きまぐれ 鉄道日和

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世界遺産をつんざく鉄道〜近鉄奈良線(2)

今日、父の三回忌を迎えた。それを前に、母と二人だけで茨城の墓に参り、法事めいたことをした。東京に戻って今日、改めて一人で読経した。うちの旦那寺は四国にあり、あまりに遠くて住職を呼ぶわけにはいかない。とはいえ、葬式や法事の形を繕うために、一面識もない坊主を雇うことには違和感があるし、そもそも父がそれを望まなかった。坊主の血を引き、大正大学仏教学部を卒業した者として、もっと純粋な形で仏教を信仰したいと願っている。願っているのだが、現実には商売目的の因習がはびこったままであり、それがとても残念だ。

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大切な遺跡を横断する形で鉄道を敷くなど無神経極まるだろという思いはある。だが一方で、市街地の中でこれだけすっきりした背景の写真を撮れるのは貴重だ。
平城宮跡を後にし、徒歩で近鉄奈良駅へ向かうのだったが、街並は思いのほか普通であり、また長かった。バス便があるので、これを利用するのが賢明だ。

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沿線の風景は何の変哲もないものだが、新大宮駅に近いこの踏切は、線路が直線で、綺麗な編成写真が撮れる。このときは日が回って、正面が影になってしまったが('A`)

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近鉄奈良の1つ手前、新大宮の駅前である。観光客が降りることは少ないだろう。古都の風情は微塵もない。奈良が、現に人が住んで活動する、生きた都市であることを感じる。

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だが、歩くのに時間を食い、時間が押してきてしまった。近鉄奈良駅からは観念してバスに乗り、春日大社へお参りした。ここで、初めてご朱印というものをもらった(300円)。目の前で、見事な筆さばきとともに印を捺してもらえる。参拝の記念にもってこいだ。

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そして、貧乏人のセオリーに反するものの、京都まで特急に乗ってしまった |∀・)
車窓を過ぎる枯れ野と大極殿。乗客が揃ってそれに見入る。近鉄奈良線のハイライトはなんだかんだ言ってもここである。歩いているときは忌々しくも思えた鉄道だが、一旦車中の人になると楽しんでしまう。我ながら身勝手なものだ。(イノテツ)
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| 鉄ヲタ紀行 | 13:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

縁薄いお坊さんにビジネスライクに読経されるより、身内に供養されたほうが、お父様も喜ぶのではないでしょうか。
お寺も経済的に大変なのでわからないわけではないのですが、ちょうっと違うのではと思うことが私にもあります。
話は変わって、奈良にしても、京都にしても、鎌倉にしてもそうなのですが、町自体は、サラ金の看板もあるし、ファミレスもあるし、スーパーもあり、普通に人が生活している町なんですね。
当たり前といえば当たり前なのですが、何か不思議な感覚にいつも捉われます。

| タラ坊 | 2014/07/29 17:42 | URL |

タラ坊さん

今の時代にも立派な僧侶はたくさんいて、十把一絡げにはできないのですが、葬式仏教みたいなイメージは払拭していきたいものです。先日、某神社の鳥居の前で托鉢をしている坊主がいました。おまえ、明らかにただのコスプレだろと。仏教が胡散臭いものになってほしくはないと願います。
中国の敦煌なんかも、映画の影響からか、遺跡しかないものと思いがちですが、普通に人が住んでいて、敦煌市というらしいですね。そういうことを知ると、当たり前のことなのに不思議に感じてしまいます。

| イノテツ | 2014/07/30 01:36 | URL |















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