きまぐれ 鉄道日和

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JR可部線復活区間で試運転開始(1)

あけましておめでとうございます。皆様にとって、今年が良い年となるよう、お祈りいたします。

大きな歴史の転換点を迎え、世界が激動している。私はそもそもグローバリズムという言葉に胡散臭さを感じてきたクチだが、昨今の流れは、明らかにそれに対する揺り戻しだといえる。じゃあそれが嬉しいのかといえば、そんなわけは全くない。ナショナリズムは大いに結構だが、しばしば枕詞のようにくっついてくる「偏狭な」という形容詞の部分が人の心を歪めていくことが心配だし、実際そうなりつつある。新しい年は、昨年明らかになった動きがいよいよ具体化してくる。だがきな臭いことにはなって欲しくない。違う民族、文化、価値観同士の存在を認めあえる、多様なナショナリズムの共存を望むばかりだ。

で、自分のことだが、昨年からの仕事に全く区切りがつかず、心新たに目標を立ててる余裕がないのが遺憾である('A`) 今しかかっている仕事、正直難航している(がゆえに年越しになった)のだが、これをなんとかいい形で仕上げたいというのが、当面の目標だ |∀・)
だいたい、元日から実家の庭にできたスズメバチの巣の撤去や草むしり、芝刈りなどをこなしており、正月気分は全く希薄。身も心も休まるヒマがないのだが、まあ逆にいえば全然正月ボケしてないことが、幸いといえば幸いだ。

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年末には四国・松山へ墓参りに行くことを恒例にしている。今回もどうにか決行することができたのだが、残念ながら、例年のように夜行フェリーで移動みたいなゆとりのある寄り道の行程は組めなかった。
東京発1番の新幹線で広島へ。帰省ラッシュにかぶり、最後まで座れないという地獄に遭遇した_ノ乙(、ン、)_ 徹夜明けの身には拷問だったが、仕事柄、指定だの予約だのはなるべく取りたくないのだ。現に今回も、出発の予定を1日遅らせざるを得なかったスケジュールの流動っぷり。こんなときは勤め人に憧れる。
東京→広島の乗車券、厳密には東京・品川(都区内)→広島(市内)が有効区間である。つまり広島駅に限らず、市内のJR駅ならどこで下りてもいいのだ。じゃあ可部線に行こうぜ! 全線乗ろうが、終点の可部駅も広島市内だ。

可部線といえば、今でこそ横川〜可部間を結ぶ短い地方交通線に過ぎないが、鉄道ファンなら、今、この線が熱いことはご存知だろう。
平成15(2003)年、可部から先に伸びていた三段峡までの区間が廃止された。当時のメディアは「可部線の一部区間廃止」と報じたが、営業距離60kmのうち46kmを廃止することを、一般には「大部分廃止」と呼ぶだろう。この区間は非電化であり、可部駅で単行のキハ40に乗り換え、山間の雪道を三段峡に至った当時のことを覚えている。駅前には静態保存のC11があり、同区間存続を願う横断幕が虚しく揺れていた。鉄道の廃止はいつでも哀しいものだ。
この廃止区間のうち、1.6kmが今春の改正で復活するのだ。それこそほんの一部ではあるが、一度廃止されたJR路線が復活するのは、これが初めての例となる。
もともと、廃止区間のうち可部〜河戸(こうど)の1区間1.3kmについては市街地の中であり、電化の上で存続という案があったが、地元が全線存続を主張する中、もろとも廃止された経緯がある。その後紆余曲折あって、旧河戸駅よりもう少し先までを復活することにしたのだ。今回は、この復活区間を歩いてみようという企画である。

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知らないうちに、可部線の主力は227系に取って代わっていた。「Red Wing」の愛称を持つ227系、一向に新車が入らず「國鐵廣島」と揶揄されてきた広島地区の汚名を返上する存在であり、実際これはすげえいい車だわ。快適に可部まで乗り通すと、「この列車は試運転列車となり、引き続きのご乗車はできません」というアナウンスが流れた。試運転? ここでピクンとこなければ鉄ヲタではない。列車を降り、真新しいホームで様子を見ていると、河戸方から広島行きの113系がやってきて、代わって今乗ってきた227系が河戸方へ去っていくのだった。
今回は新しい線路の様子さえ見られればいいと思っていたが、もう試運転列車が走っているのか? 私は胸躍らせて復活区間へ急いだ。

