夏の終わりに関東鉄道常総線(1)
私は「●」利用者ではないし、荒らし行為をしたこともない。というかほぼ常時規制されていたので書き込みそのものをほとんどしていない。経過を高みの見物というお気楽な立場だが、もし本当にこのまま閉鎖に至れば、結局のところ「荒らし」の思うつぼであり、悔しい話だ。
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1年の喪に服していたし、猛暑もあって体調も一進二退といった有様。鉄道を撮るために出かけるという行為を随分していなかった。今回、仕事で刈入れ直前の田んぼの写真が欲しくなり、茨城の実家へ帰る足で撮ってこようと思い立った。であれば、関東鉄道の水海道以北、いわゆる「常総北線」沿線で撮り鉄が兼ねられそうだと、久々の復帰戦となった。
さっさと北線に入るためにつくばエクスプレス経由とし、守谷で乗り換えた。やってきたのは0形。これは幸先がいい♪ 0形はかぶりつき席もロングシートになっており、ゆったり座って見物できるのだ。朝の下り列車に乗客はまばらだ。

水海道までの「南線」は複線区間ではあるが、非電化路線ならではの開放的な景色がたまらない。守谷を過ぎると、沿線の風景にもローカル色が濃くなってくる。

なんか、ツートンのがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! キハ310形である。去年、関鉄旧塗色に戻されたものらしい。銀の帯が付けば、先頃引退した京成赤電そっくりだわな。影響がなかったわけではないだろう。これは全くの偶然でラッキーだった。一方、自分が乗っているのが0形。外から見れば夢の離合だったな。まあ、それを撮影するのはさすがに無理か。

水海道で単行のキハ5004に乗り換え。下妻で乗客のほとんどが下り、一層ローカル色が濃くなる。だが、車内は全くの通勤型であり、エンジン音以外は電車と変わらない。車窓の風景は筑波山を中心としたなかなかのものであり、この辺をどうにかすればもう少し観光客を呼び込めるだろうにと、毎度残念に思う。
騰波ノ江で下車。渋い駅舎である。あまりに渋いので、この駅のことは改めて書いてみたい。ここもそうだが、常総北線には大宝、黒子、大田郷といった渋い駅名が多く、路線の歴史を感じさせる。一方、最も近年に新設された駅は「ゆめみ野」('A`) 開業は、震災発生翌日だったっけ。常総線は、今年で100周年を迎えた。

今日、取り急ぎうpするのはここまで。沿線の田んぼにこんな看板が出ていたからだ。黄金色の田んぼと合わせて撮影したい向きは、もう時間がない。この期日は農協が推奨するものらしく、最終判断は各農家に委ねられている模様。ここ下妻では、すでに一部で稲刈りが始まっていた。温暖化のせいなのか、昔より時期が早くなった気がする。この後、「稲刈り前線」は、急速に北上していくはずだ。(イノテツ)
| ローカル線紀行 | 14:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