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きまぐれ 鉄道日和

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山梨ヌーボーまつりと身延線駅巡り(甲斐住吉駅・南甲府駅)

安倍首相とプーチン露大統領との信頼関係が醸成し、いよいよ日露平和条約実現へと動きそうだ。それそのものは喜ばしいことだが、そこへの最大の足かせになっているのは、いうまでもなく北方領土問題である。
昭和20(1945)年8月、日本が連合国に対し降伏した後、ソ連は北方領土に侵入しこれを占拠した。ソ連は不法行為を犯したのであり、その後継国家であるロシアは日本に返還すべきだが、それはいまだになされない。結局この世は道理より暴力が優ってしまうのだ。
昭和31(1956)年、日ソの平和条約交渉は決裂、日ソ共同宣言によって国交を回復した。いうまでもなく北方領土問題が解決しなかったからである。日本は交渉中、一度は歯舞群島・色丹島の2島返還で妥結する案を呑む方向に傾いていた。ところが態度を転換、国後・択捉両島の返還も求めることにしたのだ。国後・択捉を要求し続けなければ沖縄を返還しないという米国からの横槍(ダレス恫喝)の存在も見逃せない。時代は冷戦下、日ソに楔を打つのが目的だったのだろう。
こうして日本人の間には「4島一括返還」という空気が醸成されたわけだが、ハードルを上げたことにより、4島どころか1島も戻らないまま現在に至っている。敗戦国の悲哀そのものだが、すでに冷戦が終わり新たに中国や北朝鮮の脅威が増す今、日米露が火種を抱えたままではこれらを利するばかりだ。
とはいえ国際政治は猜疑心の塊だ。日米安保条約によれば、返還後の北方領土に米軍基地を置くことも可能なわけで、ロシアはそこに神経をとがらせている。国後・択捉を軍事化しているのはその表れであり、当面この2島の返還は困難だろう。日本の安保の要である日米安保条約が、ここでは障害になってしまっているわけだ。
一方、歯舞・色丹は北海道の付属島であって、そうした懸念は小さい。面積でいえば北方領土全体の7%に過ぎないが、付随する海ははるかに広大だ。海洋国家である日本はそこに着目すべきだともいえる。忸怩たる思いながら、歯舞・色丹先行返還、国後・択捉についてはむにゃむにゃという感じで交渉の糸口を残すのが現時点での落としどころではなかろうかと考えている。

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今年もボジョレー・ヌーヴォーが解禁され早速1本空けたところだが、それに先立つ3日、甲府で山梨ヌーボーまつりが催されたので取引先関係の方々と参加した。山梨県内にあるワイナリーがこぞって参加する試飲会である。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ♪

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会場の小瀬スポーツ公園は甲府駅から離れているためシャトルバスが出ていたが、私は鉄ヲタなので鉄道利用にこだわった。身延線に乗り換え、甲斐住吉駅で下車すれば徒歩30分程度である。運賃も東京からだと甲府までと同じなので微妙にお得 |∀・)
写真のように何の変哲もない棒駅なのだが、特色は待合室にある。

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柱を接写してみる。「SHEFFIELDTOUGHENEDSTEEL.W.1887」などの文字が読み取れると思う。これは英国CAMMELL社製の古レールであり、刻印通り、明治20(1887)年に製造されたもの。これは身延線の前身、富士身延鉄道の開業よりも古く、どんな来歴でここにきたのか興味深いところだ。

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さて、会場に歩き着き、他の参加者とぼちぼち合流、ワインの試飲を楽しんだ。1500円のチケット制であり、10枚の試飲チケットと専用ワイングラスを持って各ブースを物色する。用意されたワインは70種以上。まあ私はワインには詳しくないので、名前と見た目で選ぶ。競馬の初心者かよ。
好天に恵まれ、11月とは思えない日差しに気温がぐんぐん上がる。地元の新酒を次々試すが、アルコールが体から揮発するのか、あんまり酔わない。思わず露店でビールも買っちった |∀・)

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この日は山梨県民の日でもあり、その関連イベントも兼ねていた。延々続く露店の列に圧倒されつつ、富士宮焼きそばや、丹波山村の干し舞茸なんかを買い求めた。
余談だが、奥多摩から奥秩父方面への登山のためにバスに乗ると丹波というところが終点になる。ここが丹波山村である。公共交通機関はこのバスのみなので、山梨県内からは行けない山梨県の村である。また、近世以来合併も改名もしていないそうで、隣の小菅村とともに貴重な存在だ。

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イベントは盛況のうちに終了、メンバーはシャトルバス、宿泊先へと散り、一方の私は再び身延線へ向けて歩いた。今度は南甲府駅だ。それにしてもスマホの地図アプリは便利だ。現在地と向かっている方向を表示してくれるので、初めて来る場所でも気楽に歩き回れるようになった。おかげで旅先で歩くことが格段に増えた。
40分ほど歩き、身延線の線路に行き着くと踏切の警報機が鳴った。特急ふじかわである。秋の日は釣瓶落とし。だいぶ日が傾いてきており、側面ギラリで撮影できた。

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南甲府駅に着いた。なにこの豪華な駅舎と驚く重厚な構えである。旧富士身延鉄道の本社を兼ねていた名残なんだそうで、現在も広い構内を持ち、身延線の拠点であり続けている。なお、駅舎は北西を向いているので、夕方でないと順光にならないと思う。

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拠点とはいうがホームは1面2線のみ。かつ引き込み線は剥がされ貨物輸送もなくなるなどここにも地方鉄道の衰退が忍び寄っている。だが甲府〜鰍沢口間は比較的列車本数も多く、こうして列車交換の様子を眺めているとまだまだ活気があった。近年の乗降客数も概ね横ばいで踏みとどまっているようだ。この光景が続いていってほしいと願いながら甲府行きに乗り込んだ。(イノテツ)
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| 沿線散歩 | 14:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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