夜行フェリー(1.ジャンボフェリー・三ノ宮~高松)
さて、どうやって四国に渡ろうかで悩むのだった。ムーンライト松山がなくなり、阿賀からのフェリーもなくなった。道路優先の国策である。許し難い。ぶっちゃけ飛行機でひとっ飛びなのだが、あっけなすぎて好かん。祖父の葬式の時以外で乗ったことはない。
そんなことで今回選んだのが、神戸港から出るジャンボフェリーだった。米原まで新幹線で行き、ここで青春18きっぷを発動。これで辛うじて18きっぷの元が取れるのだった |∀・) 三ノ宮の駅からまっすぐ20分ほど歩くと港に着いた。

図のように明石海峡を抜け、播磨灘を横断し小豆島の南をかすめて高松に至る航路だ。
定期5往復中1往復が休航に追い込まれており厳しい状況のようだが、待合室は大変賑わっていた。なにせこの4時間の乗船の運賃が1800円とやけに安い。激しい競争に晒された結果だ。

で、フェリーといえばこの桟敷である。夜行の旅で横になれるのは実にありがたい。繰り返すが、これで1800円である。乗客にも旅慣れた人が多いようで、寝袋持参でさっさと寝ている。ちなみに、手前の黒いのが私の寝袋だw

このように、甲板もコンテナや自家用車で一杯だ。夜行便は特に人気があるのだという。この日は定時の0時55分を過ぎても積み込みが終わらず、出港が35分遅れた。まあその分、船内でゆっくりできるからいいやとか、乗客もいたって寛容なのだった。

国鉄の連絡船で讃岐うどんを食ったという話をよく聞く。この船も高松行きだからきっとあるだろうと思っていたら案の定だった。頼むと少し時間がかかる。冷凍麺を使っているからだ。だが、それだけあって腰のあるうどんを楽しむことができる。やはり、うどんは四国、四国はうどん。今回の旅では何杯うどんを食ったことか。

結局、遅れそのままに高松東港に着いた。高松駅からは離れているため、無料送迎バスに乗り換える。無料だから文句は言えないが、異常に混んでいた。「ぎゅうぎゅう詰めのバスの中~♪」のフレーズが浮かんだが、歌うのはやめた。

高松駅に着いたのはちょうど6時頃。日が短くまったく夜のままで、微妙に夜行の旅の風情ではなかったが、ここから四国をまわる行程が始まるのだった。(イノテツ)
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フェリーというのはいいですね。
横になれる分、夜行バスより楽かもしれません。
私も新潟~佐渡間と別府~神戸間でフェリーに乗ったことがありますが、
北海道へ行く時は是非フェリーに乗りたいと思っています。
さぬきうどん、美味しそうです。四国はやはりうどんですね。
ところで、「ぎゅうぎゅう詰めのバスの中~♪」というのは何の歌でしたっけ?
| タラ坊 | 2011/01/14 14:57 | URL |