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間も無く踏切にぶつかった。その存在には全く違和感がない。かつてあったものが復活しただけなのだからそれも当たり前だ。傍らに看板があり、12月23日から試運転が始まっていたことがわかった。するとまだ間がない。結構いいタイミングで来ちゃったんじゃないのかこれ♪

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「カンカンいうとる」「電車が来るようになったんよ」と、傍で地元民の子供がはしゃいでいた。当然彼らはかつての可部線を知らない。彼らには復活ではなく延伸に見えるだろうし、実際線路は新しく敷き直されており、見た目は全くの新線だ。
同区間復活にあたり最も障害になったのは、実はこの踏切の存在だった。国土交通省的には、踏切はなるべく減らしていきたい。だから新設することは基本的に認めないのだ。いや、新設じゃなくて復活だしと役人相手に交渉を重ね、ようやく「暫定的に」という建前で認められたのだ。まあ、暫定といいつつ70年以上そのままの江ノ電の併用軌道もあるし、今回復活した踏切も当面存続するんじゃないかと予想している。

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今回の復活は、先述の通り旧河戸駅より少し先までということになったので、中間駅が設けられた。それがこの河戸帆待川駅である。つまり厳密には河戸駅は復活しないことになる。

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河戸帆待川駅は棒駅だが、新しい終点となるあき亀山駅はこのように1面2線、さらに3本の側線を持つそこそこ大きい駅となった。なお、廃止区間にあった安芸亀山駅とは全く違う場所にある(旧河戸〜旧今井田間)。真新しい構内に滑り込んでくる末期色のくたびれた113系にはちょっと違和感があるが、こうして試運転をしているのだから、改正後にも営業運転に入るということだろう。末期色は評判が悪いが、青空によく合う。駅前広場など周辺はまだ工事中だったが、春までには間に合わせるのだろう。

これは余談だが、亀山を名乗るローカル線の終点といえば、久留里線の上総亀山駅を思い出さないわけにはいかない。旧国名を冠するところまで共通だ。こちらは春の改正でさらに減便され廃止街道一直線だが、せっかく西に仲間ができるのだし、なんとか持ちこたえてもらいたいと願わずにはいられない。(つづく・イノテツ)
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| 鉄ヲタとアウトドア | 01:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

真珠湾での演説で、安倍さんはしきりに寛容という言葉を使っていましたが、残念ながら世の中は寛容とは逆の方向に流れていってしまっているように思われます。
考え方にしても、宗教や民族や肌の色にしても、互いに互いの違いを認め合い、尊重し合うというのは、仏教の教えがまさにそうだと思うのですが、なかなかそうはなりませんね。
金子みすずの歌ではありませんが、「みんな違ってみんないい」と私も思います。

一度廃止された路線が復活するということもあるんですね。そうなると横軽も、と考えてしまいますが、あそこは復活しそうもないですね。
「カンカンいうとる」というのは、いかにも広島の子どもらしい言葉づかいでいいですね。
「河戸帆待川」という駅名、帆を待つというその字面に、また「風待ろまん」を思い出してしまいました。

| タラ坊 | 2017/01/04 10:58 | URL |

タラ坊さん

本年もよろしくお願いします。

真珠湾での安倍首相の演説、キーワードはまさに「寛容と和解」でしたね。首相の狙いは一次政権で言っていた「戦後レジームからの脱却」にあったと思います。それは同時に、中国・朝鮮のいわゆる特定アジア諸国に対しての「お前らいい加減にしとけよ」という強烈なメッセージでもあり、案の定、特アは過剰反応をしてきました。他者を叩き、自分が得をするためには平気で嘘をつくような特アのやり方は誰も幸せにしません。もういい加減、人間らしい考え方を持ってもらいたいものです。

鉄道の最大の短所は、一度廃止したものを復活させるのが難しいことです。線路というインフラを剥がすわけですから、そこまでした判断が間違いだったことを認めるだけで大きな勇気が必要だからです。そんな中で今回の可部線の復活は特殊な例で、もともと存続説があったのが、巻き添えを食ったという経緯がありました。
一方、横軽も常に復活説がありますよね。とはいえ横軽は、可部線と違ってJR線としては採算が取れません。ですので、可部線のようにJRが運営することは有り得ないですね。今は一部を鉄道文化むらが遊戯施設として運行していますが、鉄道として復活させるには、通年運行しなくてよく高い運賃をぼったくれる特定目的鉄道として「横軽観光鉄道」みたいな三セクを立ち上げることでしょう。すでに平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線が特定目的鉄道として成功しているのを見てきました。横軽復活も、是非実現してほしいですね。

| イノテツ | 2017/01/05 01:01 | URL |















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