きまぐれ 鉄道日和

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変わっていく渋谷

昨日は1日で2冊分の入稿を行い、データをそれぞれの版元に納めた。うち1冊は制作に1年近くかけた「大作」だった。なぜか幾度となく編集会議にかり出された。内容に口を挟まないのがデザイナーの立場というものだが、この件では意見を求められることが多く、調子に乗っていろいろ喋った。休みが取れず、ブログの更新が滞りがちになった主因がこの仕事だったわけだが、内容への思い入れや制作期間の長さもあり、いざ手を離れるとなると一抹の寂しさもある。

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現実の私の仕事で、こうして時間をかけてじっくり本を作る機会は少なく、大概は短期間で作り上げてしまう。この本の制作の間にも、並行して何冊か作った。鉄道関係の仕事もあり、マニアックなのが実業之日本社から出た。
東京メトロ 建設・開業の歴史

最近は本文デザイン・組版から装丁まで一人で一括してやる仕事のスタイルが多く、この本もそうだ。東京メトロ9路線の建設の歴史が、膨大な資料の転載によって紹介されている。鉄ヲタの私でもついていけないマニアックな内容だ。ぶっちゃけ、どんな人が買うんだろうなどと思っていた。ところが、ある日密林を見て驚いた。

密林画面

交通関連書のカテゴリで売上げ1位になっていたw 1時間ごとに更新されるものらしいので、その時間帯に偶然注文が重なったとかなのだろうが、この奇跡の瞬間をしっかりキャプチャリングしたのは言うまでもない。

さて、このタイミングで東京メトロがこういう本を作るに至ったのは、計画された全ての路線が完成し、その運行が安定したからだろう。もっとも、全路線が完成したからといって、地下鉄工事がなくなるわけではない。過去の工事を振り返るだけでなく、今まさに進んでいる工事もあることを伝えたいと思い、私は本扉の裏ページに、小さな写真を1枚潜り込ませた。

DSC_0911.jpg

渋谷駅を出発する銀座線の電車だ。現在の銀座線渋谷駅は狭くて不便だが、これを改善するため、全面的に移設する工事が進んでいる。東京メトロの現在の工事で最も目立つのがこれだろう。
この写真は、駅前広場を挟んだ向かいにある渋谷ヒカリエから撮ったもの。ここは3階だが、11階のスカイロビーまで上がるとなかなか絶景だ。

DSC_2157.jpg

すっごく分かりづらいと思うが、左上に富士山が見える。地下鉄と富士山を合わせて撮れる場所は貴重だと思う。数年前に書いた俯瞰の本に是非入れたいネタだったが、残念なことに、あの当時、ヒカリエはまだなかった('A`) 東急百貨店はまさに取り壊し中であり、移り変わる渋谷の姿を捉えている。それはいいのだが、おかげで駅構内は迷路と化しており、たまに行くと必ず迷う。なんとかならないのか。

DSC_2165_20140425233222424.jpg

少し画角を変えるとJRが見える。国鉄特急色の列車は185系だ。以前も書いたが185系のオリジナルカラーは白地に緑のストライプであり、それがやっぱりいちばん似合う。無理矢理湘南色に塗ったのは相当キワモノ臭がするのだが、この特急色は、往年の特急あまぎっぽくて悪くない。(イノテツ)
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| 都会の鉄道 | 00:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

本をつくるときは、たいてい、私が主体になって、というか、全責任を負ってつくることが多いのですが、今回の仕事は船頭が多くて、私は従の側の役回りで、そのぶん、もうひとつ盛り上がりの欠けるところがありました。
その仕事で私も一回だけ渋谷まで写真を借りに行ったことがありますが、普段、市川あたりでウロウロしているので、たまに渋谷なんかへ行くと、なんだか眩暈がする思いでした。
私の場合、まだ写真の申請とかの処理がありますが、取り敢えず入稿まで漕ぎ着けられてよかったです。

| タラ坊 | 2014/04/27 11:40 | URL |

タラ坊さん

本作りにおいては編集者が監督であり、著者も監修者も選手であると思っています。このことを関係者にご理解いただくことが、まず最初の段階で必要でしたね。特に著者が多数に及ぶ場合、編集者が監督としての強い権限を得て、指導力を発揮しないとグダグダになる…今回の反省点はひたすらこれに集約されると思います。
大仕事の入稿が済み、ようやく体を休められるときがきました。しばらくは勘が鈍らない程度の仕事量に抑えて過労を癒し、今後の英気を養いたいと思っています。タラ坊さんにはまだ面倒な仕事が残っており、一人で開放感に浸っているのも申し訳ないのですが…。

| イノテツ | 2014/04/28 13:28 | URL |















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