きまぐれ 鉄道日和

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JR北海道に金を落とす旅(3.増毛の夜)

7年使って、ぼちぼち通話すらおぼつかなくなってきたガラケーをスマホに替えました。どうせならと最新のiPhone7を迷わず選択。ワンセグ機能のないiPhoneなら、NHK対策も万全だw
新しいものが苦手な私だが、やむなく新しいものを手にするときは、こうしていっそのこと最新の、かつ高いやつにしてしまうのである。前のガラケーもわざわざエグゼ向けの最上位機種を選んだが、7年使ったのだから元は取れたろう。こんな時代だが、いいものを選び、長く使いたいのだ。だが、スマホは携帯電話ではなく携帯パソコンであって、機能の一つとして通話ができるに過ぎない代物だ。そう考えると、さすがに7年は使えそうにない。私は、こういう使い捨ての文化がとにかく嫌いだ。
とはいえ、実際いじってみると確かにすげえ便利だわな。iPhone5からの乗り換え組からは、機能の進歩に感動する声が多いようだ。まあ私なんかは何が進歩したんだか知る由もないが |∀・) だが、前のガラケーと比べると、カメラがすげえです。手持ちで夜景が撮れる。これならサブ機としても使えるのではというのが、iPhone7にするきっかけでもあった。
このiPhone7、クーポンとかポイントとか使ったが7万円した('A`) 折も折、十余年愛用してきたCDコンポがぶっ壊れ、うわ、買い替えにさらに10万円はするぞと涙目になっていたのだが、試しにiMacの外付けドライブにCDを入れてみると、意外に音がいいでやんの。iMacの内蔵スピーカーは侮れないね。このコンポではラジオも聴いていたのだが、なんだ、ネットラジオで代用できるじゃねえかと今さら気付いたw ターンテーブルだけ買い換えればアナログレコードは聴けるので、もうコンポなくてもいいかも。MDが聴けなくなるが、まあ歌手を目指した若い頃に録音した下手くそな演奏の音源くらいしか惜しいものはないしな。直接関係はなかったが、これをきっかけに身の回りのものをちょっと減らせそうだ。

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【前回までのあらすじ】
夕方の留萌駅に到着、黄金色の夕焼けを撮影したが消えちゃった('A`)

信砂(のぶしゃ)駅近くでの撮影を済ませ、月夜の廃止区間を増毛駅へ向けて歩いていった。次の舎熊(しゃぐま)駅までは留萌本線で最も駅間の短い区間だ。この駅は以前にこの線に来た20代の頃に下りたこともあって懐かしく、ぜひ再訪してみたかった。

P1180151.jpg

舎熊駅は留萌本線全通当時からある駅で、かつては立派な木造駅舎があったが、前回訪れた20年前には既にこのような貨車改造の簡素なものとなっていた。今回来てみると、覚えのない張り紙があった。「マムシが出ます、ご注意ください」。マムシが出る駅に好んで行きたがる人はいないだろう。廃止を前に、既に自然に還りつつあるのかもしれないなと寂しくなった。

P1180138.jpg

おそるおそる駅舎に入った。ローカル線の小さな駅には、こうして「駅ノート」が置いてあることが多い。駅を訪れた人が、思い思いのことを書き込んでいく。舎熊駅の駅ノートを開くと、バラバラと何かがこぼれ落ちた。何かと思ったら絵葉書だった。ファンが作ったと思しきものでデザインは2種類。ノートにはこうあった。
>2016.9.18
>ポストカードご自由にどうぞ。
>気持ちを込めて作りました。
>旅の方の思い出になってくれたら嬉しいです。

私は2種類を1枚ずつもらって、こう書き込んだ。
>H28.9.18
>信砂から歩いてきました。
>この駅に来るのは20年ぶりで、おそらくこれが最後でしょう。
>ポストカード素敵ですね、いただいていきます。
>立ち寄ってよかった。ありがとう。

