きまぐれ 鉄道日和

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キエフの寒さはこたえますた

まだ11月中旬だというのにキエフは底冷えがする。ロシアの南下政策という言葉を思い出した。ロシア人が南に行きたい気持ちが身にしみてよくわかった。とにかく寒い。
それに空気が乾燥していて、いがらっぽい。オーストラリアと比べると明らかに空気の質が劣る。喉や気管肢をやられるのだろう、咳や痰を吐いている人も多い。
排ガス規制をクリアして無さそうな車もバンバン走っているし、駅前の工場からはもくもくと煙が出ている。タバコのマナーも悪くゴミ箱に火を消さないまま投げ入れる人がいて大量の煙が上がっているのを何度も見た。そして、砂ぼこりを巻き上げながら自動車がすっ飛ばして行く。
まるで放射能による肺がんの影響をかき消す為に空気を汚すのを奨励しているんじゃないのかと思ってしまう(もちろん邪推)。おかげで喉は痛くなるし、風邪を引くしで、3日間ほとんど宿から出れなかった。

ウクライナで気がつくのは薬屋がやたらと多いこと。аптека(文字化けしていたらすいません)と書いてある看板があちこちにある。面積あたりでいうと、日本のコンビニの3倍くらいの密度で薬屋がある。
ただ、放射能自体は0.1から0.16マイクロシーベルト/時くらいなので、ブダペストと変わらない。宿のオーナーによると、チェルノブイリはウクライナにあるが、風向きの影響でそれほど汚染されなかったという。
ふつうに観察している限りではウクライナの人は、元気でたくましく、そして寒さに強い。ベンチや花壇で腹を出して寝ていたり、このあと海沿いの街に移動した時は泳いでいる人もいた。

放射能の影響については、結局あまり情報がえられなかった。なんとなくだが、キエフの人はチェルノブイリのことを語りたくないような気がした。
ほとんど英語が話せず、こちらはロシア語が全くわからず、チェルノブイリのどころか切符を買うのさえ苦労する、というのが一番の理由なのだが、宿で同室になったカナダ人も同じような感想を持ったという。
実はこの宿にくる前にベラルーシからきたという若者と話をした。途中までいい雰囲気だったのだが、この話題を出した途端一気に空気が重くなった。たくさんの人が死んだと沈痛な面持ちで語り、すーっと席を立ってしまった。
宿のオーナーは若くて陽気というか、ちゃらいところもあり、ネガティブな話をしにくかった。出しても、先ほどのようにウクライナはそんなに影響を受けなかった、くらいで終わってしまう。
複雑な事情を語る英語力がないのかもしれないし、若いからよくわからないのかもしれないが、20数年も前の自国の負の側面を素性のしれない旅行者になど語りたくはないという部分はあるのだろう。
そんなこんなで低レベル放射能の影響については、たいした情報もえられないまま10日ほど過ごしてしまった。

風邪を引いてしまったこともあり、寒さがこたえるので、ロシアのロマノフ王朝にならって南下することにした。宿のオーナーがオデッサ出身ということと、たまたま同室にクリミアから来たという人がいたので、この辺りを回ってみよう。(アホキ)
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| 海外鉄道紀行 | 09:13 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

気温が低いと、それだけで空気が新鮮に感じるものなのですが、寒くてなお汚いと感じるのですからよっぽどなのでしょう('A`) 健康にはお気をつけください。
若い人にとって、チェルノブイリの事故はソ連がやらかしたことで、自分たちは被害者という認識があるのかもしれません。とはいえソ連が残した負の遺産は、後継国家が解決していかなければならないわけで、重い問題です。
南下したがるのは、これはもうロシアの本能ですね。それに日本もやられているわけです。人や物が行き来する分には一向に構わないのですが…。

| イノテツ | 2011/12/11 09:56 | URL |

東京もこのところ寒い日が続いており、数日前には例年より早く初雪が降ったりしました。
しかし、この冬はあまり天気が安定せず、数日置きに雨が降ったりしています。
南下ということで、昔、ダスティン・ホフマンの出ていた映画で、題名は忘れましたが、ニューヨークでその日暮らしをしている貧しい青年が、寒いニューヨークの冬を過ごすなかで、唯一の夢であった、温かなフロリダに行くことを実現するのですが、行く途中、同行した仲間が死んでしまうというような内容だったように思いますが、その映画のことをちょっと思い出しました。
話は変わりますが、沖縄でも微量の放射線量が観測されたそうで、汚染は全国規模に及んでいるようです。

| タラ坊 | 2011/12/11 10:51 | URL |


イノテツさん

寒いと新鮮に感じるもんですよね。
どうもここの空気はいただけません。

>若い人にとって、チェルノブイリの事故はソ連がやらかしたことで、自分たちは被害者という認識があるのかもしれません。

そうでしょうね。それも含め、いろいろ複雑な事情が絡んでいるような気がしました。

>とはいえソ連が残した負の遺産は、後継国家が解決していかなければならないわけで、重い問題です。

確かに。それはまさしく日本も同じですね。


南下でふと思ったんですが、地球温暖化ってロシアから見たら歓迎すべきことなんじゃないだろうかってことです。
もっとも最近では、co2が原因で温暖化したのではなく、温暖化したからco2が増えたという話もあるようですね。さらに太陽黒点のパターンからいうと、今後は寒冷化するという予測もあるそうです。



タラ坊さん

>東京もこのところ寒い日が続いており、数日前には例年より早く初雪が降ったりしました。

そうでしたか。
大気汚染は人を慣れっこにしてしまうようで、あまり気にしている感じはありませんでした。もっとも放射能も同じかもしれません

寒いニューヨーク寄り暖かいフロリダに行きたい気持ち、よーーくわかります。


>話は変わりますが、沖縄でも微量の放射線量が観測されたそうで、汚染は全国規模に及んでいるようです。

アメリカでも微量観測されているそうです。やらかしてくれますよね。
海外でも日本政府と東京電力には不審感を持っている人がたくさんいます。
もっともインターネットが出来て、ふつうに考える頭があれば誰だっておかしいと思いますよね。

| アホキ | 2011/12/14 03:34 | URL |















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