初秋の九十九里浜
一昨日は宴会だけなので、飲めない私が参加してもしょうがなく、句会が行われる昨日だけ参加してきた。
昨日だけ参加の人たちと千葉駅で落ち合い、総武本線で横芝駅に向かう。
駅に着くと、一昨日からの参加組が迎えに来ており(まだお酒臭い)、車に分乗して、まずは蓮沼海岸に向かった。
天気は良かったものの、沖縄や九州の方を通過中の台風の影響だろうか、波が高い。
サーフィンをしている人も何人かいたか、あまりの波の高さに沖のほうに向かえず、早々に引き上げていた。
海岸でしばらく吟行した後、同人宅に向かい、お昼をはさんで句会を行った。
その日、私が詠んだのは、
浜砂に 足跡しるし 夏が行く
浜千鳥 遊びをせんとや 生まれけむ
秋の浜 生きた証の如く 足跡残し
の3首であった。
2首目の「浜千鳥」は季語ではないらしいので、季語なしの句になってしまったが、浜千鳥の動きを見ながら、「梁塵秘抄」の一節が頭に浮かんできたのだ。
3種目は、1首目の別バージョン。
横芝駅は草むした線路が伸びていたり、ホーム際にもう1本、錆付いた線路があって、そこに、これも草に覆われた車止めがあったりして、なかなか雰囲気がよかったのだが、残念ながらカメラは修理中であり、持って行けなかった。
ところでその修理だが、レンズの不具合らしく、修理代が1万5~6千円くらいかかってしまいそうだけれど、よろしいですか? という電話が先日かかってきた。
かかるなぁーとは思ったものの、ダメですとも言えず、それに、レンズを新しく買い換えればもっとかかってしまうだろうと思ったので承知した。
今週木曜日くらいには受け取れるらしい。
そんなわけで、またか、とはお思いだろうが、小湊鉄道に乗りに行った際に撮った写真を、申し訳に貼り付けておくことをお許しいただきたい(タラ坊)。
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面影を 浜に探せど 羊雲
出かけた先で母が撮った写真のうち、結局は柏の某公園でのものを遺影として使いましたが、捨て難かったのが、九十九里浜で撮ったものでした。ポーズをとってるこのとき、すでに癌に冒されてたんだろうなとか思うと、本当にやり切れなくなります。
四九日の法事は母と二人、私が読経し、通夜付きで行いました。法事は、遺された者が気持ちを整理するための区切りの行事であるわけですが、まあなかなか、うまく区切れるものではありませんね。母も、最近ではすっかり酒に弱くなりました。
| イノテツ | 2012/09/18 19:29 | URL |