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きまぐれ 鉄道日和

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さよなら三江線〜乗って歩く或る一日(2)

浅間山⑦

昨年に続き、三月上旬の軽井沢に一泊し、周辺の山に登ってきました。鬱になって以来、単独登山ができなくなっている私にとって、こうして外に引きずり出してくれる仕事関係の登山グループに入れていただけたのはありがたいことだったりします。まあ、鬱がバレると仕事に差し障るのでメンバーには言えませんがね(-_-)
雪山をやる人は限られてしまうので、今回は元重役と現重役と一業者という3人編成。なんかすごく気を遣いそうなラインナップですが二人とも大変気さくな方だし、私も元々目上の人に気を遣わない典型的一人っ子タイプなので、意外となんとかなってしまうのでした。この写真は(いつの間にか)撮っていただいたもの。写真を趣味にされているだけあって、本当にうまいよね。許可を得ずここに載っけてますが、「年賀状に使え」とのことなので、ブログに使っても問題ないよね |∀・) ワカンを背負った私が見ているのは浅間山。なんか、山頂を目指しそうに見える絵でしょ? ここは小浅間山の山頂。でも浅間山そのものは登山禁止なので、当然この後はさっくり下山しました。

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【前回のあらすじ】
昨年末、三次駅から三江線の424D列車に乗り、石見川本駅に着いた。

424Dを降りると、石見川本の駅前は賑わっていた。地元の人が地元商店街に人を引き込もうと躍起だった。確かに、この場所にこれほど外の人が集まる機会はもう二度とないだろうな。私はしばらく滞在すると駅を後にし、下り方面へ線路沿いを歩き始めた。

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鉄道が廃止される沿線とはどういうものなのか、自分の足で歩いて見てみたかったのだ。山間をゆったり流れる江の川の景色は美しかったが、なるほど田舎だ。三江線に並行する地元のバス停が見えたが平日のみ1往復半のみという絶望的なダイヤ。三江線廃止後は、このバス路線を拡充するのだろうか。

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自分が乗ってきた424Dが化けた426Dを沿線で撮りたかったが見事に失敗。本番に弱いのは変わらんな('A`)
やがて因原駅に歩き着いた。渋い駅舎が残っているが、実質駅舎としては機能しておらず、地元運送会社の事務所になっていた。まあなんでもいいから、残っていてほしい佇まいだった。
で、この写真だ。因原駅の副本線はすでに剥がされており、冬だというのに路盤は草ぼうぼう。地方鉄道の衰えを見せつけてくれる絵だ。その一方、画像の左上に真新しい屋根が見えるだろうか。

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道の駅インフォメーションセンターかわもとである。そう、時代はやっぱり車だよね('A`) 一応「駅」を名乗っているから、こうして鉄道を引き継ぐかのようなD型硬券が販売されている。これを収集してる人も多いようだ。蒐集鉄の私だが、でもなんだかこういうのは複雑な気分だ。鉄道の敗北を認めるようなもんだからね。でもここでお茶っぱとか酒とかを買った。これで一応、川本町に金を落としたことになるのかな。

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さらに次の鹿賀駅まで歩いてしばらく佇み、やってきた429Dに乗って乙原駅まで戻った。行きの列車で初めて見て魅力的な駅だったからだ。山間の日没は早く、下車して間もなく山の向こうに陽が落ちていった。孤独癖な上に鬱の私にとって、廃止を直前に控えながら他に誰もいないこの駅は快適だった。

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小さな待合室には駅ノートがしつらえてあり、私もこう書き込んだ。
>H29.12.30
>いつか来たいと思っていた三江線
>結局こんな時期になってしまいました。
>乙原駅には気まぐれに下りてみました。
>山間の素晴らしい景色。まさに夕日が落ちていきます。
>静か、本当に静かです。 イノテツ

駅ノートっていうのは、ここに来た人たちが、自分が来たということを顕示するために用意されている。昨今は手の込んだイラストを遺していく人も多い。かつては漫画家を目指した私だが、描けば描くほど自分の下手くそっぷりを思い知り、こうしたところに絵を遺すことはなくなった。年をとるということは自分の才能の限界を知ることでもある(;´Д⊂)

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やってきた430Dに乗り、江津に着いた。出雲市方面の山陰本線普通列車にはまだ時間があるので、駅に近いラーメン屋を検索し、ここ、喜楽で夕食をとることにした。店頭に鎮座するプロパンガスボンベが哀愁を誘う店構えながら、味は確かだった。チャーシュー麺大盛り(950円)。これはまた来て食ってみたい逸品だった。でもまあゆかりのない者にとって島根は遠いわな。



で、実はこの動画がメインで、今回の記事は補完するような内容になっているので、合わせてご覧いただけると幸いです。
三江線はいよいよ明日が最終日となる。線形が悪く、需要に応えられなかったために、開業以来一度も黒字を得られなかったローカル線の中のローカル線だが、100kmを超える長大路線の一括廃止は地方公共交通機関の衰退を象徴していることに間違いない。
地方の衰退は文化の多様性の衰退であり、活性化への施策は待った無しだ…と、都区内から書いても説得力はないだろうけど。(イノテツ)
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| ローカル線紀行 | 09:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今回は写真全部見られました。
1枚目の雪の浅間山が圧倒的ですね。まさに、これから、その山頂に向かって歩いて行くというふうに見えます。
2枚目のトンネルもいい雰囲気です。
動画に出てきた因原駅もいいですね。
夕闇の風景にも惹かれるものがありました。

道の駅は、旅先で食事したりすのに私もよく利用します。と言うより、周辺で食事できるようなところはそこしかないということが多いので。

鉄道もそうですが、今まであるのが当たり前だったものがなくなるというのは寂しいですね。
3月に船橋西武と松戸伊勢丹が相次いで閉店して、これも時代の流れで致し方ないのかもしれませんが、一抹の寂しさを感じました。

| タラ坊 | 2018/03/30 18:04 | URL |

タラ坊さん

この小浅間山での写真は私にとっても貴重なものでして、自分で撮った写真はホワイトバランスの設定をしくじり、もれなく青かぶりしてしまったからです('A`) 今後はこの構図の取り方から真似っこしてみようかと思っています。

最近は道の駅が増え、土地の特産を安く購入できたりしますね。ただその陰で、民営のドライブインが減りました。高校時代、授業をふけて近くの薄暗いドライブインで遊んだりしましたが、やはり今はもうありません。
栄枯盛衰は必定で、新しくできるものの陰で失われるものがあるのは寂しいことです。しかも、ローカル線にしろドライブインにしろ、寂れゆくものにはなんともいえない魅力があるので余計ですね。

| イノテツ | 2018/03/30 19:15 | URL |















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