きまぐれ 鉄道日和

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【鉄ヲタとアウトドア】紅葉の富士急行と富士みち(2)

私の数少ない映画鑑賞歴のなかで、最も泣けたのが『鉄道員(ぽっぽや)』だ。北海道の廃止間近のローカル線、季節は冬…その設定と、当時光り輝いていた広末涼子観たさに、浅草の映画館へ行ったのだが、涙を誘ったのは、やっぱり駅長役の高倉健だった。鉄ヲタ的には、キハ40を魔改造したなんちゃってキハ12とか、アップのシーンでは急に茨城交通(現・ひたちなか海浜鉄道)の車両に変わるとか、そもそも、そんなローカル線の末端駅に駅員なんかいねーよみたいな突っ込みどころはあったものの、健さんの圧倒的な存在感の前には、そんなこと重要じゃなかった。それどころかその冬、ロケに使われた根室本線・幾寅駅を訪れるという、私らしからぬことまでしてしまった。健さん演じる初老の駅長の姿は、それほど染みるものだった。
その健さんが亡くなった。
子供の頃の私はそれはそれはの美少女ぶりで、おかまだの女に生まれれば良かったのにだのと散々言われた(ていうか自分でもそう思ってた)が、日本男児として生まれてしまった以上は、寡黙でストイックで筋が通った、そういう男になりたいと願った。そんな理想像の一つが健さんだった。まあ、理想をこじらせた結果、女に引かれていまだに結婚できないわけだが('A`) でも、それでも私は時代に逆らいながら生きていく。健さんのご冥福をお祈りいたします。

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【前回のあらすじ】
スカ色の115系を撮りに富士急行に来たけどしくじった。紅葉もまだ早かった('A`)
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富士急行の線路に並行する富士みち(国道139号線)。狭い歩道と古びた沿道、歴史のある道であることは容易に想像がつくのだが、こうした石仏の多さは特筆すべきだと思う。画像の三基、おそらくは中央の青面金剛像が最初に建てられたものと思われる。足元には三猿が彫られており、そもそもこれが庚申信仰に基づくものであることが窺われる。右の碑には「道祖神」とあり、左の碑には「馬頭観世音」とある。それぞれに明和七年、昭和四年という記銘があり、時代の変遷とともに信仰が変質していったことを伝えている。そして現在、これらの前に立ち止まり、手を合わせる人の姿は稀だ。残念なことである。

DSC_9477.jpg

刈り取りが終わって稲藁が積まれ、さらに刈った後から短く葉っぱが伸びている様子は、まさに晩秋の風情だ。そのバックに走っていてほしいのは渋い列車であるわけだが、残念ながらフジサン特急だ。これは国鉄165系が種車だが、新しく小田急から来た車両にも同様の塗装が施されている。

DSC_9480.jpg

前回、富士山と合わせて撮るのは難しいと書いた。だったらさっくり諦めて、違う背景を求めるのもいい。この山は菊花山。富士急行の基点・大月の象徴といえば岩殿山だろうが、菊花山はそれと対をなす存在といえるだろう。いずれも俯瞰の本で紹介した。あの本では俯瞰ポイントにこだわったが、こうして背景にしても味わい深い山なのだ。

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正直、新しく出てくる車両にはつまらんものが多いので、車両だけにこだわっていると鉄ヲタは続けられない。だが、幸い私は何より線路に萌える。線路を保守するために働く作業員の姿は素敵だ。ましてこんな単線のローカル線だと一層しびれる。

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何度も富士急行に足を運びながら、不思議とまともに撮れないでいたフジサン特急。今回、初めてそれっぽいものが撮れた。側面の柄は思いっきり子供向きなので、それがよく分からないように撮った、絶妙な絵だったりするw (つづく・イノテツ)
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| 鉄ヲタとアウトドア | 14:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

私も「鉄道員」は印象に残っている映画のひとつです。今でもそうですが、当時は今以上に鉄道に詳しくなかったので、と言うより関心がなかったので、車両のおかしさというのはまったくわかりませんでした。後、「居酒屋兆次」や「幸せの黄色いハンカチ」もよかったですね。武田鉄矢や桃井かおりも、ああいう、若い時代があったんだなぁと感慨深いものがあります。
菊花山って、こういう山だったんですね。
軽井沢の離山も中軽井沢駅から見るとなかなか立派な山容の山でしたが、菊花山もこうして見ると、なかなか立派です。
以前、夏に行った三浦半島の松輪というバス停近くにも、かなり古い青面金剛や庚申塚がありました。

| タラ坊 | 2014/11/20 17:14 | URL |

タラ坊さん

テレビで観たのも含めてよければ『幸せの黄色いハンカチ』の方が印象に残っています |∀・) チャラ男キャラだったはずの武田鉄矢が、倍賞千恵子の待つ家に帰るのを躊躇する高倉健に一喝する場面が忘れられません。武田鉄矢はそもそも歌手ですが、役者として達者なところを初めて見せてくれたのがあの映画だったと思います。
本当は今回、菊花山にも登ろうかと思いましたが、やはり体力的に困難でやめました('A`) 徐々に体調は回復しつつあるので、遠からず登山にも復帰できるだろうとは思っています。
画像の青面金剛像に、赤い顔料が残っているのがご覧いただけると思います。別の像では真っ赤のままのものもありました。「青面」なのに赤く塗るのもおかしな話で、おそらく明治以降、馬頭観音に衣替えさせられたのでしょう。民俗信仰の、こうしたいい加減なところが結構好きだったりします。

| イノテツ | 2014/11/21 07:35 | URL |















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