きまぐれ 鉄道日和

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森田童子と青海川駅

以前、アホキ氏のブログ記事のコメントで森田童子のことについて少し触れた。そのコメントにも書いた「ぼくたちの失敗」をはじめ、「たとえばぼくが死んだら」や、「みんな夢でありました」などの曲を改めて聴いて、へぇー、結構いいなと、その魅力を再発見し、いまさらながらはまってしまった次第である。
それぞれ、その曲が発表された当時聴いているはずなのだが、それほど印象に残っていない。それは、吉田拓郎の「今日まで、そして明日から」にしても、中島みゆきの「狼になりたい」にしても同様だ。
それが今になって「沁みる」ようになったのは、今の私の気分に合っているからなのだろう。
相田みつをもそうだ。「つまづいたり ころんだり するほうが 自然なんだな にんげんだもの」などの彼の詩に対して、若い頃は、それこそ「フン」という感じで歯牙にもかけなかったものだが、年とともに沁みてくるようになった。
話を森田童子に戻そう。
カーリーヘアにサングラスという出で立ちで、かすれた声でささやくように歌う森田童子は、70年代に突然表われて、TVドラマ「高校教師」の主題歌に「ぼくたちの失敗」が使われたことでにわかに注目を集めるようになったものの、80年代に入ると、これもまた、突然姿を消してしまったそうである。
厭世観あふれるその歌詞や曲の雰囲気は、もしかしたら中島みゆきや山崎ハコより暗いかもしれない。でも、部屋のなかから雨を眺めている時のような、そんな妙に落ち着いた精神状態に、人をさせてくれる。

 ♪あの時代は何だったのですか 
   あのときめきは何だったのですか 
         みんな夢でありました♪

という歌詞ではじまる「みんな夢でありました」の動画には、「中核」の旗が下がった東大安田講堂や、ジグザグデモなどの映像が使われている。確かに、あの時代は「夢」であったのかもしれない。今、記憶として残っているのは、催涙ガスの匂いや地面から巻き上がった埃の匂いだけだ。
「高校教師」の最終回で、真田広之と桜井幸子が荒れ狂う冬の日本海に接した青海川駅で列車を待つ場面が出てきて、この後2人は列車のなかで、お互いに赤い糸を指にからませて死んでいくのだが、真冬に撮影された青海川駅が関連動画のなかにあった。聞こえてくるのは、ただ、風の音と波の音だけである。

冬の海

はからずも森田童子の動画を観たことで、青海川駅を知ることになった。ここはいい。ぜひ、次の冬に訪ねてみたいと思う(タラ坊)。

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| 未分類 | 14:27 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

高校教師は好きでしたが、ひねくれ者の私としては
あの時代の、妙にみんな明るく振る舞っていて
なにか明るくないと非国民みたいな風潮を
蹴っ飛ばしてくれた所もあった気がしてます。

地震の後改修されてすこし風情が失われましたが、青梅川駅は
いいところです。是非訪れてみてください。

| アホキ | 2011/03/10 17:18 | URL |

アホキ様

ああ、そう言えば、ネアカとかネクラとか、やたらと分類したがる時代がありましたね。
そして、ネクラの烙印をおされると、全人格を否定されてしまうようなところがありました。
そんな時代に、ちょうど、第二次世界大戦中に、密かにジャズとか聴いていた人がいたように(多分、いただろうと思う)、中島みゆきとか森田児童子とかが密かに聴かれていて、つげさんの漫画が密かに読まれていたのだろうなと思います。
青海川駅にはぜひ行ってきたいと思います。それも、冬。

| タラ坊 | 2011/03/10 23:17 | URL |

だいたい、明るいことの何がよくて、暗いことの何がいかんというのでしょうね。
自称「明るい」なんて言う人にも、きっとどこかに闇の部分があって、「明るいキャラ」を維持するために無理が蓄積していると思うのです。闇の部分を晒すことはありませんが、認識はしておかないと、ある日、突然破綻が生じることにもなりかねません。
自分の個性に対して寛容になり、また大事にすることが、世の中を面白くすると思います。まあそれをやると流行が作りにくく、大儲けしにくくなるという、商売側の都合があるのでしょう。ここに思い至ると合点がいくし、またやり切れなくもなるのですが('A`)
森田童子もおそらく、そういうことを考えていた人でしょうね。

| イノテツ | 2011/03/11 00:46 | URL |

イノテツ様

太宰治も「心に苦悩があるゆえに、オモテには快楽を装う」というような意味のことを書いていました。
そして、「人も家も暗いうちはまだ滅びはせぬ」というようなことも書いていました。
誰にも、明るい部分もあれば暗い部分もあるのが普通で、ただ明るいだけというのも、なんだかなぁと思ってしまいます。

| タラ坊 | 2011/03/12 16:26 | URL |















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