きまぐれ 鉄道日和

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関門海峡行ったり来たり〜平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(1)

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終戦から70年の節目に、靖国神社へ参拝してきた。
今年のお盆は多忙で休みが完全消滅し、珍しく都内にいるのである。それでもこの日くらいは外出したい、しかも昼日中にと思って、汗を拭き拭き、鳥居の外まで続く行列に並んだのだった。
亡き父は、この神社を戦争讃美だと言って嫌っていたが、それは一面的な見方に過ぎない。確かに、そう受け止められかねない部分もあるかもしれない。だが、ほとんどの参拝者はそうではない。国を守るために戦ってくれた戦没者への感謝と慰霊、そして国内外の安寧を願っているのである。以前にも書いたと思うが、靖国神社に関しては、ことさら強く政治的思惑が働き、本来あるべき信仰を妨げている。あとは我々一般の日本国民が、誠意と行動でもって、少しずつ状況を修復していくしかない。
折しも、前日に発表されたいわゆる「安倍談話」は、そうした日本国内外のあらゆる立場に配慮され、バランスのとれた良い内容だった。この談話をベースとして、これからの日本の進路が定まっていければ素晴らしい。

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小倉発の415系普通列車は、関門トンネルを抜けて下関に着いた。このコースを企画した友人ががっかりして言った。「なあんだ、橋を渡るんだと思った」。鉄道は、在来線も新幹線もトンネルで抜ける。関門橋(画像奥の橋)は道路専用であり、開通は1973(昭和48)年と、意外に新しい。現地で見れば、すごい潮の流れだ。船舶の航行に支障しないよう配慮も必要な架橋より、トンネル掘削が優先されたのも納得できる。
で、我々は、今度は船に乗って九州側へ戻ることにした。狭い海峡を渡る航海はわずかな時間だが、とても爽快だった。

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この日、私にとっての一番のお楽しみはこれ、観光トロッコ列車に乗ることだった。一見、遊園地の遊具にも見えるが、平成筑豊鉄道が運行しているれっきとした鉄道で、市販の時刻表にも掲載されている。休止になった貨物専用線を、観光用に復活させたものだ。手続きが簡略化できる特定目的鉄道事業として開業した初のケースでもある。廃止され、現在一部が遊具として復活している信越本線横川〜軽井沢間も、この方式での復活を目指している。そういう意味でも興味深い路線なのだ。

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起点の九州鉄道記念館駅はJR鹿児島本線の門司港駅に隣接している。ていうか、もともと門司港駅の一部だったところ。職員同士が手を振り合って出発。気持ちのいい光景だ。
終点の関門海峡めかり駅まで、わずか2.1km。だが、最高速度が時速15kmなので、意外と距離感はあるのだった。「日本一短く、遅い路線です」とアナウンスがある。普通の鉄道なら自慢にもならないが、観光鉄道だから当然誰も突っ込まない。運賃が300円と、けっこうすることでもあり、もっと遅くてもいいくらいだと思った |∀・)

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このわずか2.1kmの間に、車窓はめまぐるしく変化する。街中から関門橋を見上げる海辺へ、さらにトンネルをくぐって、しばし緑深い区間を通る。トロッコ客車なので、乗り心地はズバリ悪い。とはいえ、レールの上をゴトゴト進む感覚がダイレクトに伝わってくるのは、やっぱり楽しいものだ。

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終点の関門海峡めかり駅に車止めはない。九州最北端の駅を名乗っているが、錆びた線路がさらに続いているのだった。実は、貨物線の全てが復活したわけではなく、めかり駅から先は引き上げ線となっている。この先にトロッコ列車の車庫があるのだ。錆びてはいても、現役の線路だと分かっていれば悲哀感もない。
できるものなら、この先の線路を探訪してみたかったが、友人にわがままを言ってこの線に乗れた手前もあり、これ以上マニアックなことも言えないのだった。(イノテツ)
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| 鉄ヲタ紀行 | 23:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

昨日は皇居に走りに行ったので、そのついでに、と言ったらなんですが、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に寄ってきました。
騒然とした靖国神社とは対照的に、こちらは極めて静かで、100円奉納するともらえる菊の花を1輪献花し、合掌してきました。
天皇・皇后両陛下名の献花もありました。
10月に句会があり、吟行場所として当初、靖国神社を提案したのですが、いろいろな立場の人がいるからという理由で却下されました。私自身は、みたま祭りの縁日とかで子どもの頃から親しんでいる場所なので、特に抵抗感はないのですが。
九州は、父親の出身地ですが、すでにお墓もこちらに移して、向こうには何もなく、私も父親の出身地である町(遠賀郡の芦屋というところです)を訪ねたのは1回しかありません。
信越本線が軽井沢まで延伸し、しなの鉄道とつながれば一番いいのですが、こういう形の観光列車でもいいから、横川~軽井沢間を列車が走ればいいなと思います。

| タラ坊 | 2015/08/16 11:38 | URL |

タラ坊さん

千鳥ヶ淵へは私もお参りしたかったです。タラ坊さんがお参りされていたとのことで、変に安堵しています。
確かに、8月15日の靖国神社は騒がしいですね('A`) おかしなコスプレをしてるオサンどもは、自宅で人目につかないようにやってほしいし、周囲をデモして回る反天連には、情けなくて目も当てられません。それでも、参拝で並ぶ行列はいたって静かで整然としており、所々混じっている外人参拝者も、それに倣っているのでした。現代の日本にも、こうして規律が継承されているのを見ると、なにやら嬉しくなります。

私のルーツは四国で、一族も四国にいます。私は当主ですが、彼らとは性格が合わないので、ぶっちゃけ墓をこっちに移したいです。まあそういうわけにもいかないので、檀家の代表として旦那寺にお布施をしつつ、毎年、一族に気付かれないように墓に参っています。こんな情けない当主はなかなかいないでしょう('A`)

横軽の復活は、多くの人が願うところでしょうね。もう普通の交通機関としては無理でしょうから、観光鉄道として、週末や夏休みなどに運行するだけでもいいと思います(本記事の線もそうです)。もっとも、路線が結構長いことと、かなりトンネルが含まれることが、観光鉄道としての復活への足かせとなるでしょう。山間の路線で保守に手間がかかる上、運賃を500円程度に収めないと、バスと対抗できません。本記事の線は、それと比べると、かなりいい環境で運行できています。横軽の復活はなかなかハードルが高いなと、率直に感じました。…おっと、我ながらなかなか内容のある文になりました。次回の記事に転用しちゃうかもしれません |∀・)

| イノテツ | 2015/08/16 15:46 | URL |

ご無沙汰しております。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の存在自体を全く知らず、貨物線現役時代に貨物列車が走っていたのを見たような曖昧な記憶しか残っていません。

最近職場で人事異動があり、旅行のメルマガ作りを命じられておりまして、ネタ探しに困っています。

一般の人にとっても目新しいものであるこの観光列車の乗車体験記を一部引用してお借りいたしたくお願いいたします。

| まぶりん麻呂。 | 2015/08/20 12:44 | URL |

まぶりん麻呂。さん

こちらこそ御無沙汰しております。
お仕事でメルマガをお作りになるのですね。私は好きなときにきまぐれにうpするだけですので気楽ですが、仕事となればそうもいかず、いろいろ大変なことでしょう。
このネタに関しては、近日中にもう一回やるつもりですが、内容は概ね、上のタラ坊さんへのコメントの下3分の1のようなものになるだろうと思います。よろしければ、合わせて引用いただいて構いません。
楽しいメルマガになるよう、お祈りいたしております。

| イノテツ | 2015/08/20 23:26 | URL |















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