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きまぐれ 鉄道日和

お越しいただきありがとうございます。ゆるい鉄道ファン,チョイ鉄向けブログです。ゆるさを追求しておりますwまったりとお楽しみください

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銭湯ランナー復帰のつもりが、結局鉄ヲタへ回帰した夜(1)

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白えびは富山湾の名産で、以前、雑誌の仕事をしていた頃に記事を通して存在を知った。希少な食材なので刺身は食ったことがなかったが、近所のスーパーで意外と安かったので、おっ、と思って買ってきたもの(左)を、刺身に仕上げたのが右の写真というわけである。
スケール感が謎かもしれないが、白えびの体長は5cm程度で桜えびよりは少し大きいくらい。ここで使ってる器が醤油皿だと言えばもっと分かりやすいだろうか。そう、すごくちっこいのである。
こいつの殻をしこしこ剥いていく。調べると殻の栄養価は侮れないものだしそれほど固くもないので、めんどくさければ塩を振ってバリバリ食っちゃってもそれなりに美味らしい。だが、なかなかない機会でもあるので、頑張って剥くコースを選択。醤油皿にちょこんと一盛りの刺身ができた時にはちょっとした達成感があった。殻を剥く機械というのもあるらしいのだが、やっぱり手で剥いた方がうまいんだそうで、白えびの刺身が高いのは、相当な手間がかかっているからなんだと納得した。
味はね、もちろんまずいわけがなくて、ねっとり甘くて、そうだな、甘エビを濃厚にした感じかな。なので、一口はちょっとずつでも十分口の中に味と香りが広がる。なんだこの酒のつまみにピッタリな感じはw しばし、至福の時を味わった。

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数年前まではタラ坊さんと一緒に週に一度の皇居周回銭湯ランニングを欠かさなかった私だが、心身を病んだ上、左足親指の爪を剥がして本当に走れなくなった。爪を剥がすと全治一年だね。ここにきてようやく完治に近づいてきたので、ぼちぼち復帰をと検討していたのである。
皇居周回コースにはある不満があった。鉄分がないことである |∀・) あと、銭湯ランニングは荷物を近隣の銭湯に預けて空身で走るのが基本なので、必ずその銭湯に戻らなければならない。
ああ、もっと自由が欲しい。そんな向きは荷物を背負って走るしかないわけだが、ランニングに特化したザックは結構高く、なかなか手を出せずにいた。しかも、いかにもアウトドアですみたいなデザインは街中を走ってて恥ずいしな…。そんな私の希望を叶えるものにやっと出会えた。
ディプシーパック/Mountain Hardwear
これなら普段使いできるし、登山のときにはサブザックにも使える。9900円(税別)は現在の経済状況からして苦しいが、このカテゴリの中では相当こなれた値段だった。

というわけでこれに着替えと風呂道具、さらにカメラを詰めて出発。当初の計画は巣鴨の自宅から明治通りに出て、ひたすら明治通りを三河島まで走るというもの。三河島で風呂に入り、電車で帰ろうというわけである。
だが、復帰戦にしては計画が遠大すぎた。明治通りに出る以前にもう息が上がってきた。荷物の重さは大したことないはずだ。そう、体そのものが重くなっていたのである_ノ乙(、ン、)_ ああやべえ、三河島なんて無理だ、王子でヘタレようか…。そう、荷物を背負っていれば、いつでもヘタれることができるのだ。だが、さすがに王子は情けないからもう少し頑張ろうと明治通りを進んだ。
「あっ、電車だ♪」

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そう、梶原である。出版不況にもめげず、梶原書店は頑張ってくれてるなあ。都電のホームがかさ上げされる前はもっといい絵だったんだが、まあ時代の流れなので仕方あるまい。
この時点で明治通りを進むって話はすっかりなかったことになり、次は荒川車庫へ向けて走った。気分で経路を変えられるのもこの走り方の魅力だし、見た目がランナーなので大汗かいて走っていても不審がられることもなく、移動時間が省けるのもいいなと感じた。

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荒川車庫の留置線には、昨年引退した7000形の3両のほか、花電車の花100形、保存車の6086号車などが置かれている。前日、某巨大掲示板において「7022号車(中央のオレンジの電車)が留置線から消えた」という書き込みがあったので何か動きがあったのかと見に来たわけだが、普通に戻ってきていた。なお、7001ともども「休止中」の掲示が確認できる。引退したとはいえ車籍は残っているわけだ。

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正面にまわると、えらくイカした車が止まっていた。ここでは以前から、珍しい車を目にすることが多い。関係者の中に好きな人がいるのかもしれない。

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さらに荒川遊園地前電停まで走った。そうだ、あらかわ遊園の6152号車を見に行くかと脇道に入ると、なぜか露店の列。

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6000形は都電全盛時代を代表する形式である。6152号車は現役で残った最後の車両で、私も何度か乗る機会があったし、下手くそながら撮影もした。それが現在はこうして展示されているわけだが、だいぶ痛んできてるなあという印象で寂しさを覚えた。
ああ柵が邪魔でうまく撮れねえなあという場合には素直に入園すればよかろう(200円)。そしてこれは私も知らなかったのだが、都電の一日乗車券(400円)を買うと、特典として入園が無料になる(ICカードは不可)。リア充の巣窟である遊園地に非リア一人で入るのは勇気が要るところだが、私は右上に見える観覧車に乗ってみたいのである。きっと素晴らしき俯瞰写真が撮れるだろう。だが、これも知らなかったが閉園が17時と異様に早い。区営だから仕方ないのか。なるべく人目を避けたいので、行くなら平日の昼間といったところかな。

さらにこれも知らなかったが、遊園地の裏手に水上バスの乗り場があり、お台場方面へ行けるらしい。おお、どんなもんなんだろうと見に行くあたりで次回へ引き延ばすことにする |∀・) (イノテツ)

| 鉄ヲタとアウトドア | 10:11 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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台風、地震…相次ぐ災害と鉄道

関西を台風21号が襲ったのに続き、北海道胆振地方で大地震が発生した。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。

風に煽られたタンカーが関空へ渡る連絡橋に衝突し、道路橋だけでなく鉄道橋の方も破損した。橋桁そのものがずれているため、早期の再開は困難だろう。マスゴミ報道や絵面だけ見ると「ざけんな船」という印象を持つが、飛行機欠航が確実の中、台風接近ギリギリまでタンカーに給油を求め、避難を許さなかった関空の方に問題があるのではないかという説が出ている。真相究明を待ちたい。
(9/9追記)タンカーの荷揚げは前日に済んでおり、停泊位置も海保の推奨とは違う場所だったという説も出てきた。まあこれは日経や朝日がソースなので鵜呑みにするのは早計だ |∀・) 船が悪いということにすれば、全体として問題を小さくできるという大人の事情があるのかもしれないと、個人的には疑ってみようかな。

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この二つの災害は矢継ぎ早に日本を襲い、それぞれで200〜300万戸レベルの大停電を引き起こした。これは当然鉄道にも深刻な影響を及ぼしている。上の画像はJR北海道のホームページからの引用だが、このように7日まで麻痺状態が続いた。
特に北海道地震の場合、前代未聞の全道停電の事態に陥り、JR北海道をはじめ、道内の鉄道・軌道線が全線にわたって運休した。9月6日は、北海道において1本の列車も運転されなかったことになる。北海道の路線は多くが非電化だが、とはいえ信号や通信に電気を使っており、停電すれば動けなくなることに変わりはない。
「地方単位で列車が全く止まった1日」。年中無休が身上の鉄道において、こんな事態は先の大戦のときですらなかった。

被爆した広島と長崎では、当日も山陽本線、長崎本線がそれぞれ可能な区間運行を続けていた。当時は非電化かつシステムがアナログだったのも「強さ」の理由だろう。また広電が被爆3日で運行再開した話は有名だが、実は宮島線は被爆当日も動き続けていた。あの状態でも電気が通っていたということである。

