きまぐれ 鉄道日和

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参詣電車に乗って観音様へ〜水間鉄道(1)

日本における観光旅行の萌芽は、江戸時代に見出すことができる。もっとも当時は、あくまでもお伊勢参りや富士登山といった寺社参拝が前提に据えられていた。実際の主目的は観光でも、そういう名目が必要だったともいえる |∀・)
しかして明治以降の鉄道の建設では、幹線同様にこれら寺社へ向かう路線が優先された。例えば、東北本線全通(明治24・1891年)より、支線格の日光線全通の方が1年早い。だが、戦後の都市化や価値観の変化などで、これら参詣鉄道の多くははその使命が変質したり失われたりした。
そんな中で、使命の多様化はあっても、そもそもの参詣鉄道としての性格を失っていない路線の一つが水間鉄道だろう。

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南海本線の貝塚駅で下車して乗り換える。水鉄(すいてつ)は独自の駅舎を構えている。前フリを完全に無視した見事な直方体だけど('A`)

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車両は車両で、これも東急の中古でまとめられており、渋さに乏しいのが残念至極。東急や京王の中古は地方私鉄に人気があり、全国で見ることができる。

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全線わずか5.5kmの路線に駅が10カ所もある。地元の手軽な足でもあるのは、この駅の多さからも分かる。高速鉄道の車両を使っているが大してスピードも出さないので、LRTに近い感覚かもしれない。
沿線にはこれという絶景はなく、一言でいえば田舎町。その飾らない景色の中、撮影ポイントを求めて歩き回るのはなかなか楽しいものだった。何しろ駅間が短いので、そういうことも気軽にできる。

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終点・水間観音駅。これは渋い♪ 大正15(1926)年の開業当初からのもので、国の登録有形文化財。看板には「驛間水」とあるがこれは旧称で、平成21(2009)年に現在の駅名に改められた。参詣鉄道としての立ち位置を押し出してきたということだろう。ここから水間観音(水間寺)へは徒歩10分ほど。周囲の町並みも渋いので、合わせて歩いてみたいところだ。

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硬券入場券はここの他、貝塚駅でも求めることができる。今、この2枚を見比べて気付いたことがある。貝塚の券面は通常よく見る活版印刷だが、この水間観音駅のはどうやらオフセットかオンデマンド印刷みたいだ。そう、印刷がくっきり綺麗なのだ。駅名を改め、新しい券を製造するにあたって近代化を図ったのだろう。活版印刷の微妙なかすれやにじみが硬券の味わいでもあるのだが、これも時代の流れというやつかもしれない。(イノテツ・つづく)
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| 鉄道と神社仏閣 | 18:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

水間観音も水鉄も知りませんでした。
参詣列車といえば、京成の金町線もそうですね。京急の大師線もそうですし、そもそも京成自体、成田への参詣列車ではないかと思われます。
2枚目の写真、全然関係ないのですが、狭い間隔で自販機が3つも並んでいるのが、なぜか目に付きました。

| タラ坊 | 2014/11/26 18:52 | URL |

タラ坊さん

京成もそうですし、京王もまた参詣鉄道でした。廃止されましたが、鹿島鉄道は、古くは鹿島参宮鉄道と名乗っていました。全国に「○○寺」とか「○○一宮」という駅名が多いのも、鉄道草創期のニーズを反映しているといえるでしょうね。
駅には売店がなく、駅前にもコンビニめいたものは見当たりませんでした(南海側にはあるんでしょうけど)。自販機は、その代替ということでしょう。

| イノテツ | 2014/11/26 21:02 | URL |















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