雪の日の都電2012

東京に雪が降った。ただそれだけでニュースになる。雪国の人にとっては「なんじゃそれ」だろう。だが私も、夜から激しさを増した「東京の雪」に誘われて、終電までの都電を撮影に出たのだった。そんなことで仙石線ネタはお休みです |∀・)

今年は寒冬なんだそうだ。「寒冬」という言葉を知らなかった。そういえば、毎年のように暖冬と呼ばれる。たまに寒冬がなくては不釣り合いだ。今冬は節電態勢で臨んだが、先月の使用量はは昨年比マイナス3%止まり('A`) やはり寒いのだ。

新聞の「朝の詩」コーナーに、今年の冬は被災地に雪が降らないようにと願う詩が載っていた。だが、すでにご紹介してきたように、被災地はすでに雪に加え、厳しい寒さに見舞われている。仮設住宅は寒く、水道がすぐ凍結するらしい。神は無情だ。

雪は景色から色を奪う。そんな中、踏切の向こうに赤ちょうちんがやけに目立った。演歌か、四畳半フォークの世界だ。若い頃は、貧乏臭い歌だと思った。だが、氷河期世代の私は常に貧乏くじを引かされてきた。こういう店で飲める人は立派なブルジョアだと、今は思う('A`)

転倒する人を何人も見た。スリップする車、坂道で動けなくなるタクシー。やはり東京は雪に弱い。それでも都電は、例によって無敵の定時運行を続けていた。


最終電車が滝野川一丁目電停を発車したのは23時25分(定時は23分)。路面電車の運行時刻としては誤差の範囲だろう。なお、実際の終電のときにはカメラが雪で氏んでいたため、写真は没りました('A`) よってこれは1本前の電車です。

東京の公共交通の中でも、相変わらず圧倒的な強さを見せつけた都電だが、それにしても終電が早すぎる。終電繰り下げは兼ねてより望まれてきたことだが、相変わらず実現する気配はない。その存在が過小評価されているからではないかと思ったりもしている。(イノテツ)
| 都電・路面電車 | 06:47 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
ああ、いい写真ですね。
特に3枚目のモノクロ写真は雰囲気があって魅かれました。
4枚目の赤ちょうちんもいいですね。
やはり赤ちょうちんは演歌の世界ですね。「舟歌」が聞こえてきそうです。
今年は会津に行かなかったので、これがこの冬、雪を踏む最初でしたが、朝出かける時はツルツルに凍っていて、駅までいつもより時間がかかってしまいました。
電車も少し遅れていて、JRはやはり雪に弱いなと思いました。
| タラ坊 | 2012/01/24 17:11 | URL |