラーメンを代表する店らしい。ここにしてみよう♪

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こんな感じの店だった |∀・) 電車通りに背を向けた場所で、繁華街に近いが静かだ。一見して普通の街のラーメン屋といった佇まい。しかし、入店してみるといきなり入り口付近でおでんが煮えていてたまげた。広島ではおでんとラーメンを合わせて食うらしい。異文化を見た。
ラーメンは醤油とんこつ味。もっとも、東京でイメージするそれとは違い、もっと野生的かつ懐かしい味がした。これが老舗の味ってやつか。近所にあれば通いたくなるような、くせになりそうなラーメンだった。

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さあ撮影再開だ…ったのだが、暗くなるとスチルの撮影が難しく、主に動画撮影に切り替えた。
そしてこちらは元京都市電の1900形。わずか1.2kmの路線なので、先ほどの900形と2両で全線の運用がまかなえてしまうのだった。それだけに変化には乏しいのだが、いずれも大阪時代、京都時代の塗色を保って運行されているのが嬉しい。こうして細かい部分が見えなくなる夜景だと特に、遠い昭和が再現されているようで見飽きることがなかった。

ひとしきり撮影をし終え、さて、今夜はどこで寝ようかなとぶらついているうちに歓楽街に歩き着いた。流川である。札幌のすすきの、東京の歌舞伎町、福岡の中州、そして広島の流川である。ここでもう一杯飲んでいくのも楽しそうだと思ったのだが急に疲れが出て、見つけたカプセルホテルに入ると、そのまま朝までぐっすり寝てしまった。うーん、ちょっともったいなかったな。

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その代わり朝はさっくり起き、JR広島駅まで歩いた。そう何度も来られない広電、白島線の他にもう1カ所見ておきたかったのがここ。本線の廃止予定区間である。写真の電車は猿猴橋町電停に停車中だが、廃止に伴い、この電停もなくなることになっている。
廃止とはいうが、よくある路面電車の衰退とは違い、新線建設により切り替えられ、役目を終えるのである。現状は道路が狭いために電停のホーム(電車とタクシーの間にある)も非常に狭い。

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加えて、一旦迂回してから繁華街に入る経路になっているためにこんな急カーブがある。これを駅前大通り経由に切り替えれば連接車の運行もよりスムーズになるだろうといわれている。
切り替えの完了はまだしばらく先のことらしいが、実現すれば広島の駅前は一挙に機能的なLRTの様相へと様変わりするだろう。それは大変楽しみではあるものの、この石畳の軌道の風景も大変味わい深く、これが失われるのはもったいないなあとも思うのだった。
もっとゆっくりしていきたかったが次の予定があり、いまだ空の白まない道を広島駅へ急いだ。



さて、こちらがまとめ動画です。広電では現在も連接車に車掌が乗務していたり、私にとっておもろいなあと思うところをまとめたわけだが、知ってる人にとっては当たり前なわけで、再生回数が伸びない('A`) 知らない人にとってはちょっと懐かしい雰囲気が楽しめる動画になってるとは思うんだけどなあ…。(イノテツ)
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| 都電・路面電車 | 04:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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雪の日の都電2018〜それぞれの雪、それぞれの夜

近所に魚が得意なスーパーがある。時折おもろげなものが出てくるのを楽しみに足を運ぶ。今回目を引いたのがカスベである。カスベなんて魚知らねえと思ったら、エイのヒレのことをこう呼ぶんだそうだ。100グラム98円というのも気に入ったし、何よりうまそうに見えたので買ってみた。調べてみると、普通に煮付けにすればいいらしい。で、できたのがこれ。明らかに味が染みてないが、私は薄味が好みなのでこんなもんで十分だ。

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淡白ながら肉厚な食感がいい。ヒレなので軟骨がついているが、これも煮込んでしまえばコリコリと美味しくいただける。つまり残らず全部食えるというわけなのでお得感があり、しかも楽だ。これはまた欲しいなあなんて思ってしまうのだが北海道以外ではあまり知られていない食材なんだとか。次に行ってももう多分売ってないだろうな。
新しい食材を試し、しかもそれが美味いことを知るのは嬉しいものだ。

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2年ぶりに帰ってきました「雪の日の都電」シリーズ。まずはある程度雪が積もらないとやれないのでなかなかネタが増えないが、雪と都電の組み合わせはフィルムカメラの頃からやっていた大好きなテーマだ。
今回は予報に反して大雪になったので、しゃかりきになって撮りまくり、まとめ動画もかなり濃縮しつついつもの倍の長さになっちった |∀・) 最後に貼るので、ぜひご覧くださいね。撮影が主に夜だったこともあり、カラーは動画で見ていただくとして、スチルの方は白黒の世界でやってみたいと思う。

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雪の面白さは、いつもの景色や人の動きが一変することだ。その一変したものを切り取りたい欲望から、登山靴を履いて出かけるのだ。雪道を歩くのは疲れる。しかも今回はよく降ったので特にスチルの撮影は難しかった。ていうかあらかた没('A`)

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大塚から東池袋方面に歩きながら撮影していたところ明らかにダイヤがおかしくなり、やがて王子駅前〜早稲田間運休のアナウンスを聞いた。例によって飛鳥山の坂(飛鳥大坂)にノーマルタイヤで突っ込んで動けなくなった車が都電の軌道をふさいだのが原因だった。この区間内に残っていた電車は三ノ輪橋方面への営業運転を続けていたのでこれに乗り、飛鳥山で下車。飛鳥山公園に入り、明治通りを見下ろして次の電車を撮ってみた。結局このまま終日運休ということになったので、この電車が運休前の最終便だった。

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飛鳥山公園といえば静態保存の6080号車である。きっと雪を受けていい味を出してるだろうと見に行ってみた。案の定、思いっきり渋い絵になっていた。ただ、以前見たときよりも明らかに荒廃している様子。何しろ窓が枠だけになってしまっている。これでは車内に雨や雪が吹き込み、一層荒れてしまうことだろう。やる気が感じられない。もう6000形は古いから、7000形に交換しようとかいう腹じゃあるまいな。

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王子での撮影後一旦帰宅、深夜に出直した。これだけ降れば除雪の試運転電車が出るに違いないのでそれを撮影するためだ。
昨春供用開始された大塚駅南口の広場は大変好評のようで、このときも深夜とは思えない賑わいを見せていた。雪だるまを作ったりする雪遊びの人たちだ。おいおい童心に帰りすぎだろw と思ったら、どうやら彼らはみんな外人、しかも雪が降らない国の人のようだった。もし生まれて初めて雪を見たら触ったら、私も年齢に関わらずきっとこうなるだろうな。
というほのぼのとした風景の中央やや上の方、場違いな車が止まってるのが判るかと思う。

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どうしてこうなったのか全く謎だが、都電の線路に突っ込んで動けなくなっているのだった。現場は交番の目の前。通報しなくてもすぐ警官が来てくれたことだろう |∀・)
実はこのとき、背後から試運転電車の8908号車がこの現場に近づいているのだった。このままでは除雪作業に差し障ってしまうのではと心配になったが、私が8908を追ってここを離れているうちに無事解決したようだった。
試運転に8900形が出てくるだろうという予想は当たった。8900形の排障器の形状は、明らかに降雪時を意識している。東京で降る程度の雪なら8900形の排障器で対応できるだろうし、ラッセル車の出動は面倒だから、今後もないんだろうな。



で、こちらがまとめの動画です。東池袋〜向原間で8908に遭遇して撮影、さらに雪道を突っ走って大塚駅前で追いつくという無茶なことをしたために、あたかも同時に2カ所で撮影しているかのような構成にできた。おかげで疲れ果て、朝も撮影するつもりだったのはやめたけど_ノ乙(、ン、)_ 多分、素直に大塚駅前で待ってた方がスマートにまとめられただろうなとちょっと後悔。でも、ザクザク雪かきしてるシーンでは、頭上の高架に山手線の電車がタイミング良く入ってきて気に入っている。息が上がってて手ブレしてるのがなんとも惜しまれる('A`) (イノテツ)

| 都電・路面電車 | 14:57 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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伊予鉄道松山市内線〜坊っちゃん列車から5000形まで

