きまぐれ 鉄道日和

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思い出の阪堺電気軌道・住吉界隈(2)

人間、ピンチの時にはつい、占いとか宗教とかオカルトとかにすがりたくなってしまうものだ。私自身が僧侶の孫である。某T大学仏教学部を出て、氷河期世代の辛酸を舐める過程においても、人の弱さというものを散々体感してきた。だが、所詮人間など大した存在ではないと開き直れれば虚勢をはる必要がなくなり、逆に強くなれるのではないか。「謙虚」とはなんぞや。若い頃からそれをいつも自問してきた。てっきり昔は、自分を落とし、相手を引き立てることだと思っていた。しかしそんな人間関係には限界がある。今は、自分の器を知り、虚勢を捨てることだと解釈している。嘘がなければ、人付き合いは実に楽になる。オカルトは拒否するものではなく楽しむものなのだというゆとりも生まれる。そうすれば溺れることもあるまい。
とまあ、偉そうなことを書き連ねたのは、ここにきて、おかげさまで急に忙しくなったからです |∀・) 昨年末、Macやアプリやフォントやカメラや、凄まじい出費で一挙に買い換えたのは、これに備えていたのです。どうやら新年、特に2月以降は新環境が必要だという直感があり、それを信じたのです。「信ジル者ハ救ワレマース」みたいなのには鼻白む私だが、自分の直感を信じたかったのだ。自分の直感とは、すなわち神様の啓示なのだろう。日本の神様は、「私は神様ぞよ、ふぉっふぉっふぉ」などという傲慢な態度で人に啓示を与えないからだ…ああなんだか神仏混ざってますね。仕方ないんですよ、ここは日本ですから |∀・)

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要するに、今月の更新は鈍くなるだろうなという逃げ口上を、長々と垂らしてみたのが上の枕駄文だったりするのです。すみません。

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阪堺電気軌道上町線末端部の廃止については、電停や車内で掲示されていた。私は鉄ヲタなので、全国の鉄道路線廃止の前後を見てきたが、路線廃止に関しては、必ずこんな感じで白地に墨文字になるよね。開業と違って廃止は寂しい話題なのでこうせざるをえないんだろうけど、阪堺の場合は合理化の一環だし、かつ新路線敷設への布石みたいな空気もある。私が路面電車の可能性を確信して20余年、ようやく時代が追いついてきた感があるが、まだまだ路面電車への偏見めいたものは根強く、阪堺の新路線も一筋縄ではいかないだろう。富山や札幌の路線延伸(や復活)が成功し、路面電車復権の嚆矢になることを祈ってやまない。

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大変不幸なことに私はナウなヤングであり、路面電車の全盛期を知らない。すでに軌道線同士の平面交差は稀有な例となっており、阪堺が廃止されると、高知が残るのみとなる(松山は軌道と鉄道の平面交差で、もともと全国唯一)。もっとも阪堺の場合は渡り線があり、それは当然残される。

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廃止区間の住吉電停である。上町線の電車が阪堺線に直通していく。廃止直前のこの時点で、この区間の運行は1日5往復しかなく、線路はすでに草むして、レールも鈍く光るばかりとなっていた。

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終点の住吉公園駅までは200メートルほど。ああ、複雑なポイントがたまらねえ…。たまらねえのであるが、レールの輝きはあくまでも鈍く、すでに役割を終えたものが、かろうじて生きながらえているという哀愁感を醸し出していた。右側には南海の高架があり、直上が住吉大社駅になっている。

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阪堺は南海の子会社である。住吉公園駅も、南海の高架に遠慮するように、ひっそりと佇んでいた。今見ると、実に愛おしくなる駅舎だが、当時は別に愛おしく思われたくて建てたんじゃないんだろうな。そんな大阪らしさが好ましく、それがゆえに一層惜しまれてならない。
ご覧の通りすでに暗くひっそりとしており、撮影中も家族が一組、「ここ無くなるらしいで、テレビでやってた」とひとしきり話して通り過ぎただけだった。

先月31日の廃止後、この区間には早速バリケードが築かれ、余韻を感じる暇すらなかったと聞く。ただ、これが阪堺の新路線への布石となり、路面電車が単なる郷愁の対象ではないことを示す機会となれば、廃止区間も浮かばれるというものだろう。(イノテツ)
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| 都電・路面電車 | 09:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

自分はこれだけのものでしかないと知ることは、逆に強さにもなるんでしょうね。人間の傲慢さということを感じる出来事を目にするにつけ、そう思います。

忙しくなりそうだとか。何よりです。予感というのは、私も体験的に、確かにありそうだと思います。

私はナウなヤングではないので、まだ東京を都電が縦横無尽に走っていた頃をリアルタイムで知っており、神保町へ行くにも、新宿に行くにも、もっぱら都電を利用していました。だからなんだ、ということもないのですが、地下鉄網が発達した現在、交通渋滞を招く都電を復活させるのはやはり無理があるんでしょうね。

| タラ坊 | 2016/02/06 18:06 | URL |

タラ坊さん

「自分の器を知る」なんて、人によってはネガティブに捉えるかもしれませんね。しかし、虚勢を張って目を塞ぐと、大事なものを見失ってしまうようにも思います。
大出費は旧年中に無理して済ませました。その方が新年がスムーズに運ぶと思ったんですね。新環境にだいぶ慣れてきたところでの仕事ですので、良いものに仕上げたいと思います。

確かに路面電車は、地下鉄が走るレベルの大都市には向きません。現在、延伸・新設計画が具体的に進んでいる富山、松山、そして宇都宮といった規模の地方都市が、まさに活躍の場だと思います。公共交通を充実させ、自家用車をなるべく排除する交通行政がセットになります。持続可能な社会の実現には必要なことですが、これがなかなか進みません。進まないように金や利権が動いてたりしますからね('A`)

| イノテツ | 2016/02/07 14:25 | URL |















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