吉備線で行く一宮巡り(3.巡礼編)
データ消失は悪夢だ。急に怖くなった私は、その日のうちにビックカメラに走り、外付けハードディスクを買ってきた。すでにある320GBのはすでに容量が限界に近かったし、この際、システム全体をバックアップできるよう、2TBのを追加で導入したのだった。最近のは、USB3.0にも対応してて1万円しないのね。私のMacも5年になるので、ぼちぼち対策しないとと思っていたところでもあった。
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写真右端にちょこっと見えているのが吉備の中山。山そのものが、吉備津神社及び吉備津彦神社のご神体である。松並木の参道を歩き、まずは吉備津神社へお参りする。

吉備津神社は備中国一宮で旧社格は官幣中社。この本殿と拝殿はひとつながりになっていて国宝である。主祭神は、吉備津彦命。桃太郎のモデルだといわれている。ちなみに鬼のモデルは、大和政権に制圧される前にこの地を治めていた渡来人なのだという。

吉備津神社を辞し、中山山腹の道を行く。眼下に吉備線の気動車が過ぎていくのがみえる。写真の小川は中山から流れる谷川で細谷川という。架かっている小橋の名「両国橋」が示すように、ここが備中・備前の国境らしい。吉備津彦命の墓といわれる前方後円墳が、山の上の方、まさにこの国境線上にある。古代のロマンがそこかしこに顔をのぞかせている。

吉備津彦神社は備前国一宮で旧社格は国幣小社。吉備津神社からは1.7㎞ほどしか離れておらず、一宮同士がこれほど近いのは珍しい。訪問時は、ちょうどしめ縄のかけ替えをしているところだった。

ところで、前回、天気の悪さを嘆いていたはずなのに、今回はいきなり回復しているのがミステリーである。これは本当に不思議なことで、神社巡りをしている時間帯だけは天気が回復したのだ。この後、四国へ渡るのだが、瀬戸大橋にさしかかる頃には再びどんよりどよどよとなった('A`)

神社からは備前一宮駅が近い。ちょうど岡山行きが来たので乗車、しばしのローカル線散歩はこれにて終了した。
日本の国には津々浦々に神様がいる。でもきっとここ吉備では、その存在がより近いのだろう。私には全く霊感がないが、それでも何かそういうことを強く感じさせられるひとときだった。(イノテツ)
| 鉄ヲタ紀行 | 00:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
新しいパソコンが届き、先ほどサポートの人がきて初期設定してくれて、また使えるようになりました。
前々からそろそろ買い替えなくちゃなぁーと思いながら問題解決を先延ばしにしてきた結果で、危機管理に対する甘さが招いたことと言わざるをえません。
メールアドレスは前と同じなので、メールはある程度のところまでは残っていました。
ところで、神社めぐりをしている間だけ晴れたというの、ご利益でしょうか?
| | 2013/01/21 20:35 | URL |