公式なものではないが、これ以上の記念品はあるまい。

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朱文別(しゅもんべつ)駅である。仮乗降場出身で、駅舎もないいわゆる朝礼台駅だ。以前この区間を訪れたときはこの駅で泊まった。泊まったとはいうもののこのロケーションで寝るのは難しく、結局は間近の海岸で多くの時間を過ごしたものだった。一泊した駅への思い入れは深いもので、もう二度とここに来られないのかと思うと、寂しさが募った。

さらに箸別(はしべつ)駅を経て増毛駅を目指した。箸別〜増毛間を歩くのは初めてのことで、海辺の道は思いの外長く感じた。おっかしいなあ、いつの間にか増毛を過ぎて雄冬へ向かってるのかなあなどと不安になってきたところで道の左に空き地が見えた。それが側線を剥がされた増毛駅の敷地だった。

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映画『駅 STATION』の舞台ともなった増毛駅。駅舎は当時のままだが、現在は当然のように無人駅。内部には鉄道の旅情にあふれた作中の雰囲気はすでになく、どっかの教室か事務所のような風情となっていた。
まあ文句は言うまい、今夜はここで明かさねば |∀・) ありがたいことに締め切られることはなく、かつ照明が落ちることもなかった。だが監視カメラがついており、昔の駅寝のように火を焚いて晩飯を作るというわけにもいかない。仕方がないので、据付の自販機で缶コーヒーを買って寒さをしのいだ。
深夜にも駅にはトラックが2、3度やって来て、運転手が隣接のトイレを利用していた。鉄道が廃止されても、増毛駅は町の拠点であり続けるだろう。廃止後、駅は増毛町に移管されることになっている。

P1180205.jpg

思いの外長くて寒い夜がようやく明け始めた。ありがたい、どうやら今日は青空が望めそうだ。(イノテツ)
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| 鉄ヲタ紀行 | 05:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ああ、とうとうスマホにされたのですね。
しかもiphone7とか。
私も今年中にはスマホに切り替えるつもりで、今、月々の基本料が安いスマホがいろいろ出ていますが、私もどうせならiphone7にするつもりでいました。
ただ、携帯ショップの若い店員さんがどうも苦手で(年寄りだと思ってバカにしてというような対応をとられることが多いので)、それで二の足を踏んでいましたが、いよいよ勇を決することにしました。

増毛駅がなくなること、新聞に出ていました。
TVのある番組の不定期のコーナーに「あなたはなぜ秘境駅に」というのがあり、その駅を生活の足として利用している人が現れるまでひたすら待ち続けるというものですが、たいてい、一晩、その駅で野宿するパターンになることが多く、やっと現れるのは、たいてい通学の高校生で、その高校生が卒業すると、その駅を利用する人がいなくなる、というのも多いです。
そこに登場する駅のほとんどは、舎熊駅や朱文別駅みたいな感じです。
駅の写真、どれも寂しくていいですね。寂しくていいというのもなんだか変ですが。

| タラ坊 | 2016/11/07 18:09 | URL |

タラ坊さん

私の場合、ガラケーの層をスマホに誘導するクーポンが届き、それに乗っかったのですが、直後にガラケー出荷停止が発表され、ああ、一連の流れだったのかと妙に納得しました。携帯パソコンですから、ネットの閲覧なんかも実に楽だし便利ですよね。
確かにショップ店員への恐怖心はあるのですが、彼らには、最初から無知を晒しておけばそれなりの対応をしてくれます。そして最後に、「私はMacを使っているのですが、Apple IDの共通化は可能でしょうか?」みたいなキャラ確変質問をしてたじろかせるのも一興かもしれません |∀・)

鉄道の衰えとともに、秘境駅がガンガン廃止されていきます。そもそも秘境に駅ができるわけがないのですから、秘境駅の存在そのものが鉄道の衰えだといえます。本来、地元民が日常的に気軽に利用するのが鉄道だったわけですが、そういう位置づけも地方から順に崩壊していきます。
今更、我々氷河期世代を救済する政策が打たれることになったようですが、すでに手遅れです。鉄道の衰退を放置するのも似たようなもので、廃止されてしまっては手遅れなんですね。

| イノテツ | 2016/11/08 01:43 | URL |















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