夕方から人に会うのでそれまで寝とこうと腐り果てた惰眠を貪っていたある週末の午後。いや、相手には「昼からどう?」って言われてたのを遅らせてもらってるのよね。病んでるんです_ノ乙(、ン、)_
そこに電話がかかってきて、「ネットの料金がお安くなりました☆」とかいうわけですよ。意識朦朧のまま、ああさよですか、はいはい分かりましたと応対してたら、これが実はプロバイダ乗り換えの勧誘だったんだね。こういう勧誘は電話にしろ訪問にしろ5秒以内に蹴散らすというのが私の方針だったのですが、特に心身の具合が悪いときに重なり、判断力を欠いてしまったのでした。
彼らは基本的に、相手がこれまでしてきた契約を破棄するという重大なことをぼかします。「安くなりました」 と完了形できて、「うちと契約しませんか?」という勧誘の第一歩を省くのです。
うーん、なんか釈然とせんなあと思って検索してみると、似た経験談がわらわら出てくるわけですよ。さらに、大してお安くならない事実も判明('A`) 電話番号が変わって仕事に差し障る割に美味しくないなと、週明け、早速キャンセルの電話をしました。幸い、今回の業者は世間でいわれるような悪徳ではなく、電話はすぐ繋がったし、キャンセルの件もあっさり受け入れてくれて助かりました。
ただ、こうしたトラブルは多いらしく、平成28(2016)年には「初期契約解除」という、通信事業におけるクーリング・オフ的な制度ができました。契約書が届いてから8日以内に書面で意思を示せば一方的に契約解除できます。ただこの場合怖いのは、いつ契約書が届くやらわからんことです。この間に物事が進んでしまうと事務手数料だの日割り料金だの、あるいは工事代まで取られたりします。それ以前にさっさとキャンセルの電話をする方が精神的経済的負担が少なくて済むし、また相手の手も煩わせません。契約成立以前にキャンセルする方が面倒ごとにならないということです。
電話やら訪問やらでのセールスは無条件で蹴散らせばいいのですが、相手はセールスと思わせない方法を編み出しています。気をつけてねっていうのが今日の無駄口枠のお話です。

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朝6時。JR松山駅前のネカフェを出て朝一番の5系統に乗り込んだ。年末の最も日の短い時期、6時とはいえ全くの夜だ。
電車は50形59号車。伊予鉄道50形と一口に言っても製造期間が長くいろんなスタイルがあるのだが、59号車は木造の車内に象徴されるオールドスタイルを現在に伝える貴重なグループ。

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大手町電停での鉄道線(高浜線)との平面交差は鉄道と軌道の平面交差として日本唯一のもの。鉄道と軌道では鉄道が優先という決まりなので、路面電車は郊外電車の通過を待つことになる。20年間、毎年松山に通っていて、路面電車の車内から郊外電車の通過を撮影できたのは初めて。そう、当たり前の光景ながら、いざ撮影するとなると意外とタイミングが合わないのだ。
なぜ私が松山に通ってるかというと墓参りのためだ。だがまあ色々あって一族に会うことはできない身の上('A`) 来訪すらバレないようにこっそり墓参りをし、足早に去るということを20年続けているのだ。
正岡子規にちなみ、松山には各所に投句ポストがあり、それは市電の車内にも備えられている。でも結局何も思い浮かばず、投句したことは一度もない。「ごめんなさい ああごめんなさい もう帰る」こんなもん、投句できるわけがないでしょう('A`)
単純に旅先として松山を見たなら、函館に次ぐ存在だなと個人的に感じている。しがらみさえなければと、訪問の度に苦しくなる。

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そんなことで道後にも年一度来るのだが、なんか新しいのができてた。これは道後温泉別館。かの有名な本館と近いところにあり、平成29(2017)年末に開設されたばかりの新名所だ。本館はその後増築が重ねられたものの、明治27(1894)年建立の重文。重文でありながら公衆浴場として使われ続けたので老朽化が著しく、今年以降改修工事に入る。この別館はその代替施設なのだという。でも、代替施設っつう割にやけに立派だな、屋根に白鷺乗ってるし。ゆくゆくはこっちをメインの施設にして、本館の浴場としての機能は縮小していくんじゃないかなあという予感がする。ちょっと寂しい気がするね。私が生まれて初めて入った温泉は、道後温泉本館の神の湯(一番安いところ)である。

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松山は路面電車ファンにとっても垂涎の街であり、今は新たに投入されたこちら、5000形が目を引く存在だ。2両しかなく、全線を走り回ってるという割には目にする機会は多かった。見た目の特徴は、なんといってもこの流線形だろう。これ、広島をはじめ、路面電車が生き残っている各都市で導入されているいかにもLRVっぽい形だが、いずれも連接車だ。単行車でこの形状を取り入れたのは5000形が初めてと思われ、多少強引な印象がなくもない |∀・) 在来車より車体が50センチほど長くなったというのも、この形状のためと見るのが自然だろう。そもそも単行車にしてLRVっていうのは技術的に難しいもので、先輩格の2100形なんかはなかなかアクロバチックな車内構造になっている。5000形の車内がそれよりだいぶ自然になっているのは、技術の進歩のおかげだろう。
現在もなお、主力の座にあるのが最初に出てきた50形なのだが、それに取って代わるぜという意気込みが「5000形」というネーミングから感じられる。新旧入り乱れる様子を楽しめる時期はあとどれくらいだろうか。

