きまぐれ 鉄道日和

お越しいただきありがとうございます。ゆるい鉄道ファン,チョイ鉄向けブログです。ゆるさを追求しておりますwまったりとお楽しみください

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

臨海鉄道から落陽のフェリーへ

P1000357.jpg

近所の某業務スーパーで、青パパイヤを入手した。パパイヤといえば、昭和世代にとっては中原めいこのヒット曲「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね。」が初めての出会いという人も多かろう。ああそうそう、あの時代はこの3種の果物が異国情緒を醸す遠いものだったのだ。今やいたって身近な果物となったが、それでも青パパイヤとなると、都内でもなかなか手に入らない。
20代の頃、新宿の沖縄料理屋で「パパイヤ定食」というのを見て、興味本位で注文してみたのだ。「スイカ定食」とか「柿定食」的なゲテモノを想像していたのだが、出てきたのは一見普通の炒め物だった。で、食ってびっくり、コリコリして旨いでやんの。青パパイヤは、単純にパパイヤが熟す前の状態。果物ではなく、野菜として扱われる。野菜としてのパパイヤを初めて知った瞬間だった。
さあこれを初めて自ら調理することになった。緻密で歯ごたえがあるので、薄切りか千切りにして調理する。カボチャほどではないが結構硬く、この下ごしらえだけで疲れてしまう。まあ生食できるので、疲れたら疲れたで、このままドレッシングをかけて食っても旨い。だが、私は頑張って炒めた。スタンダードなのは、和風の出汁に塩胡椒、仕上げに醤油をふるという、シンプルかつ意外な味付け。辛党の私はさらにここにタバスコをふったが、実にいい感じだ。果実の半分を調理しただけで、結構腹にたまる一品となる。ダイエット食にも適してるなと感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P1170857.jpg

多賀城駅から市街地を抜け、国道45号に出た。わっ、あれが仙台臨海鉄道だ!…高架だった('A`) すでに夕方だし、列車を撮るのは無理にしても、鄙びた図を期待していた私は非常にがっかりした。途端に腹が減った。腹が減ったし沿道にラーメン屋もあったが、どうせ道に迷うだろうからと我慢して歩を進めた。で、次に線路を見つけたのがここ産業道路、やっぱり高架だった('A`) まあ実際、この交通量では平面交差というわけにもいかないだろう。

P1170863.jpg

臨海鉄道に人情味溢れた風景を求めるのがそもそも間違いであり、ここ仙台臨海鉄道の沿線も、実につまらん風景が続いていた。背景は高圧鉄塔とショッピングモール・イオンの立体駐車場。究極のつまらなさだw だがこのイオン、震災のときには生々しい津波動画が撮影された舞台でもある。「多賀城は海岸が少ないから津波とは無縁」という常識が、あの震災で見事に覆ったのだった。当然、仙台臨海鉄道も津波をかぶって相当な被害を受けた。旅客輸送のある路線と違い、貨物専用線はなかなか注目されないのだが、こうして復旧し、現在も営業を続けているのは嬉しいことだ。

P1170875.jpg

夕陽もとっぷり落ちた頃、踏切の向こうに大きな客船が見えてきた。ああ、あれが今夜乗るフェリーだ! あれ? 別に道迷わなかったわw 臨海鉄道は沿線風景がつまらんとさっき書いたが、これなんかは臨海鉄道ならではの図であり、もう少し早いうちにここまで来られていればと少し後悔した。

P1170880.jpg

吉田拓郎に「落陽」というヒット曲がある。そこに「苫小牧発仙台行きフェリー」という歌詞が出てくるが、それがまさにこのフェリーのことである。曲の発表は私が生まれたのと同じ1973(昭和48)年だが、それから40年余、こうして航路が存続していることが感慨深い。もっとも、今回乗る船は歌とは逆に仙台から苫小牧へ向かう。ついでにいうとこの船の始発は名古屋。仙台は寄港地で、数時間停泊しているのだった。

P1170886.jpg

というような細かな違いはあるにせよ、憧れだった「落陽」のフェリーに遂に乗れる感慨で胸が膨らんでいた。若い頃、歌手を夢見ながら各地を旅していた青い思い出が蘇った。
とはいえ実際のフェリーはそうした郷愁の対象ではなく、この船も普通に満席だった。また、昔のようにふらりと港に行って乗れるようなものでもなく、あらかじめネットで予約をしてクレジットカードで決済を済ませ、ダウンロードした乗船者名簿に記入してから港に向かうのだった。なんというか、時代の流れは利便性を高める一方、情緒を奪うなあと、毎度のごとく時代についていけてない自分がいた。(イノテツ)
スポンサーサイト

| 鉄ヲタ紀行 | 07:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

青パパイア、なんだか美味しそうですね。糠漬けにしてもいけそうな感じがします。

仙台臨海鉄道の写真を見ていて、川崎夜景のことを思いだしました。

拓郎の「落陽」。そうですか。お生まれになったのは、あれが発表された年でしたか。そのころ、私はすでに20代でした。

先日、ビートルズの映画を観に行きましたが、日本橋三越の前にあるコレド日本橋のなかにある東宝シネマズ日本橋という、複数のスクリーンのある映画館(ちなみにビートルズの映画はスクリーン9でした)で、そういうところで映画観るのはじめてだったので、チケットの買い方ひとつにも戸惑うところがあり、タッチパネルで、観る映画を選択したり、座席を指定したりしながら、まるで駅の券売機で特急券を買っているような気分になりました。
今はこういうふうになっているんだ、と思ったものです。

| タラ坊 | 2016/10/08 17:55 | URL |

タラ坊さん

青パパイヤは主に炒めるか生で、または煮ると大根みたいな食感になるそうです。漬物のレシピは見かけませんでしたが、いいかもしれませんね。素材の風味を活かしたいところなので、ぬか漬けよりは塩漬けの方が合いそうだろうなと想像します。

川崎の神奈川臨海鉄道も、あと私が訪れたことのある鹿島臨海鉄道も水島臨海鉄道も、港と工業地帯がセットになっています。工場と海運をつなぐのが臨海鉄道の役目で、まあどこも似たような風景になってしまうのは否めないところです。

「落陽」、これは若い人には何のことやらわからん歌なのだといいます。確かに私もそうでした。人生とはそのものが壮大な賭け事のようなもので、歌の中の爺さんは、自分はそれに負けてしまったがお前は負けるなと主人公に希望を託します。私なんかは氷河期世代として、勝負の土俵にすら立たせてもらえなかったので、20代にして気分はこの爺さんでしたね('A`)

ビートルズの映画に行かれたのですね。いわゆるシネコンというやつですか。これのおかげで、田舎にも映画が来るようになりました。今回の記事にある多賀城のイオンにもおそらく入ってると思います。とはいえ、1800円はどう考えても高すぎで、二の足を踏んでしまいます。

| イノテツ | 2016/10/09 03:49 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://tetsudo.blog114.fc2.com/tb.php/1480-3509ed59

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT