きまぐれ 鉄道日和

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追憶・7500形(1.蒼い夕暮れ)

今回の震災では、人的・経済的に、また文化的にも甚大な被害があった。こんなことは起きてほしくないに決まっている。ところがその一方で、助け合いの精神とか、人同士の絆の深まりとか、見逃せない収穫もあった。私は今の部屋に越してきて2年半にして、初めて大家さんの笑顔を見たw 我々は、共通の災難に遭遇したことで、そうしたかけがえのないものを得られたのだ。
他方では、被災地の悲惨な状況を尻目に、買い占めや便乗値上げに走る人もいる。この期に及んで我欲が優先するのは残念なことだ。買い占めたそれを、被災地へ送ることはできないだろうか。被災者がどんなに喜ぶことか。
…石原知事の、いわゆる「天罰発言」の意味するところは、こういうことだと思う。内容そのものには極めて共感できる。ところが、言葉遣いが傲慢だったために真意が伝わらず、多くの反発を呼んでしまった。人の上に立つ者は、言葉を律しなければならない。いくら想いが崇高だろうと、言葉遣いが不適切では人はついてこない。
知事の言葉足らずに補足をすれば、日本全体が「天罰」を受けたのだ。被災者は、我々の身代わりとなって、ひときわ過酷な運命を背負っている。そのことを決して忘れてはならない。
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さて、復旧や復興とは、日常を取り戻すための努力である。まずはかりそめの日常であっても、演じてでも取り戻していきたいものだ。
地震発生から1週間、私もここらで通常のことを書いてみようと思う。まああれだ。私の言う「通常」とは、すなわち都電ネタに戻ることを意味するわけだが |∀・)
真面目な話、計画停電と列車減便の折、不要不急の鉄道利用は控えた方がいいだろうし、趣味での遠征はしばらくお預けかなと思ったりしている。

DSC_9272.jpg

これから数回に渡って(中断するかもしれないが)、13日に引退した7500形を追憶していきたいと思う。もっともここにも、震災が深く関わる結果となった。
今日の写真は震災前のもの。よく見ると、少なくとも3人の撮り鉄が写り込んでいる。とくに「さようなら」ヘッドマークが付いてからは注目度が上がり、沿線でカメラを構える人が俄然増えた。

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7500形の後継である8800形

7500形について、簡単におさらいしておきたい。
この車両は、昭和37(1962)年、「最後の新車」として20両製造された。東京オリンピックを控え、新幹線や東京タワーが建設されていた時代。都電は全線廃止の方針が決まっていた。やがて、実際に廃止が進んでいく過程で荒川車庫に集結、都電は荒川線のみが存続することになったが、昭和52(1977)年のワンマン化や昭和58(1984)年の車体更新といった機会に漸減していき、近年は14両ほどが荒川線の主力として活躍してきた。
しかし、秀逸なデザインの車体に更新され、ローレル賞を受賞した7000形の影に隠れる存在で、派手な人気はなかった。どこか懐かしい雰囲気を保った更新7500形は、都電を愛する人たちから、静かな支持を集めてきたのだった。

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9000形(右)と8800形がすれ違う

更新車体にも老朽化が見える中、7000形には再更新が施された一方で、7500形は車両置き換えの方針となった。まず、イベント車両を兼ねたレトロ調の9000形2両、さらに一般型でカラフルな8800形が10両順次投入された。

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そのペースが比較的早かったため、7500形と共存した期間は数年にとどまった。並んだり、すれ違ったりする写真や動画は懐かしく、貴重なものとなるだろう。

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7000形と7500形のみで、塗装も統一されていた時期が長かったことを思えば、たとえ7500形がなくなっても、車両のバラエティは豊富だと言える。だがやはり、何やらぽっかりと大きな穴が空いてしまったような、そんな気分にさせられる。7500形とはそういう存在なのだ。(イノテツ)
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| 都電・路面電車 | 12:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

パンは、プレゼントで当たったものがありますので、しばらくは探し回らなくても大丈夫ですが、以前、食パンが全然手に入らなかった時にパン屋さんで聞いたところ、開店と同時になくなってしまうということでした。
昨日たまたま入ったベーカリーカフェで、食パンを3個(それが店にあった全部)も抱えていたおばさんに店の人が「おそれいりますが、おひとりさま1個に限らせていただいています」と言っていました。
大家族で、それだけ必要なのかもしれませんが、そうであったとしても、1人でも多くの人に行き渡るようにという心遣いがあってもいいのになと思いました。
石原さんのいう「天罰」というのがそういう意味であるなら、私も確かにそうだと思いますし、スーパーへ行くと、日本人はいつからこんなさもしい国民になってしまったんだろうというような光景を目にすることがこのところしばしばあります。
発言自体は宮城県知事の不快感表明を受けて撤回しましたが、とかくあの傲岸不遜な口ぶりで、誤解を受けやすい人だなと思います。
ところで、牛乳が相変わらず手に入りません。

| タラ坊 | 2011/03/18 15:11 | URL |

タラ坊さん

正直、ここまで斟酌してくれる親切な都民は少ないと思われます。そもそもあの発言は、批判から入っていました。あれがいけません。本来が作家なので、多少不遜でも、言ってることが分かりにくくても許されて、「分からん方が悪い」で済ましてきたのでしょう。政治家としては、非常に損だと思います。
私の場合、主食はほとんど麺類なので、乾麺や冷凍物が備蓄してあるし、いくら店の棚が空でも生鮮野菜はきちんと並んでおり、それほど困っていません(それ以前に金に困っていますが)。牛乳は、きっと輸送ルートが断たれていて、本当にないのでしょう。この季節はあまり買わないので気付きませんでした。
…結局、鉄道の話から離れてしまいましたが、徐々に戻していきましょう。現実には、まだまだ難しいかもしれませんが…。

| イノテツ | 2011/03/18 16:33 | URL |

石原さんについては好き嫌いはあると思いますが
私は歯に衣着せぬところは結構好きだったりします。
まあ、好みなんで嫌いな人はどんなに言葉を変えても
嫌いだと思います。
そういう意味じゃたしかに天罰ですね。
天罰がここで終わってくれればいいのですが

| アホキ | 2011/03/19 04:10 | URL |

アホキさん

ぶっちゃけますと、私は石原さんを支持しております。ゆえにこんな擁護記事なんか書いちゃってるわけです。某巨大掲示板でも「よく読め、よく聞け、おかしなことは言ってない」という意見が多いですが、でも損なんですよね、あの口調が。勿体ないと感じています。
「天罰」の到来は、この一年ほど、濃厚に予感していました。霧島山が噴火し、これのことかと思っていましたが、まだ認識が甘かったわけです。我々の今後の行動が試されていると思います。天罰がこれで終わるかどうかは、きっとそれにかかっています。

| イノテツ | 2011/03/19 14:34 | URL |















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