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20年間、毎年冬に通っていながら、松山が晴れることは少ない。私が訪れると奇跡的に天気が崩れるのだろう。歓迎されてない。それは分かっているのだが、心身が許す限り、この訪問は続けたいと思っている。
曇天の松山市駅から高浜線に乗り、松山観光港へ向かうことにした。



で、これがお蔵出しでない、新ネタによる久々の動画となる。久々すぎてどれくらいぶりか分かんない('A`) 撮影の腕が落ちてるのを編集段階でごまかしているのだが、それはそれでほころびが生じてしまうあたり、うp主としては遺憾である(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 08:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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深夜、線路をトラックが走る〜軌陸車の活躍

五十肩になっちまったよぉ・゚・(つД`)・゚・
いや、まだ全然そんな年齢ではない。友人にも「四十肩ってことにしとけば?」と言われたのだが、四十肩は三十代の頃もうやったので違う('A`) だいたい、四十肩と五十肩の罹患インターバルは10年くらいあるべきものじゃんか。私の場合はわずか5年だったってことになる。要は、もともと人より早かった老化が加速してるわけだ。生まれつき体が弱いので、別に驚くべきことでもないけどさ_ノ乙(、ン、)_
そうはいっても、普段、何気なくしていた動作ごとに痛みが走るのには困ったものだ。中でも寝返りをうつと痛くて目がさめるのが最も参る。
今年は落ちたり転んだりで怪我を繰り返した。体の衰えで、思ったように動けていないからだろう。加えて五十肩。足と腰と肩を同時に痛めると、筋トレのほとんどができなくなることを体感して愕然とする。腕立て伏せとか、痛くて最初の姿勢からして取れないのね。これじゃ、より運動不足になって悪循環だわ('A`)
足の完治もまだ先だろうが、それでもようやくゆっくりと歩けるようにはなった。そこらを散歩したり、できる範囲の筋トレをしたりして、この厄介な五十肩が通り過ぎるのを気長に待つしかあるまい。

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勤め人時代の後輩はすでに出版業界を離れ、私とは違うキャリアを積み始めている。今回、ある資格試験に合格したというので、お祝いに焼肉をご馳走した。このマイルストーンまでは長かった。私も嬉しかったのだ。巣鴨から王子に移動し、もうひとしきり飲んで別れたのが23時半頃。
足が悪いのと酔っ払ってるのとで、いつもなら30分くらいの帰り道、庚申塚の電停まで戻ってきたのは深夜の1時を回っていた。ここで、いつもなら静まり返っている線路がざわついているのに気づいた。

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電車? ヘッドライトがこっちに向かっている。早稲田方面のA線にいる車両がこっちに向かっているとすれば右側通行になり逆走だ。やれやれ、酔っ払いの思い違いか? だが、写真を反転させてないのは「軌道内通行禁止」の標識でも分かる通り。

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…などと一応すっとぼけてみたが、私は酔っ払い以前に都電マニアである |∀・) これが軌陸車による保線作業であることはすぐ分かった。この写真は早稲田方面行きの線路を「逆走」して三ノ輪橋方面に向かい、庚申塚電停を通過していくところ。この際、踏切の遮断機は作動せず、警備員が立って安全を確保していた。

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軌陸車というのは鉄道用の鉄車輪を装備した自動車で、当然普段は道路を走ることができる。エンジンで走る事業用車だから、鉄道風にいえば、さしずめ「キヤ」といったところか。この車両は写真のように作業員が乗れる櫓を備えており、架線の整備をしているのだった。ただ、この夜は架線といっても電車がパンタグラフを通して電気を取るトロリ線ではなく、さらに上を通っている通信ケーブル等の整備だったようだ。遮断器が作動しないのは当然ということだ。

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新庚申塚電停方面へ向かっていく軌陸車の先回りをすべく、私は白山通りへ向けて走った(足が悪いんじゃなかったのか)。お、もう1台いる!
いずれも相模の「わ」ナンバーだった。東京都交通局の車ではなく、レンタルであることが分かる。交通局にも自前の事業用車はあるが、営業車ですら33両まで縮小した今、全部は賄えないのだろう。

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これら軌陸車が白山通りを横断するところを撮ろうと待機していたが一向にこっちに来る気配はなく、募る便意に負けて退却した('A`) どうやらこの夜は、巣鴨新田〜新庚申塚間のA線のみでの作業だったようだ。

