きまぐれ 鉄道日和

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消えゆく面影を探しに〜函館本線・渡島大野駅

デザイナー・イノテツが手がけた鉄道本の新刊が出ています♪
時刻表読本(洋泉社)

これはムックの扱いながら、全頁白黒。読み物主体の本で、宮脇俊三さんや牛山隆信さんといった方々の原稿をまとめたものです。装丁を含め、全てのデザインと本文組版、図版作成までを、私一人で担当しました。
自分の写真を数枚忍び込ませることにも成功 |∀・) 北斗星の流し撮りは宇都宮駅で撮ったもので、以前、当ブログでもうpした。背景に立ち食い蕎麦屋と客の姿が写り込んで、鉄道写真ぽいのが気に入っている。
昨日、神保町の書泉グランデ6階へ偵察に行くと、たくさん平積みになっていたけれど、動きは見られなかった('A`) けっこう内容は濃いので、ぜひ手にとってみてくださいね。
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長万部からの普通列車を、渡島大野で下りた。自らの間抜けな計画により、北斗星は撮れなかったが、この駅で下りることが、今回の旅のもう一つの目的だった。
国鉄が分割民営化されて、JR各社は、柱の駅名板のデザインをそれぞれ作り直した。その中で、唯一JR北海道だけが、国鉄時代のデザインを継承するという選択をした。渋い。実に渋い。
渡島大野駅、一見、ありふれたローカル駅だが、大きな変革の時を迎えている。少々鉄道に詳しい人ならご存知の通り、来年の北海道新幹線開業により、終点・新函館北斗駅となるのがここである。

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かつての木造駅舎はすでになく、このような立派な駅舎に建て替わっている。しかしこれはあくまでも「新函館北斗駅」の駅舎であってまだ供用はされていない。渡島大野駅の駅舎として、別にプレハブが建てられている。
「新函館」の名を冠しているものの、ここは函館ではない。合併して北斗市になる前は、現駅名の通り、大野町だったところだ。

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しかして、駅前の町並みはこんなだ。新幹線終点の駅前にしてはあまりに長閑。新幹線が開業すれば接続する在来線特急が停車するようになるし、ここまでが電化されて、函館駅との間にシャトル列車が走るようになる。これだけのお膳立てがあれば、今後大きく変わっていくだろう。
「新函館北斗駅」の名前は、函館のネームバリューを活かしたいJRと、「ここは函館じゃない」という地元の意向との妥協の産物だ。しかし、新幹線に乗って初めて北海道にやってきた人にとっては、「函館の外れの方」という感覚になってしまうだろう。それこそ函館とは違う形で、独自の発展をしてくれたらと思う。

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日が暮れると、向こうの山の麓に街灯りが浮かんできた。あれが大野の市街だ。合併した北斗市の市役所もあるので、北斗市街といっても差し支えないだろう。駅からは大分離れている。しかも駅の裏側だし('A`) 地元民が使いやすいような手だてが、何か立てられているのだろうか。列車を待っているのは、終始、私一人だった。

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待っていた5886D函館行きがやってきた。函館に近く、山線ほどのローカル色はないとはいえ、列車は思いのほか少ない。現在、函館近郊の列車の多くが、1つ手前の七飯(ななえ)止まりになっているからだ。もしかすると、シャトル列車「はこだてライナー」は、これら七飯止まりの列車を一駅延伸するだけのものなのかもしれない。であれば、そう激しくダイヤをいじらなくて済む。それでも、この駅にとっては大増発になるわけだが。
写真左中央に屹立しているのは架線柱である。電化の工事も着実に進んでいる。背後には、新函館北斗駅として使用される真新しい在来線ホームもできていた。供用開始されれば、こちらの古いホームは撤去されるのだろうか。渡島大野駅は、名前だけでなく、その実態までが全く違う駅に生まれ変わろうとしている。(イノテツ)
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| どこかの駅にて | 08:11 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

あゝ、新しい本が出たんですね。
宮脇さんの文章は好きなので買ってみたいと思います。
書泉グランデの6階にもしばらく行っていませんが、温かくなってきたのでそろそろ皇居ランを再開したいと思っており、そのついでに行ってみましょう。
病気のほうは、まだ痛みはありますが、一時期のような激痛ではありません。
大野駅は駅前も含めて、なんだかわびしくていいですね。夜景もいいです。
最後の写真を見ていて、中島みゆきの「ホームにて」が頭のなかで流れました。
前の転職の件は、不採用でした。同じ場所だとは知らなかったとはいえ、仁義上、やはり、あれはどう考えてもよくないだろうと思いますので、不採用になってよかったのかもしれません。

| タラ坊 | 2015/03/19 18:20 | URL |

タラ坊さん

宮脇さんの原稿は2本掲載されていますが、実をいうとどちらも再掲です。しかも、うち1本は「上高地鉄道」です。「レールライフ」ともろにかぶりました('A`) 図版だけは私が新たに作りましたので、よろしければご覧下さい。
私の中での「ホームにて」は、北海道ではなく、東北のどこかですね。あの歌では駅員の声がしますが、渡島大野駅は無人駅です('A`) 日本の鉄道が最も良かったのはあの歌の頃、70年代後半だろうと思います。小さな駅にも、きちんと駅員がいました。中島みゆきは、先頃40枚目のアルバムを発表しました。時は流れたのですね。
不採用でしたか。まあ、それが穏便だったかもしれませんね。面接を受けたことは伏せといた方がいいでしょうけど |∀・)

| イノテツ | 2015/03/19 20:54 | URL |















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