きまぐれ 鉄道日和

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被災の仙石線を歩く(4.沿線巡礼・塩竈)

寒冬などという話は聞いていなかったから、仙台の夜が寒すぎて震え上がった。旨いラーメン屋はないか…全国どこ行ってもラーメンばっかりだな俺わ('A`) 東京に住んでいると、この街のラーメン屋密度が異常であるということを忘れる。仙台、ラーメン屋なさ過ぎとか思ってしまう。ようやく見つけたのが天○一品。地方まで来てチェーンもなと思ったが、天下○品なら間違いないしとここに決定。都内の店とは大分雰囲気が違ったが、やっぱり旨かった。ラーメンは最高だ。3日食わなかったら氏ねるかもしれん。

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さて、翌朝のあおば通駅である。仙石線地下化に伴い延伸開業した駅だが、延伸したというのに営業キロはむしろ縮んだ。旧線が激しくうねった線形だったからだ。
方向幕は「快速高城町」。先の再開は目処が立っておらず、路線の分断は数年に及ぶと思われる。

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時刻表や路線図も、震災対応のものに綺麗に作り替えられていた。
今回の旅の目的は鹽竈神社のお札をもらってくること。さらに松島の観光もしてみたい。幸い、両方とも再開区間に含まれており、仙台から入れば、震災前と変わらない利便性だ。

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車両は、震災前の時点で205系3100番台に統一されていた。平たくいうと山手線の中古だ。これが鉄ヲタ的興味をそぎ、今回まで乗ったことがなかったわけだが、もちろん、仙石線用に各種改造が施されている。車内で目立つのは便所の設置と、2WAYシートの装備だろう。2WAYシートは、写真のように座席が回転し、ロングシートとクロスシートの両方に使えるすぐれもの。都内でも、東武東上線で見ることができるが、座席定員が減るという欠点があり、仙石線でも一部車両での導入にとどまっている。もっとも、これのあるなしでは乗り鉄的モチベーションは思い切り変わるわけで、今回も、わざわざこれを選んで乗るのだった。

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本塩釜駅で下車。コンコースに積まれた酒樽が目を引いた。ここ塩竈はかの名酒・浦霞の地元である。来訪時、特に違和感はなかったが、後日、wikipediaで見た写真とは様子が違っていた。この駅も、烈震と津波の直撃を受けていたのだ。今気付いたが、そういえば天井がシートになっている。

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松島同様、震災の被害が比較的軽微であったとしてあまり報道はされていないが、ここもまた被災地なのだった。去年の花見で飲んだのが浦霞だった。被災地支援という意味では陸前高田の酔仙も飲んでみたかったが、それはかなわなかった。酒蔵が津波に呑まれて壊滅する様子は克明に撮影されており、つべで見て涙が出た。
さて、この被災したビルの脇が東参道の入口になっており、緩い坂道を上がっていく。

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東参道を行くと、志波彦神社への参拝が先になるだろう。鹽竈神社の正式名称は志波彦神社鹽竈神社といい、明治時代に遷座してきた志波彦神社が同じ境内に鎮座している。旧社格は両社とも国幣中社で、東北では珍しい。

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庭園が素晴らしい。樹に張られた雪吊りが北国の情緒を醸している。奥に見えるのが松島湾だ。

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鹽竈神社は陸奥国一宮でもあるが、実は「陸奥国一宮」は福島県にもある。まあ、いずれが本家か元祖かなどと詮索するのはやめておくが吉だろう |∀・)
一方、表参道は急な石段で、登り切ると東参道からの道と合わさり、随身門を仰ぎ見る。花の頃には見事らしい枝垂れ桜だが、今の時季には寒さばかりを引き立てるその枝振り('A`) また、有名な鹽竈ザクラの名所でもある。その時期に訪れてみたいものだが、すげえ混むんだろうな。

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境内には、多羅葉樹が見事だった。なんか北国っぽくない樹だなと思ったらインド原産、ここが太平洋側の北限なのだとか。赤い実がたくさんついていた。
お札をいただいて目的を達すると、何しろろくなことがなかった平成23年の穢れを払っていただくために、形代に息を吹きかけた。新年がいい年になればいい。

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市内には、境外末社である御釜神社が祀られている。鹽竈神社での神事で用いる塩は、ここに安置されている竃で作られる。「塩竃」の地名の由来ともなった神社であるわけだが、現在ではいたってこじんまりとしている。浦霞の酒蔵はこの近所にある。見ていきたかったがやってなかった('A`)
しばらく市内をぶらついた後、本塩釜駅に戻り、松島へ向かう。
お気付きだろうが、漢字の表記がバラバラだ。駅名は「塩釜」、市名は「塩竃」、社名は「鹽竈」と表記する。この不統一っぷりは江ノ島に似ているなと思った。(イノテツ)
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| 東日本大震災関連 | 12:30 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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