それに比べて今回の北海道の脆弱っぷりはなんだろうか。低コストで便利なデジタルに頼りすぎて、動かせるものも動かせなくなっているのもある。だが今回、最もまずかったのは、震源地近くの苫東厚真火力発電所に道内の電力の半分を依存しており、かつそれがダウンしてしまったことだ。どうしてこんなアンバランスなことになっていたのか。いうまでもなく泊原発が動かせないからである。
今回も泊原発に関してマスゴミは「外部電源喪失」と、福島第一原発の事故を想起させるおどろおどろしい言葉を弄してミスリードを図った。全道停電なのだからそんなもん当たり前ではないか。JRも病院も、魚屋も田中さんちも外部電源喪失である。もちろん原発には内部電源がある。泊原発もそれを用いて正常に維持された。福島の場合、この内部電源が津波で水没したために制御不能に陥ったのだ。災害時、いたずらに恐怖を煽るような報道は厳に慎まれるべきだ。

これは当時の民主党政権・菅内閣の悪しき置き土産である。その歪みを正すことができないまま、こういう形で露呈してしまったのだ。私も長期的には原発は減らしたほうがいいと思う。だが、安全に使えるものまでイデオロギーの圧力で止め続け、大混乱を招くのだとしたらおかしな話だ。この二つの災害には人災も含まれており、今後に大きな論点を提示したといえるだろう。

今回、震度7を記録した厚真町。鉄ヲタならすぐ思い浮かぶだろう、「あっ浜厚真駅!」。日高本線は苫小牧〜鵡川間30kmほどを残して廃止されることが確定的だが、浜厚真駅のある厚真町の区間は存続することになっている。だが、これだけの揺れがあって無事だったとは思えない。その他、室蘭本線のローカル区間や石勝線夕張支線など、あるいはこれでとどめを刺されたかと心配な路線の状況も伝わってこない。被害が軽微であってほしいと願うばかりだ。



で、この動画は東日本大震災で都電7500形が揺れる例の動画を、当時オクラにした素材も盛り込んで編集し直した拡大版である。虫の知らせなのか、北海道地震が起きる直前、急に思い立って編集し始めていた。日本に住む限り、誰の隣にも災害はある。そういう認識を改めて持たないといけない。(イノテツ)

| 東日本大震災関連 | 17:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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さらに変わっていく大塚駅北口

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マクワウリである。おいてめー、ようやく更新したらまたこのネタか、しかも同じ写真ぢゃねーかよ! と思われがちなのだが、よく見ると切り方が違う |∀・)
そしてもっと違うのは、前回は直売所で買ったものだったが、今回のは自家製だ。今年、実家の小さな畑でやったのはナスとインゲンおよびジャガイモ、あとは多年草であるニラと、ほっといても勝手に生えてくるシソ、ミョウガ、フキ、ノビル程度だったのだが、たまに母が畑に埋めた生ゴミから芽を出して予期せず育ってくるものがある。今回も野良仕事をしていたところウリ科の何かが育っているのを発見、「多分カボチャだと思うから見とき」と言い残して東京に戻ってきたのだが、翌月実家に帰ってみるとそれはマクワウリだったのだ。あるいは、先日直売所で買ったマクワウリの種から育ったものなのかもしれない。母は体が弱いので畑はほぼ放置で、月に一度私が少々いじるだけなのだが、そんなんでもここまで立派に育つんだなと驚いた。見た目だけでなく、食ったらきちんとサクサクしたメロン味だった。大したもんである。
今年は猛暑だったものの放置農法は意外と豊作で、春、3株100円で買ったナスの苗は大いに育ち、母一人では食い切れないほどだそうだ。夏の収穫がひと段落すると秋茄子となり、長く収穫が楽しめるのもナスの嬉しいところである。

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いやはやすまんことです。今夏の猛暑は生来の虚弱体質にたいそうこたえ、8月いっぱい、鉄分のある撮影をほとんどしませんでした_ノ乙(、ン、)_ 9月になって、少しは涼しくなってきたのが救いですね。この間撮っていた薄いネタを、数回に分けてうpしていきますね。

JR大塚駅南口に広場ができ、駅ビルとともに様変わりしたのは去年のことだった。それに比べて北口の整備が後回し気味なのは、やっぱり表口が南で、北は裏口扱いだからだろう('A`)
それでも、先日紹介したこの動画のように、北口も変化を見せている。



この動画の0:20あたり、大塚駅のホームから見る北口の様子を踏まえて、次の画像をご覧いただきたい。

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「自由民主党豊島区議団ニュース」から引用

平成32(新元号2/西暦2020)年頃、こうなる予定だという。うわ、これはえらく未来的。記事によると、大塚の頭文字にちなんで、「◯」を随所に配置したデザインだそうだ。かっこいいのは確かだが、現在、北口のランドマークにもなっている大木群が伐採されるのは寂しい。ていうか、こんな大きなタクシープール要るかなあ、南口にも立派なのがあるじゃん…とか地元民ゆえの細かい感想はあるんだが、まあまだイメージ図なので、今後変わっていくだろう。

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北口を出てすぐ左側のいかにも昭和な雰囲気を醸していたビルは解体工事が始まっており、綺麗なものに建て替わるだろう。
だが一方、雑多な要素が排除されるわけではなく、雑多の権化、ドン・キホーテの小規模業態であるピカソが北口に出店してきた。山手線の駅前にしてはどこか閑散としていた大塚駅北口が、前出の飲み屋街と相まって楽しいものになってきた。
さて、この画像、よく見ると電車の絵が描かれていることに気づくだろう。これはもしかして都電9001号車? でも何両も繋いでるから違うのか。店内にも電車のイラストがあり、一見都電ぽいのだがなんか違う。大人の事情とかがあって、わざと違えてるのかな。そんな中、

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これは…

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概ねこれっぽいw 引退した車種ならオッケーってことだろうか。7000形が引退したのは去年のことなので、今夏出店してきたこの店でかの名車を偲ぶのはちょっと不思議な感じだが、大塚らしさが出ていていいよね。
いつまでここに住んでいられるか分からないけれど、今後控えている変化を、地元民として見届けたいなあと思ったりしている。(イノテツ)

| 都会の鉄道 | 00:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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遠くの田舎より近くの田舎

先般のブログで、通勤に新京成、武蔵野線、総武線の3つの路線を使っていると書いたが、その内の、武蔵野線の乗車区間である新八柱駅~西船橋駅間の車窓からは、八柱霊園(?多分)の墓地群が眺められたり、畑があったり、森があったりと、川がないのが唯一不満なのだが、結構な田舎風景が楽しめ、こんなふうに林間を走り抜けるところもある。

武蔵野線1

線路際ではこんな風景もひろがっている。手前はネギ畑だ。

武蔵野線3

けれど、こういった田舎風景とからめて列車を撮ろうと思うと難しく、こんなふうになってしまう。

武蔵野線2

写真はいずれも、武蔵野線の東松戸駅~市川大野駅間で撮ったものだ。
遠くの田舎より近くの田舎という感じだが、難点は、近くの田舎は暑くてかなわないということだ。それに、やはり、夏のお出掛けは遠くの田舎のほうがいいなぁと思う。けれど、今年は引越しでたくさんお金をつかってしまったので(引越し本体よりもそれに付随するもので湯水のごとくお金が出ていった)、遠出は諦めざるを得ない(タラ坊)。

| 未分類 | 09:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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オーレン小屋から天狗岳〜猛暑を逃れて雲上の山歩き

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マクワウリである。多分、私の親の世代(団塊)以上の人にとっては懐かしいものだと思うが、現在の日本では大衆向けメロンに取って代わられ、あんまり栽培されていない。実際、スーパーでもまず見ないよね。これは茨城県某所の直売所で買ったものだが2個100円だった。明らかに商売になってねえだろそれ('A`) まあそこは花屋が本業であり、サービスの意味合いで分けてくれてるんだろう。そんな存在のマクワウリだが、私はこれが好きなのだ。メロンの味がしながらさっぱりしているのがいい。あくまでカテゴリは野菜であり、シャキシャキした歯ざわりが爽快だ。母はスイカの方が好きだと言う。多分、マクワウリに対して「メロンの代用品」という幼少時の記憶が残っているのだろう。そういう偏見がない私などはむしろこっちの方が好きかもしれない。
なお、韓国から「チャメ」というのが輸入され、立派な値段で売られたりしているが、これも要はマクワウリである。

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※今回は山行記につき、鉄分は皆無ですm(_ _)m


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朝一番、池袋始発の山手線に乗り込み、無事八王子駅まで着いた私だったが折悪く腹を壊し、集合場所には約束の時刻丁度に着いた。体が弱いのに登山を、しかも人と一緒にするのはなかなか大変なことだったりする。
車に乗っけてもらい、高速道路から下道に降りると、登山口の桜平まではひどい悪路だった。とはいえ公共交通専門だと使えない登山口であり、私もここには初めて来ることができたのだ。
八ヶ岳連峰はその山容から南北に分けられており、その境は夏沢峠とされている。夏沢は沢の名前であり、オーレン小屋へはこの流れに沿った道を登っていく。苔と水の美しい山道なのだが、それまで下界で歴史的酷暑に見舞われていたわけであり、知らず識らずのうちに普段の生活で体力を奪われていたのだろう、なんつーこともない道でさっくりバテた_ノ乙(、ン、)_

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ひいひい言いながら標高差500mを登り切ってオーレン小屋に着くと、硫黄岳に登る予定は当然のようにキャンセル。各自テントを設営すると午前中からの酒盛りとなった。事前のメールのやり取りでは荷物の軽量化とかなんとか言っていたはずなのにメンバーのザックからは酒やつまみが次々と出てくるのだった。私ももらいもののプレモル詰め合わせを大量の保冷剤とともに持ち込んでおり、これだけで荷物を3kgくらい重くしていた。明らかにここまでのコースをなめていた |∀・)

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この山小屋は夏沢の源流に近く、その水の流れは清らかでかつ驚くほど冷たい。こうして飲み物を浸しておくとキーンと冷えて美味いのだった。まあ金さえあれば、こういうのに頼って酒を担ぐのをやめればよかったのだが…。
今回、我々がここを選んだっきっかけは、メンバーの友人がこの小屋で働いていることだった。夏の週末、八ヶ岳の山小屋は忙しい。その間を縫って本人が挨拶に来てくれた。なんでも旦那は北アの山小屋で働いているんだとか。一緒に暮らせるのはシーズオフの半年だけってことになるが、そんな夫婦の形もあるんだなあと憧れてしまった。
夜、テントから這い出すと見事な星空だった。都会の夜空には星が乏しいからしばらく眺め続けていた。これほどしっかり天の川を眺めたのはどれくらいぶりだったろうか。

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朝、テントはそのままに軽装で出発、天狗岳へ向かった。前日と打って変わって足取りは軽い。涼しい環境でゆっくり休んだこともあるだろう。途中の根石岳付近はコマクサの保護地となっており、ちょうど花期を迎えていた可憐な花が見られた。でもなんか、以前来た時より減っているような…。高山植物は環境の変化に敏感だ。実際、地球環境がいい方向に行っているとは到底思えないわけで、人類はこういうアラートをしっかり受け止めなければなるまい。

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いよいよ森林限界を超えてハイマツ帯に入ると、雄大な山岳風景が目に飛び込んできた。朝の光は斜めに入り、西天狗岳をより立体的に照らす。

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天候に恵まれたので遠くの展望も素晴らしかった。手前は霧ヶ峰(多分)、そして美ヶ原(おそらく)、さらに奥に連なる北アルプス。穂高と槍、その間に大きく落ち込む大キレットがくっきり見て取れる。ああ、再びあそこへ行ってみてえなあ…。
体が弱く、普段の生活でも動悸と息切れを繰り返す私だが、そんな体を引きずってでも、この景色を見るとひたすら感動し、来てよかった、また来たいと思う。そして、かろうじてここまで来る健康が維持されていることに深く感謝するのだった。



で、このまとめ動画は一見いつもの作風ながら、集団行動しながら撮っているのが違う点。硫黄岳に登るのをやめたために異様に時間に余裕ができ、半ば暇つぶしで撮り始めた動画だが、なにせ天候に恵まれたのでいい絵が撮れている。ただ、風切り音が残念だなあ。これを手軽に防ぐ方法はないものか。(イノテツ)

| 山行記 | 01:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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