きまぐれ 鉄道日和

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夏の日、初めての香椎線

オヤジ臭くて言いたくないけど、最近の音楽はつまんないよね。こんなもん聴かされてる今の子供たちは大変に不幸だ。
なんていうか、深層心理に響くいい音楽というのが、私の幼少期にはあった。父の趣味だったクラシックやタンゴは別にしても、歌謡曲の中にもいいものが多く、「年下の男の子」とか「22歳の別れ」とか「潮騒のメロディー」とか、もちろんリアルタイムでは曲名なんか知るわけもなかったけれど、人生の最初期の記憶を飾る音楽として、今も甘酸っぱく響いてくる。
そんな風に思ってるのは私ばかりではないのか、昨今は過去の復刻版がよく出ている。洋楽では最近、ビートルズのベスト盤『ビートルズ1』が映像付きになって再発された。これは絵も音もクリーニングされて、非常にいいらしいぜ。
いいらしいのだが、このタイミングでうちのMacがぶっ壊れ、目下、DVDを観ることができない('A`) 内臓のドライブが壊れても、外付けをつなごうが認識しないという信じがたい仕様がアップルにはある。光学ドライブが使えないと仕事に差し障るし、ぼちぼち買い替え時なのか。6年間、よく頑張ってくれた。でも、この不景気にでかい出費だなあ…って、音楽の話じゃなかったのかよ。

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多分、私の前世は北方民族だったのだろう。南方に興味がわかない。乗り鉄を自称してるが、北海道の鉄道を完乗している一方で、九州はおそらく、乗ってない線の方が多い |∀・) 香椎線も、その一つだった。なので、今後も行く機会の少なかろう九州、今回乗ってみたいんだよぉジタバタ(←手足をばたつかせる音)と同行の友人に駄々をこね、無理矢理乗車した。本当は西戸崎から全線乗りたかったがそれは叶わず、篠栗線の長者原で乗り換え、宇美までの区間にとどまった。

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だが、長者原駅のホームはなかなかの撮影ポイントだった。福岡の都市圏にあり、背景こそやかましいが、築堤の線路に遮るものはなく、国鉄型の気動車を綺麗に捉えることができた。これはヒットだったんじゃないか。

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あっけなく終点・宇美に到着。国鉄分割民営化からじき30年。全線全便が国鉄型の車両のみで運行されている路線は、ここ香椎線を含めて極めて稀有となった。こんなことをいうとえらいローカル線かのような印象だが、昼間でも毎時2本の運行が確保されており、地方交通線にしては頑張っている方だといえる。
香椎線の大きな特色は、起終点の西戸崎・宇美の両方で他路線と接続しないことだ。路線網があってこそ鉄道は機能するわけで、これは全国的にも珍しい。JRに限ると、香椎線が唯一の例となる。

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もっとも、元々そうだったのではない。かつては宇美で勝田線が接続していた。宇美の駅前から続くこの緑道は、勝田線の廃線跡である。緩いカーブに鉄道の面影が残っている。この勝田線、特定地方交通線として廃止されたわけだが、潜在的需要は相当あったらしい。当時の国鉄にやる気がなく、ろくに列車を走らせなかったために乗りようがなかったというのが真相で、同様の状況から三セク化された甘木線は増発し、見事に蘇った。勝田線にも復活論があるらしいが、一度廃止された線を復活させることは、新線敷設以上に難しいという現実がある。

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この道をつらつら歩いていくと宇美八幡宮に着く。身ごもったまま朝鮮半島に出撃し、勝利を収めて帰国した神功皇后が、ここで出産したと伝わる。生まれたのが応神天皇である。そういう歴史をもっているせいか、昨今急増しているあちらからの客の姿はなく、参拝者は多くとも観光地化されていないのは幸いだった。そしてこの御神木である。これだけ神々しい御神木にはなかなかお目にかかれない。周囲をぐるぐる回り、その姿を拝んだ。

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神社から街に戻り、バスに乗った。観光客にはあまり知られていないようだが、宇美から太宰府へ抜けるには、このバスが断然便利だ。20分ほどの行程の中に田舎町の風情があり緩い山越えもあり、ちょっとした路線バスの旅が楽しめる。本数は決して多くないので時刻のチェックが必要だが、お勧めしたい路線だ。(イノテツ)
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| 鉄ヲタ紀行 | 08:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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