さて、ここからは余談。鉄ヲタなら、軌陸車を見てデュアル・モード・ビークル(DMV)を連想するだろう。JR北海道が、赤字ローカル線維持目的で開発していたアレである。結局JR北海道は経営の悪化により開発継続を断念し、赤字ローカル線廃止へと舵を切ったわけだが、DMVが完全に潰えたわけではなかった。四国の三セク・阿佐海岸鉄道が2020年までの導入を決めた。
阿佐海岸鉄道阿佐東線はJR牟岐線の海部から甲浦まで、わずか8.5kmを結ぶ盲腸線。終点の甲浦は寂しい駅で、私が訪れた時は接続するバスが運休し、居合わせたお遍路さんと二人で所在ない時間を過ごしたものだった。
そもそも甲浦駅は途中駅となる計画で開業した。だがその先、土佐くろしお鉄道の奈半利駅まで繋いで阿佐線を完成させる夢は事実上絶たれ、唐突に途切れた高架が虚しく屹立しているのだった。
DMVが導入されると甲浦駅で高架を降り、室戸岬まで行くようになるそうだ。これは観光客にとっては便利になりそうで、実現の暁にはまた行ってみたいなと思った。(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 09:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【失われゆく風景特別編】諸行無常をを感じた出来事

ガソリーヌとかパコリーヌとか叩かれる山尾志桜里氏が愛知7区で当選した。ところが、それに対する疑念がネット上で言われ続けている。極めて僅差での勝利だった一方で、無効票が多すぎるというのだ。ここに選管が関わり、山尾氏に有利な操作をしたのではないかという陰謀論だ。私は当初から、この意見には反対だった。選管がそこまでの不正はしていないという立場である。もちろん私も山尾氏は嫌いだ。彼女に投票した人たちにはおいおいおい('A`) という感情が拭えない。だが、だからこその無効票だったのではないか。この選挙区では選挙協力で共産党が引き、自民候補対山尾氏という2択になっていた。「自民はイヤだ、でも山尾もイヤだ」という人が無効票を投じても何の不思議もない。
愛知7区の無効票率4%は異常な高さだという。だが、もっとぶっちぎり、無効票率10%を誇る東京12区のことが語られないことこそが日本の闇だと私は思う。私も今回の区割り変更でこの区に変えられ、忸怩たる思いで「適任者なし」と無効票を投じたクチである。ここは、共産・公明・泡沫の3択を強いられた選挙区である。3人とも左派であり、右派はどこにも投じられない。「与党である公明に投じては」という意見も多くもらったが、私の見解でいえば公明党の存在そのものが政教分離をいう憲法違反だ。である以上、共産党以上に投票できない。
昭和憲法の矛盾は、自衛隊の存在のことでよくいわれるが、実は公明党の存在も大きな問題だ。私はこの二つを合法化できる改正を強く求める。伝統的に継承されてきた宗教との関わりすら禁じる昭和憲法は間違っている。そしてまた、公明党に臆して、その存在について論じる向きが少ない言論の傾きも大変危険だと感じている。

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これは2012(平成24)年のある雪の日、都電の庚申塚〜巣鴨新田間の沿線で撮った写真だ。右に見える家は昭和の雰囲気を色濃く残す味わい深い建物で、都電の写真を撮るとき、しばしば脇役に使わせてもらってきた。
そして次が、その4年後、2016(平成28)年の秋にほぼ同じ場所から撮った定点撮影である。

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新しい写真の方が引いた画角になっているのは、いうまでもなくその変化を強調したかったからだ。地元民であるにもかかわらず、この火事の報を知ったのは某巨大掲示板の書き込みでだった。都電ファンの中ではこの家は結構有名だったということだ。
この家には婆さんが住んでいて、私も挨拶したり撮影許可をもらったりしていた。ただ、この火災のときにはすでに彼女は近くの施設に引っ越していて空き家であり、人的被害が全くなかったのはせめてもの幸いだった。一方、そういう火の気のないところからどうして出火したのかという疑問があるが、これは全く闇の中だ。

都心の大通りを悠々と行き交っていた時代の都電を私は知らない。若い頃にいわれていた都電のイメージは、「民家の軒下すれすれを走る下町のチンチン電車」だった。だが、私が時々うpするように、そのイメージも徐々に壊れつつある。沿線の民家は都市計画で徐々に立ち退き、スマートな街並みに変わりつつある。その一方で都市計画にかからなかったはずなのに、こうして失われてしまう風景もある。近所の人の多くが普通に火事の一つとして捉えただろう。だが、長らく都電沿線を撮ってきた者からすれば、これは大きな変化であり損失だ。撮影してから1年間うpできずにいたのは、そうしたショックがあったからかもしれない。(イノテツ)

| 都電・路面電車 | 11:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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